【どう準備したら良いの?】オペア留学をする方法まとめ!
こんにちは、イラストレーターのKiKi(@kikiiiiiiy)です。
改めまして、日本でまだ全然知られていない『ドイツのオペア留学』について以下のような記事を書かせていただいています◎
第1回 もっといろんな人に知ってほしい!!『オペア留学って何?@ベルリン』
第2回 【もっと知って欲しい!】どうやってホストファミリーを探すの?
第3回 オペア留学の生活ってどんな感じ?ある一週間のスケジュールを公開!
第4回 オペア留学に必要なドイツ語力は、どれくらい?【日本での勉強編】
第5回 【オペア留学の魅力!】たっぷりドイツ文化を体験:Martinstag(聖マルティン祭)
第6回 【オペア留学の魅力!】たっぷりドイツ文化を体験:1年で一番盛り上がる12月のお話
第7回 【オペア留学の魅力!番外編】ベルリンで多くの人に出逢い、助けられ、イラストを展示する運びとなりました!
第8回 【オペア留学の魅力!】たっぷりドイツ文化を体験:大自然の中で、アイススケートに挑戦!!
第9回 オペア留学で通った語学学校は、どんな感じだった?
第10回 オペア留学に必要なドイツ語力は、どれくらい?【ドイツでの実生活編】
第11回 【オペア留学の魅力!】オペアの休日をご紹介◎
こんにちは、イラストレーターのKiKiです!
『オペア留学をしたいです。これからどんな準備をしたらいいですか?』という質問を良くいただきます。
いつも私はこの質問の回答に困ってしまいます。オペア留学以外もそうだと思うのですが、何かに挑戦すると決めた時に、何をどう準備するかはその人のバックグランド・スキル・目的・現在の状況によって変わってくるからです。
”オペア留学”を通過点として考えた”目的地”までの道のりを逆算して計画を立てれば、自分に必要な準備が導き出せるのではないかと思います。
今回は”オペア留学”のまとめとして、その過程を紹介していきますね!
1、”オペア留学”を通して何を学びたいのか、その後自分は何をしたいのか?目的をしっかりさせる。
お姉ちゃん(6)が、私の手と弟くん(3)に塗ってくれたマニキュア
『ドイツに住みたいから!』『ドイツ語を勉強したいから!』その理由もとても大切だと思うのですが、”オペア留学”後の目的がないと、現地で壁にぶち当たった時に難しいのではないかなと思います。言語も勉強中の段階で、子供達の世話をし、語学学校に通う生活は、結構ハードワークです。私はいつも頭の中が、ぐるぐるしていた印象です苦笑。それでもオペア留学後の目的がしっかりしていれば、そのために頑張ろうって、また進むことができます。
・自分が子供の世話ができるのか、近所の保育園でボランティアなど一度経験してみることをお勧めします。
・オペア留学の条件の確認
・私のある1週間のスケジュール
・通った語学学校での生活
2、いつ渡独したいのか?渡独予定日を確定する。
夏は保育園の帰りに、よくアイスを買いに行きました。
ホストファミリーを探したり、ドイツ語A1までの習得、今している仕事など。。なかなか希望どうりの日程に渡独することは難しいかもしれませんが、『だいたいこの時期に渡独したい!』と決めて、そこから逆算して大まかなスケジュールを立てていきましょう。何をしなくてはいけないのか、一度全部紙に書き出して、組み立てていくと整理しやすいかもしれません。
3、まずはドイツ語A1レベルを習得しよう!
お姉ちゃん(6)がかいたキティちゃんと、私がかいたキティちゃん。
オペアvisaを取得したいのなら、『ドイツ語A1合格証明書』が必要になってきます。
→ゲーテ・ドイツ語検定試験A1:スタート・ドイツ語1
本屋さん・図書館にはいろんな参考書、ネット上にも独学に活用できる資料はたくさんありますし、もちろん日本のドイツ語を学ぶ教室に通うこともできると思います。自分にあった勉強法を考えて、自分が希望する渡独日までに達成できるように頑張りましょう…!
・私が日本で取り組んだドイツ語学習
・実際にオペア留学をして、必要だったドイツ語力
4、オペア留学の条件を満たしたら、ホストファミリーを探そう!
弟くん(3)と一緒に拾ったどんぐり。
3のドイツ語A1学習と並行して行うことも可能だと思います。自分の語学レベル、オペア留学で何をしたいのか考えて、ホストファミリーとコンタクトを取っていきましょう。
・ホストファミリーの探し方
『オペア留学』は滞在するホストファミリーによってオペアの生活、仕事内容、語学学習は大きく変わってきます。充実した『オペア留学』を送れるかどうかは、いいホストファミリーに出会えるかどうかが鍵です。
ホストファミリー探しは慎重にじっくり行ってください。
5、素敵なホストファミリーと出会えたら、『オペアvisa』の申請準備をしよう!
お姉ちゃん(6)と、うどん作りに奮闘した様子。
オペアvisaはドイツ現地で申請することをお勧めします◎(シュンゲン協定を結んでいるので、visaなしでもドイツに90日間滞在することができます。)日本でもオペアvisaの申請は可能ですが、ドイツ労働局から書類を取り寄せる必要があるので少々ややこしかった印象です。
以下の記事にベルリンでvisa申請する方法について書きました。(※2016年夏の情報)正確な情報は、滞在する予定の街の外人局に問い合わせてください。
・オペアvisa申請方法
6、すべてが決まったら、渡独日に向けて荷造り等の準備と継続してドイツ語の勉強!
スイカのアイスを買うと、必ずチョコの部分を弟くん(3)に奪われる…
・航空券の手配・荷造り
・保険・税金等の手続き
等、チェックリストを作って準備を進めていくと良いと思います。
そしてA1の合格証明書をゲットしても、ぜひ継続してドイツ語の勉強をしてください。ネイティブとの会話は、授業や参考書と全然違います。
まとめ
去年の私の誕生日に弟くん(3)が、作ってくれたお誕生日ケーキ。笑
ドイツでは、アメリカのように仲介してくれる大きなエージェントはなく、またオペアvisa申請にエージェントを通す必要がないので、自力でホストファミリーを探して、手続きを進めていくことになると思います。こう聞くと不安に思うかもしれません。しかし、焦らず一つずつこなしていけば道は絶対見えて行きます。
私はアメリカのオペアも少し経験していますが、エージェントのフィルターを介さず、1つずつ自分で調べて、見て、話して、確認して出会ったドイツのホストファミリーの方が納得できました。
また、この経験は絶対自分を強くしてくれるし、海外で生活したいと考えているのならこれくらい自分でやってやるぞ!という考えがないと難しいと思います。
私も苦手分野ではありますが、こちらの人たちはきちんと自分の主張をします。自分の主張が通らない場合も、なぜ通らないのか問い直したり、他の案を提示したり、なかなか引き下がりません。最初は戸惑いましたが苦笑、今ではそれって、とても大切なことだと思うのです。
オペア留学を通してホストファミリーから学んだことは、『自分の意見を伝える・自分で決める事の大切さ』です。
ドイツの子供たちは、学校で一番最初に自分の意見を伝えることを教わるそうです。意見を言わない子は成績が減点されてしまうほど、重視されています。それは今までのドイツの歴史から学んだ、とても大切な教育だと思います。
ホストキッズたちが何か主張している時に、ホストペアレンツは最後まできちんと聞いてから助言をしますし、何か選択をしなくてはいけない事柄も、子供達に聞いて、子供達に決定権を与えていました。
美味しくないご飯は『まずい!』とはっきり言うし、楽しくなければ『つまらない!』という、本当に好きだったら『楽しい!!!』という感情をきちんと表現する。大人でも、その感情はきちんと表現する印象です。
私は大人になって、これをとても苦手分野に思っていましたが、自分の人生を生きていく上で、それはとても重要な主張です。ドイツ生活の中で、日々鍛えさせてもらっています。笑
語学学校や現地の大学に留学する事よりも、もしかしたら一番ドイツに近い学びを得られるかもしれない”オペア留学”。
挑戦しようとしている皆さん、頑張ってください!応援しています◎