「白鷺城」と「白鳥城」
ドイツ総領事館に居候しているリョウちゃんからメールが届いたよ♪
今日の話題は・・・=^_^=
降水確率0%!
素晴らしいお天気の中、青空をバックにした姫路城はよく映えるにゃん。
シラサギが羽を広げたような姿から「白鷺城」と呼ばれるのがよくわかる。
今日は姫路城の5年に及ぶ「平成の大修理」が終わって、そのグランドオープニング。きれいな純白姿でのお目見えにうっとり・・・
航空自衛隊のアクロバット飛行チーム、ブルーインパルスが祝賀飛行で残した白いスモークもあわさってすごくきれいだニャン。
新しくなった姫路城を見ようとたくさんの人がやってくるのも納得。
そして今日はもうひとつ、ドイツと日本にとってとても大事な一日。
日独の名城、日本初の世界遺産の一つ国宝・姫路城と「世界一有名なお城」ノイシュヴァンシュタイン城の間で観光友好交流協定締結の日。
ノイシュヴァンシュタイン城は「白鳥城」(日本語に直訳すると「新白鳥石城」)と呼ばれ、「白鷺城」と呼ばれる姫路城とはぴったりな組み合わせ。
この記念すべき協定締結にあたって、ドイツからはノイシュヴァンシュタイン城のあるバイエルン州フュッセン市のパウル・ヤコブ市長らが来日。
天守閣をバックに式典はおごそかに行われ、姫路市長の石見さんが協定書にサインして、この友好協定が締結されたんだ。
ノイシュヴァンシュタイン城を建築したバイエルン王ルードヴィッヒII世はワーグナーのパトロンとしても有名で、数々の名城を建て、その建築欲は国を財政破綻させる一因ともなったんだけど、今となっては彼の城が多くの観光客を呼び、町の財政を潤しているんだから、ちょっと複雑。
彼の波乱にみちた生涯は映画「ルートヴィヒ」(http://www.ludwig-movie.com/)として2013年に日本でも公開されたのが、記憶にも新しい。
400年以上の歴史を誇る姫路城は、およそ100年前に現在の形となったノイシュヴァンシュタイン城の大先輩だけど、ノイシュヴァンシュタイン城はディズニーのお城のモデルとしても有名で、世界各地から毎年140万人が訪れる。
もちろん、日本人の観光客にも大人気ですにゃん。
「白鷺城」と「白鳥城」がタッグを組んでお互いのノウハウを交換し合えば、ますます魅力的なお城となりますにゃん♪
(26. März 2015)
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