ドイツ情報満載 - YOUNG GERMANY by ドイツ大使館

#Author : Felix Sandberg

Felix Sandberg

シュトゥットガルト近郊の田舎町育ち。15歳のときヴィジュアル表現の形として写真に目覚める。その後すぐに家具を初めて手作りする。大学時代をイエナで過ごし、その間にミュンヘン・ニューヨークなどにも立ち寄る。ミュンヘンでは特に建築に、そしてニューヨークでは日々デザインに没頭し、物の美しさへの情熱と美的感覚を養う。 その定義づけに関わらず、物の見た目・形そのものに興味があり、建築でも家具でも家電でも、外見こそが重要。その姿かたちから良い感覚が自分の中に沸いたとき、初めてそれが私にとってデザインとなり得る。 経営学を学んだ後、繊維業界でインターンおよび勤務経験あり。繊維商社では仕入れ・および販売部にて従事。今年の初めからは自らの情熱にすべてをささげている。

Felix Sandberg

2015.12.21創造的プロセスとしてのプロダクトデザイン

1年ほど前に、あるプロジェクトにとりかかりました。そのアイデアは、人間は日々の些末なことにとらわれすぎる、というものです。幸福を追い求め、人間は世界中を駆け巡ります。しかしほめ言葉ひとつで、全てを変え…

2015.12.08ベルリンの若手デザイナーに関する最新情報

ベルリン芸術大学の卒業制作展については何度か書きましたが、今年もまた行ってみました。プロダクトデザイン科の作品について、簡単に報告してみます。 学生に与えられた課題は、デザインというものの意味を新たに…

2015.10.01歴史ある場所-ベルリン・フンクハウス

ベルリン市は毎年9月に、恒例のベルリン・アートウイークを開催します。これは全世界から集まるコンテンポラリー・アートの、プラットフォームです。3つの見本市のほかに、さまざまな展覧会、パネルディスカッショ…

2015.07.17若いデザイナーの挑戦課題、今後の見通し 

現代におけるデザイナーの役割とは何でしょうか? デザイナー、特に若いデザイナーは、今どのような問題状況に直面しているのでしょうか? 今デザイナーが直面しているのは、多くのものが既に発明され、デザインさ…

2015.06.24DMY2015 ベルリン国際デザインフェスティバル

6月の第3週に、第13回目となる「国際デザインフェスティバル(DMY)」がベルリンで開催されました。今年のモットーは「バック・トゥ―ザ・フューチャー」でした。 このイベントの理念は、若いデザイナーや才…

2015.05.27ピクトプラズマ ベルリン 現代のキャラクターデザインの祭典

毎年一度春に行われるPictoplasma Festival Berlinには、イラストレーション、アニメーション、グラフィック・デザイン、アーバン・アートなどの分野の、デザイナーやアーティストが、世…

2015.05.15洗練されていないけどヒップな お気に入りの通り

誰かと話しているとき、よく「ベルリンで好きな場所はどこ?」とたずねます。その人に関して、たくさんのことが分かるし、知らなかった場所を教えてもらえるチャンスだからです。 そうすると反対に、私も好きな場所…

2015.04.29ベルリン自転車展

3月にはいって3回目の週末、第6回ベルリン自転車展が開催されました。自転車をテーマにした、一般公開の見本市です。プロ仕様のレース用自転車から、ゆったり走れるシティ・サイクル、そして愛好家にとっては宝物…

2015.03.25時が止まった場所-ベルリンからバンコクへ-アトランタホテル

私が立っているのは、バンコクのアトランタホテルのロビー。 まわりを見回すと、色々な物があります。それらの物は、私を1950年代への素晴らしいタイムトラベルに誘います。レセプション、談話コーナー、案内板…

2015.02.18とっておきの布と椅子

大学を卒業した時、長年の夢を実現して南米を旅し、ペルー、ボリビア、アクアドルを訪れました。すぐに私が夢中になったのが、カラフルな民族衣装、特にペルーの民族衣装でした。民族衣装の布は、あちこちで売ってい…