レーゲンスブルクでドイツ最古のグルメめぐり
2024年もすでに12分の1が過ぎようとしていますが、遅ればせながら今年もどうぞよろしくお願いします。新年のブログ初めは、先日のクリスマスマーケットめぐりで訪れた世界遺産レーゲンスブルクから。「ドイツ最古」とされるおいしいお店や穴場のレストランでおなかいっぱい食べてきました!
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ドナウ川沿いにたたずむレーゲンスブルクは、約二千年の歴史をもつ美しい古都。第二次世界大戦の被害を免れたため歴史的建造物が多く残されていて、旧市街とその対岸の地区はユネスコ世界遺産に登録されています。
ここには見るべき観光名所も多いですが、食べるべきグルメもたくさん。
旧市街を歩いていると、あちこちで「ドイツ最古の○○」という表示に出くわします。
ドイツ最古の石橋のすぐそばにあるのは、ドイツ最古のソーセージ屋さん。
じゅうじゅう焼き上げられたソーセージをドナウ川を眺めながらいただくのもいいけれど、雪が舞う寒い日だったので隣の店内で食事することにしました。
白ソーセージと白ビール、ブレーツェルのバイエルン伝統の朝食セットをいただきました。ドイツを離れている間、一番恋しかったのがブレーツェル。せっせと食べてます。
すでにおなかいっぱいだけれど、甘いものは別腹。ということで、ドイツ最古のカフェへ。カフェの前にある旧市庁舎は、ドイツで最初に議会が開かれた場所。議会にはこのカフェのお菓子が提供されていたそうです。
夜はビール醸造所が運営するドイツ料理のレストランへ。広々としたビアホールのような店内に民族衣装のスタッフさん。これぞ南ドイツ、バイエルン!といった雰囲気のお店で、旅行者と地元の人たちで賑わっていました。
旅先では、その土地の郷土料理を食べたいものですよね。ここでも王道の名物料理をはりきって選んだのですが、想像の斜め上をいくボリュームにびっくり仰天でした。
付け合わせの定番、ゼンメルクヌーデル(パンで作るおだんご)がカルパッチョに!?なんだか面白そうなメニューだなと興味をそそられて頼んでみたのですが、出てきたものを見て思わず笑ってしまいました。この量で前菜って可笑しいでしょ?
フランケン地方の名物「ショイフェレ」は豚の肩肉のロースト。私はカリッカリに焼かれた皮の部分が特に好き。ビールがすすみます。そして、メインにもクヌーデルが添えられていました。しかも、じゃがいものクヌーデルとゼンメルクヌーデルの2種類も。クヌーデル祭りです。
デザートもしっかりいただきました。とってもおいしかったのですが、おなかがいっぱいすぎて苦しい……。
ドイツ料理は一般的にボリュームがありますが、特にすごいのが当バイエルン州。だいたい日本の2倍か3倍はあるのではないでしょうか。豪快な肉料理との格闘は、良い思い出になると思います。
バイエルン的レストランで食事をすると、最後はいつも、もうこれ以上は食べられない、と思うのですが、ひと晩寝るとちゃんとお腹がすくから不思議です。
翌日の夕食は、静かな一画にあるこじんまりとしたお店でいただきました。ここが大当たり!やはりボリューミーでしたが重すぎず、前菜からデザートまでどのお料理もおいしくいただきました。
なんだか食べてばっかりみたいですが、合い間にものすごく動き回っています。カロリーを消費しておなかを空かせなければ。
レーゲンスブルクは、とにかく街歩きが楽しい!路地から路地へとぐるぐる歩いていると、面白いものや、いいなと思うものが次々と現れてニマニマしっぱなしです。
訪れるたびに新鮮な驚きがあり、回数を重ねるごとに感動が増すレーゲンスブルク。この町はたびたび「中世の奇跡」と称されますが、本当に奇跡の町だなあ!と思います。
この世は全て奇跡でできているともいえるけれども、ここへ来るとやっぱり、うわ~奇跡!奇跡だらけ!と思わず興奮してしまう、そんな町です。
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