【今週のドイツ語】Fingerspitzengefühl
今日紹介する単語は
Fingerspitzengefühl
フィンガーシュピッツェンゲフュール
Finger は英語と同じで指
Spitze は 先端・頂上・トップ
Gefühl は感覚・感情
ということで「指先の感覚」という意味の単語です。
この「指先の感覚」、とても説明しづらいのですが
その場の状況を汲み取ったり、雰囲気や空気を読んだりして、
例えば、難しい政治問題などデリケートな問題を解決するために、厳しい交渉事に挑む際には Fingerspitzengefühl が必要です。
あるいは、ちょっと下手すると気まずい雰囲気になってしまう話を持ち出すときは、mit Fingerspitzengefühl 「指先の感覚を持って = 慎重に」話を切り出さないといけません。
なんとなくわかってもらえたでしょうか?
特に、まさにここ大使館にいる外交官や、政治家のような職業の人にはとても重要な感覚です。
このFingerspitzengefühlが欠けていると・・・
たとえば失言をしたり、その場にふさわしくない・正しくない対応をしてしまったりするのです。
さらには感覚的な意味の他に、技術的な意味でも用いられます。
非常に繊細な作業をする際には、Fingerspitzengefühlが必要だ、と言うこともあります。
例えば、パティシエがお菓子の仕上げに繊細にデコレーションをする時や、職人さんが細かい絵付けをする作業のときなどです。
©ドイツ大使館
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