ドイツ情報満載 - YOUNG GERMANY by ドイツ大使館

2014年05月

オトナ読者をも圧倒するドイツYA小説の真髄!!

2014.05.10オトナ読者をも圧倒するドイツYA小説の真髄!!

ヤングアダルト(YA)小説というジャンルがドイツでは隆盛しています。児童書から本格文学への橋渡しを行うための青少年向け小説というのが端的な定義です。 日本で同種の書物というと「ラノベ」という単語がつい…

二つで充分ですよ! でも仕掛けたのは一つだ!!

2014.05.10二つで充分ですよ! でも仕掛けたのは一つだ!!

敢えて遠慮のない表現をすれば、1944年7月20日のヒトラー暗殺未遂事件というのは、戦時下ドイツを舞台にした最大のサスペンス的瞬間のひとつと言えるのではないかと思います。 そして、この事件をテーマとし…

2014.05.10真に知性を触発するものとは何か??

ゲーテ・インスティトゥート東京にて行われた『ドイツエンターテインメントの夕べ フォルカー・クッチャーを読む』(2013/9/28)は、おかげさまで非常に盛り上がりました。ご来場いただいた皆様、どうもあ…

輝ける「バカミス・ドイツ零年!!」の巻

2014.05.10輝ける「バカミス・ドイツ零年!!」の巻

激動のワイマール時代! 政治文化的な魑魅魍魎うごめく、「魔都」ベルリン!! その重厚で妖しい魅力を存分に描き出す、フォルカー・クッチャーの『ゲレオン・ラート警部』シリーズ第2巻、『死者の声なき声』 が…

Uボートに興味があっても無くても!!

2014.05.10Uボートに興味があっても無くても!!

夏です。夏といえば海。海といえば、ドイツ的にはUボート!! …えー、いささか強引な導入で恐縮ですが、皆様いかがお過ごしでしょう? 私は、「もとUボート基地の町」キールに帰郷しながらこの文章を書いており…

並び立つ2つの読書イベント

2014.05.10並び立つ2つの読書イベント

ドイツが誇る文化教育・研究機関であるゲーテ・インスティトゥート。 あのゲーテが、世界のゲーテが、昨今の翻訳ドイツミステリの盛り上がりに呼応して、ついに動いた!! じゃじゃ~ん!!! というわけで201…

ドイツミステリの躍進を決定づけたこの一冊 !!

2014.05.10ドイツミステリの躍進を決定づけたこの一冊 !!

ネレ・ノイハウスの『白雪姫には死んでもらう』は、昨今のドイツミステリの社会的ブレイクを決定づけたエポックメイキング的傑作です。 ノイハウスの何がどう凄いのか、という基本情報は前作『深い疵』のレビューで…

ある程度ネタバレ御免:『コリーニ事件』の威力!

2014.05.10ある程度ネタバレ御免:『コリーニ事件』の威力!

最近この連載はイベントリポートばかりだ!! とお嘆きの貴方に。 朗報です。今回はガチンコの小説レビューです。それも、『犯罪』『罪悪』に続きドイツ読書界にまたしても衝撃を与えたシーラッハの新作、彼の初の…

グルーバーがやって来る ヤァ! ヤァ! ヤァ!

2014.05.10グルーバーがやって来る ヤァ! ヤァ! ヤァ!

オーストリアは誇り高い「世界の中心」ハプスブルク帝国の後裔だ。にもかかわらず、最近はドイツの周辺国家みたいな扱いを受けてしまいがちで残念すぎる。モーツァルトチョコレートやサウンドオブミュージックもいい…

ドイツミステリ酒場・怒涛の第2回がやってきた!

2014.05.10ドイツミステリ酒場・怒涛の第2回がやってきた!

昨年、翻訳ミステリ業界を微妙に震撼させた素敵イベント「ドイツミステリ酒場」ですが、予告と予想どおり第2回が行われました。 今回は、「東西南北」ドイツ人それぞれの葛藤と欲求、そして周辺諸国へのまなざしと…