ドイツ情報満載 - YOUNG GERMANY by ドイツ大使館

HSV(ハー・エス・ファウ)

©German Embassy Tokyo

HSV(ハー・エス・ファウ)

1963年8月24日、ドイツではそれまでのサッカー国内チャンピオンを決める形式を変えて現在のブンデスリーガが創設、その最初の試合が行われたんだ。
ブンデスリーガ最初のシーズンは全16チーム中、ケルン、フランクフルト、ドルトムント、シュトゥットガルト、ハンブルク、シャルケ、ブレーメン、ヘルタなど現在の1部在籍クラブも参加。(ちなみにバイエルンはブンデスリーガ3年目の1965-66シーズンから参戦)
初代チャンピオンはケルンだったんだ。
ブンデスリーガは下位2クラブが2部リーグに降格する為、1部でプレーを続けることはとても大変。
多くのクラブが降格の憂き目を味わってきたんだ。
でも唯一、ブンデスリーガ創設以来1部で戦い続けてきたクラブがある。
それがHSV。
HSVはHamburger Sport-Verein(ハンブルガー・シュポルト=フェアアイン、ハンブルク スポーツ協会)でサッカーだけでなくボクシングやバスケットボール、野球、ゴルフなど様々なスポーツのクラブなんだ。

ブンデスリーガ発足から55シーズン、1度も降格を経験したことがなかったHSVにとって運命のブンデスリーガ第34節、最終節が前節同様9試合同時キックオフ。
前節を終えハンブルクが17位で、勝ち点2差でヴォルフスブルクが16位。
入替戦の16位に食い込むにはハンブルクとしては勝利が必須な上にヴォルフスブルクの負けも必要。
ヴォルフスブルクが引き分けでも勝ち点で並ぶけど得失点差を考えると非現実的。
半分他力本願ではあるけど、まずは自身の勝利を目指す!
キャプテン高徳選手と伊藤選手が先発。


地元でファンの声援を受けハンブルクが先制するも、メンヒェングラードバッハが追いつき同点で前半終了。
後半に入ると63分に伊藤選手のアシストでハンブルクが再びリード。
試合終了が近づくにつれ、ヴォルフスブルクの動向も気になるファン。

ヴォルフスブルクは大迫選手のケルンと対戦。
こちらもホームで声援を受け先制するも追いつかれ後半へ。
後半に入ると得点を重ねリードを広げて行く。

ハンブルクはリードを守りきり試合終了。
しかしヴォルフスブルクが勝った為に来季の2部降格が決定。


この結果ブンデスリーガ創設以来連続して1部でプレーするクラブが消滅・・・
試合後の涙こらえる高徳選手の姿にもらい泣き=T_T=


高徳選手と伊藤選手は先発フル出場。
大迫選手は後半72分から出場。


香川選手のドルトムントはホッフェンハイムと対戦。
香川選手が後半75分から久々の出場。


そして試合終了間際にGKのヴァイデンフェラー選手がお別れの出場。


試合はホッフェンハイムが3対1で勝利、ドルトムントと入れ替わり3位で今季を終え、4位となったドルトムントとともに来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得。
シーズン途中から指揮を執ったドルトムントのシュテーガー監督はこれで退任。


長谷部選手と鎌田選手のフランクフルトはシャルケと対戦し1対0で敗れ8位で今季終了。
シャルケは準優勝で来季のCL出場権獲得。
長谷部選手と鎌田選手はベンチ外。


今季限りでの退団が噂される武藤選手のマインツはブレーメンと対戦し1対2で逆転負け。
武藤選手は先発フル出場。


浅野選手のシュトゥットガルトはバイエルンと対戦し1対4で大勝。
この結果シュトゥットガルトは7位となり、来週行われるDFBポカール決勝でバイエルンが優勝した場合ヨーロッパリーグ(EL)出場権を獲得。
フランクフルトが優勝した場合はフランクフルトがEL出場権獲得。
浅野選手はベンチ入りしたものの出番は無かった・・・


試合後には優勝セレモニーが行われたニャ=^_^=


これで今季のブンデスリーガ全節が終了。
バイエルンのレヴァンドフスキ選手が今季の得点王(29得点)に!


そしてブンデスリーガ2部も最終節が行われ、直接対決で劇的逆転勝利を飾ったデュッセルドルフが優勝!
2位ニュルンベルクとともに来季1部に昇格。


そして3位に入ったキールが1部16位のヴォルフスブルクとホームアンドアウェー方式で入替戦。

©German Embassy Tokyo

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ブンデスリーガ チームと都市(2017-18シーズン)
©German Embassy Tokyo(地図をクリックして詳細を表示)

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天候で試合が変則的に行われてきた女子ブンデスリーガも漸く本来のカードに戻り第20節。
優勝に大手がかかったヴォルフスブルクはエッセンを2対0で下し、昨シーズンに続き2年連続優勝!


女子ブンデスリーガ チームと都市(2017-18シーズン)

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情報源:
ブンデスリーガ公式日本語ウェブサイト bundesliga.com/jp
kicker.de kicker.de
DFB(ドイツサッカー連盟)ウェブサイト dfb.de

(14. Mai 2018)



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