ゴミから、アートへ。…「DREAM」
「ゴミ」って何だろう?
人がいらなくなったモノ?
ー でもそれを他の人が必要としたら?
人が作り出すハイキブツ?
ー もうその役割を果たせないモノか・・・
などと、つらつら思いを巡らせながら鑑賞した第5回えびす「美縁成」ビエンナーレ2014。
そこに展示されてる作品すべてが「ゴミ」から作られている・・・
それが人工物だけでなく落ち葉を使った作品まで。
「捨てられてゴミに成るような物を使って楽しく美しいアート作品に蘇らせて、少しでもゴミを減らし楽しく住まおう」という趣旨の展覧会で、今回のテーマは「夢」。
この展覧会には47人の「いろいろな職業の方」が出品して、その中にはデア元大使の奥様でアーティストのアレクサさんも出品。
こちらがアレクサさんの作品。
タイトルは「when new time unfolds (story of an old painting…)」
そして作者プロフィールが楽しすぎる=^_^;=
この掛け軸は何でできてると思う?
着物の帯の様に見えるけど、実は拾った鉄板。
そして描かれてる(?)模様も拾った金属片を使ってて、右下には落款のような配置。
ひっくり返して裏側もステキ♪
床の間に飾りたくニャる〜=^_^=
この展覧会のために久しぶりに来日されたアレクサさん。
デア大使はドイツ外務省の仕事が忙しく今回来日できなかったそうで、次回はぜひお二人揃ってお会いしたいニャ=^_^=
昨日は日が暮れてから行ったので一軒家風の会場のギャラリー・オークラ(渋谷区恵比寿南3-2-9)を探すのにちょっと迷っちゃった。
期間は11月2日(日)まで。(11月1日までは12時から20時、11月2日は12時から17時)
お固い展覧会とはちょっと違う、どこかアットホームな雰囲気。タイトル&プロフィール紹介には思わず「クスッ」と笑ってしまい、それぞれの個性を持ったゴミたちに愛着を感じてしまう・・・
冒頭の堅苦しい思考は回路を迷走するも、いつの間にか作品に喜ばせてもらってそこに「答え」を見出だした気が。
「ゴミに喜ばせてもらって」とは作者に失礼か。
しかしながらゴミを見つめて様々な魂胆を巡らせる作者こそゴミに喜びを感じているのかも・・
芸術の秋の一コマにいかがかニャ?=^_^=
(30. Oktober 2014)
2010年5月にはじめたこのブログ。2014年6月に新しいシステムに移行するまでの1247の記事は「ドイツ大使館ネコのきまぐれブログ・アーカイブ」でどうぞ♪=^_^=
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