【ドイツオペア留学インタビュー】ーさやかさんの場合ー
こんにちは、日本ではまだまだ知られていないオペア留学について書かせていただいているイラストレーターのKiKiです◎
オペア留学は、人それぞれ方法も、得られる経験や学びも違ってきます。準備方法も、人それぞれです。『自分だったらどう準備するのか・何を学びに行くのか』。その参考資料を少しでも増やしたい!という想いから、いろんな人のオペア留学経験のインタビューをお届けしています。
これまでのインタビューです。
・絶賛オペア留学中!ベルリンでフロントエンドエンジニアとして挑戦していく為に、オペアとしてドイツ語を勉強中のFumiさん
・オペア留学を経て、今はホテルでAusbildung中(職業訓練制度)!その後はクルーズ船で働くことを計画中なちいさん
・素敵なホストファミリーを見つけ、オペアとして渡独するために日本で準備中のHannaさん
・フランスとスイスへ自転車で行けちゃう!絶賛Weil am Rhein近くの小さな街でオペア留学中の元保育士のHitoさん
・デュッセルドルフから電車で1時間ぐらいで着く、小さな街で絶賛オペア留学中のあんなさん
今回はオペア留学を経て、ドイツで保育士としての道を歩み始めた、さやかさんのインタビューです!さやかさんは、実はこのインタビューシリーズで1番最初にインタビューをした、Fumiさんの前任のオペアさんなんです。ご紹介頂いて、インタビューが実現しました◎どうも、ありがとう!
さやかさんも、今はオペア留学を卒業して、自分の夢のための道を歩み始めています。今回は、そのお話をじっくりお聞きしました。
いつからオペアとしてドイツに来られましたか?
さやか:2017年の4月です。なので1年半ちょっと、もうドイツで生活しています◎ドイツに来たかった理由と、オペア留学を知ったきっかけは?
さやか:もともと日本で保育士をしていて、ドイツの『森の幼稚園』に興味があったんです。『森の幼稚園』について調べていた時に、『日本オーペア協会』というサイトを見つけて。その協会が『森の幼稚園視察ツアー』というのも企画している会社だったんですよ。それをきっかけに初めて『オペア留学』という言葉を知りました。すごく面白そう…!と興味を持ったのですが、その時もうオペアvisaを申請できる年齢(27歳まで)ではなかったんです。でも、とりあえずお話は聞いてみようと思い、メールでコンタクトを取ってみたら『ワーホリvisaでもオペア留学は可能だし、森の幼稚園のツアーにも参加できる』という返信を頂いたので、『よし、オペア留学でドイツに行ってみよう!』と決めました。KiKi:そうなんですね、『日本オーペア協会』のHPは見たことはありますが、利用したことはなかったです!日本では、どれくらい保育士さんをされていたんですか?
さやか:私、小さい頃から保育士になることが夢だったんです。それで、保育科のある短大に進学し、そこから保育士として就職して、日本では9年間保育士をしていました。
KiKi:すごい、9年間も!それから、夢に一直線なところも、とても素敵です!オペア留学をする前に、日本で少しだけ保育研修をさせて頂いたことがあるのですが、保育の現場は沢山の小さな命を預かる大切な場所で、保育士さんたちが子どもたち一人一人をきちんと理解して保育をしている現場に感動したのを覚えています。それと同時に、とても大変なお仕事だということも体験して感じました。オペアもして、家族をすごく近くで見ていたからわかるのですが、保育士さんって、ママ・パパたちにとっても、とても大切な存在だと思います。
さやか:そう言ってもらえると、とても嬉しいです…!
KiKi:いえいえ、いつもお疲れさまです…!
ホストファミリーとの出会いと、決めたきっかけは?
さやか:まず『オーペア協会』に、自分の保育経験や、現在の語学力についてなどのプロフィールを登録しました。ホストファミリー側もプロフィールと『こういうオペアさんが欲しいです』という情報を『オーペア協会』に登録しているので、その情報をもとに『オーペア協会』がマッチングを手伝ってくれて、いくつか候補のホストファミリーを紹介してくれるんです。そこから自分でコンタクトを取ってみて、話し合って決めていきます。2つのホストファミリーと繋げて頂いて、skypeやメールで話をし、最終的に1つのホストファミリーに決めました。決めた理由は、そのホストファミリーの一番下の弟くんが、森の幼稚園ではないんですけど、コンセプトは同じような”森で遊ぶグループ”に週に数回通っていたからです。そして、ホストママが『もし希望があるようだったら、そこの先生に実習のお願いを聞くこともできるよ』とも言ってくれたんです。これは、元々の希望が叶う環境だなと思い、お願いすることにしました。KiKi:なるほど…!ぴったりの出逢いだったんですね。
日本でしたドイツ語の勉強法は?
KiKi:ホストファミリーが決まった頃のドイツ語力って、ちなみにどれくらいでしたか…?さやか:全くの皆無です…!海外に行くことも、今まで考えていなかったので、英語も学生時代に習ったきりでした。
KiKi:私も同じ感じです。苦笑 ドイツに出発するまで、どういう風にドイツ語の勉強を進めましたか?
さやか:初心者向けの文法の本で勉強を始め…あとは、耳を慣らさないといけないなと思ったので、会話集が入っているCDを、まったく意味がわからなかったんですけど苦笑、通勤の時にずっと聞いていました。あとは、ホストファミリーからドイツ人の友達を紹介してもらって、メールでやりとりをしたりして学んできました。
ホストファミリー構成とお気に入りの場所や料理を教えてください!
KiKi:ホストファミリーは、Fumiちゃんと同じなんですよね。でも、ちょっと子どもたちの年齢が下がるのかな…?さやか:そうですね。パパ・ママ、子どもたちが6歳、4歳、2歳の全員男の子です。
KiKi:Fumiちゃんも教えてくれたんですけど、すごく自然がきれいなところに暮らしてらっしゃるんですよね!
さやか:そうです!ビルが建ってないから、空がとても広くって、眺めるのが好きでした。いたるところに湖があるので、晴れた日には友達とよく散歩をしていました。
KiKi:きれい…!!ちなみに、好きなドイツ料理はなんですか??
さやか:シンプルに『ブラット・カトフェル』が好きです^^
KiKi:あっ、美味しいですよね…!私もよく、ホストファミリーの家で食べました。
さやか:ドイツってジャガイモが本当に美味しいんですよね。あとホストパパが庭で色々な野菜を育てていたんですが、 そこでとれたかぼちゃを使ったリゾットはとてもおいしかったです。
KiKi:美味しそう…!こちらのかぼちゃの名前、『ホッカイドー』って言うんですよね。初めて知った時、とても驚きました。
さやか:それから、ホストファミリーの家の近くには、畑がたくさんあるんです。これは、サトウダイコンが収穫されて山になっているところです。
KiKi:えっすごい山!!笑
さやか:あとは図書館が大好きで、ドイツ語を勉強しに今でもよく通っています。外国人向けのドイツ語教材がたくさんあります。例えば、村上春樹さんの短編集など、日本語で読んだことのあるものをドイツ語でも読んでみるのもオススメです。
KiKi:確かに。。村上春樹さんもそうですけど、吉本ばななさんの本を知ってる?とドイツ人に聞かれることも多いです。ちょっと今度、図書館で探してみますね。
オペア留学の1週間のだいたいのスケジュールを教えてください。
さやか:Fumiちゃんと基本は同じです。ママの仕事場所が日によって変わったりするので、それによってその日の動きも変わってきます。語学学校に通っていた時は、午前中7時のバスに乗り語学学校へ行き、お昼に家に戻ってきたらオペアをします。保育園の実習に通うようになってからも、そのスケジュールは変わらず。午前中実習に行って、午後からはオペアという生活を続けました。実習後からバスの乗車時間までがギリギリだったので、毎日ダッシュしてました。苦笑KiKi:すごい、本当に1日中子どもたちと触れ合っている生活だったんですね。
さやか:日本でもそんな生活を9年間していたので、むしろそれが普通なんです。笑
KiKi:素晴らしい。。流石です。
さやか:面白かったですよ。でも語学学校に通っていた頃は、早朝7時のバスに乗って学校に行って、戻ってきてすぐオペアをして、オペアの仕事が全部終わるのがだいたい夜の7時くらいなので、そこから語学学校の宿題・復習・予習をするので、眠くて眠くて、仕方がなかった。苦笑
KiKi:お疲れ様です…!
ホストキッズと何をして遊んでいましたか?
さやか:トランポリンしたり、工作したり、サッカーしたり、時々一緒におやつを作ったりしました!KiKi:いいですね、何を作ったんですか?
さやか:白玉団子です。丸めるの手伝って、お湯の中に入れてもらってました。笑
KiKi:かわいい。。
さやか:6歳と4歳は、まだいいんですよ。。2歳やばいです、カオスです。笑
KiKi:あああ〜。笑
オペア留学の、楽しかったことは何ですか?
ニーダーザクセン州のお祭りがあり、日独協会のテントで紙芝居を披露したところ
さやか:家庭の中に入るので、ドイツ文化やその街のことにとても近く関わっていけることですね。お祭りに参加したりとか、楽しかったです。12月になると、聖人ニコラウスが家にやってくるんですよ!(ドイツでは、サンタさんの他に、聖人ニコラウスが12月6日にプレゼントを持ってきてくれるのです)ニコラウス、見ましたよ…!
KiKi:えっ、実際に!?私がお世話になったホストファミリーの家では、前日の夜に靴を磨いておくと、次の朝に靴ぎっしりお菓子やプレゼントを詰めておいてくれただけで、姿は現さなかったですよ…!
さやか:うちの地域だけなのかな…?その村でお父さんたちの集まりがあるんですよ。その集まりの中で、今年は誰がニコラウスをする?どの順番で家を回る?って話し合いが行われるんです。それで、ニコラウス役に決まったお父さんが完全に変装して、村のお家を一軒一軒回るんですよ…!
KiKi:それは、トップシークレット事項じゃないですか…!秘密にしておきますね…!
さやか:笑
KiKi:クリスマスも、そんな感じでサンタさんがやってくるんですか?
さやか:ホストファミリーの実家は南ドイツなので、クリスマスは南ドイツで一緒に過ごしました。そこは、サンタさんじゃなくて、『クリスト・キント』がくるんですよ。
KiKi:『クリスト・キント』?
さやか:幼子キリストのことです。
KiKi:あっ、なるほど!『クリスト・キント』は、来て何をするんですか?
さやか:姿はみんなには見えないんです。でも役目はサンタさんとほぼ同じで、みんなで夕飯を食べている時に、おばあちゃんが見えないようにベルを鳴らすんです。そして『クリスト・キントが来たわよー!』って教えてくれるんです。笑 その合図で、みんなでクリスマスツリーのある部屋に行ってみると、プレゼントがたくさんおいてあるんです。
KiKi:わああ。。素敵。そっか、地域によって違うんですね。
さやか:森の幼稚園で実習していた時も、ニコラウスやってきましたよ。そのニコラウスはトランペットを吹きながらやってきました。笑
KiKi:えー!かっこいい!!
実習先の森の幼稚園
さやか:森の中の小さな小屋で、みんな遊んでるんですけど、森の中からトランペトの音が聞こえてくるんです。それで、みんなで『なんだろ?なんだろ?』って外に出てみると、森の奥の方からトランペットを吹いたニコラウスが歩いてこっちにやてくるんです。KiKi:すごい、絵本みたいですね!!!いいなあ、会いたかった…!!
オペア生活を通して知った、ドイツの驚いたor面白い文化はありましたか?
さやか:ドイツ人て、思った以上にフレンドリー!KiKi:あっ、そうかも。
さやか:ある日自転車に乗っていたら、後ろからおじいちゃんに話しかけられて。『君の自転車のチェーンが緩んでいるから、ここをこう直したほうがいい』って教えてくれたんです。そこから、『ちょっと僕の自転車にサイドミラーつけてみたんだけど、これ後ろも確認できるし、すごくオススメだよ』って会話がどんどん広がっていったり。笑バスで隣の席になったおばあちゃんに話しかけられて、ずーっと話してたら、いろいろ保育園の情報を教えてくれたり…
KiKi:それはフレンドリーなのもありますが、さやかさんの人徳もある気がします。笑 話しやすい、優しいオーラ出てますもん!
通っていた語学学校について、授業内容だったり、学校の様子などを教えてくださ
い。
友達とテクノパーティーが始まる前にみんなで湖に沈む夕日をのんびり眺めてるところ。
さやか:私が来た頃、Volksschule(市民学校)に通いたかったのですが、予約がなかなか取れず…。他のプラベートの学校に行くことにしたんですけど、クラス分けのテストを受けたら『あなたA2のクラスに行きなさい』って言われて…
KiKi:いきなりA2!?すごい!!
さやか:いや、文法を日本で一生懸命勉強したので、筆記のテストはできたんですけど、話すことは、もちろんまだ全然難しくって。。
KiKi:あああ、わかります、その心境…!話すことの方が、難しいんですよね。そしてこっちの語学学校って、授業中に先生たくさん話しかけてくれるし、ディスカッションもするし、、いきなりA2は、難しいですよね。。
さやか:クラスメイトは、みんなA1から学んでいる子達ばかりだったんですよ。だから、みんな語彙力がすごくって。。私は文法しかやってこなかったから、、いつも圧倒されてました…!
KiKi:クラスメイトに、日本人はいましたか?
さやか:この最初のクラスは、何故かほとんどがブラジル人でした。笑
KiKi:すごい、絶対陽気なクラスだ。笑
さやか:うん、おかし食べたり、おしゃべりしたり、賑やかでした。笑 A2のクラスは、前半と後半に分かれていて、前半が終わる頃に、先生に『後半も受けますか?』という確認があって、希望の場合申し込みをするんですけど、ちょうど前半が終わる頃に夏休みの時期に入ってしまうので、前半だけ授業を受けて、後半は自主学習にしました。その間に、VolksschuleのB1クラスの空きが出たので、そこからVolksschuleに通うようになりました。
KiKi:ええ…!A2からB1って、結構内容も変わるし、レベルも上がりますよね…!?
さやか:そうなんです。苦笑 だから、すごくキツかった。。!
KiKi:そこも日本人の子はいなかったんですか??
さやか:一人いたんですけど、その子は仕事もしていたので、あまり来なくって…だから日本人は実質私一人の状態でした。でもVolksschuleは、いろんな国から人がたくさん来ていて面白かったですよ。
KiKi:それは、楽しそう!
さやか:楽しかったですけど、ほとんどの人がもう長くドイツに住んでいて、話すことはできるけれど、文法をもうちょっとしっかり学び直したい、という人たちが多かったんです。だから、ディスカッションの時は、全く意味がわからなくって、本当に難しかったです。。
KiKi:わかります。私もB1のクラスに通っていた時は、毎回ストレスでした。。でも、話さなくてはいけないという環境に放り込まれると、ストレスですけど、語学力は伸びていきますよね…!
さやか:そうですね。そして、いろんな国の人たちと話をするという経験は、とても貴重でした。
KiKi:オペア留学の期間中に、どこまでドイツ語を勉強されたんですか?
さやか:B1まで語学学校に通って勉強をしました。それが10月ごろまで。その後、ホストファミリーの助けもあって、保育園の実習先が決まったんです。そこの森の幼稚園で、12月のクリスマス前まで実習をさせて頂きました。その間は語学学校に通わず、実習先で話すくらい。年が明けてから、2月〜3月にかけて、また別の公立の幼稚園で実習をしました。その間も、語学学校には通っていないんです。
KiKi:なるほど…。そのお話は、ワーホリの1年間で、すべて起こった出来事ですか??
さやか:はい!
KiKi:すごい!スパンが早いですね…!
さやか:そうなんです、いつもバタバタで。苦笑 そんな感じのとても濃いワーホリ1年間を過ごしました。
オペアを卒業してからは、再び保育士の道へ。
さやか:もう少しドイツ語の勉強をしないと、ドイツで正式に保育士として働くことは難しいので…オペアを卒後し、WG(シェアルーム)に引っ越し、2ヶ月ほどB2の語学学校に通いました。KiKi:ワーホリvisaが終わってからは、visaをどうされてたんですか?
さやか:語学visaに切り替えました。その間に、もう少し語学の勉強をして、就職先を探そうと思って。でも、B2の授業を終えた時に、悩んだんです。B2の授業、とても難しくって、ついていけなくって…。そこで自信喪失してしまって。このままの状態で就職の面接に行っても全然話せないだろうし、どうしようって。そんな時に、ホストファミリーから『日本語を趣味で勉強している知り合いのおばあちゃんがいるんだけど話してみないか』って連絡があったんです。私も何回か会ったことがあるおばあちゃんだったんですけど、『きっと就職で何か’困ったことがあったら、助けてくれるよ』と、ホストファミリーの後押しもありました。
それからタンデムパートナーのような形で、週に何回か会って一緒に勉強をするようになりました。保育園事情にも詳しい人だったので、いろいろ情報を教えてもらったり。。そうしたら、おばあちゃんが『あなたは大丈夫だから。とりあえず、履歴書を作って保育園に送ってごらんなさいよ』って後押ししてくれたんです。その後押しもあって、いろんなところに履歴書を送り始めました。それで幾つか面接が決まり…
KiKi:わー…!その面接はどうだったんですか?
さやか:もちろん面接する側も質問リストは持ってらっしゃったんですけど、日本のように、きっちりしている感じではなく、お茶を飲みながら、おしゃべりをする感じでした。
KiKi:結構フランクな感じなんですね。
さやか:それでも、とても緊張しましたが。苦笑 私の方も、面接に行く先の保育園のことをHPなどで事前に調べて、もう少し聞いてみたい部分などもリストにして持って行きました。自分は保育現場でこういうことをしたいのだけれど、それはできますか?と確認したり。。
KiKi:なるほど、お互いの希望を確認しあえる場でもあるんですね。
さやか:そうです。その面接が終わった後に、園の中を一通り案内してもらって、『見ただけだと想像つかないだろうから、1日か2日くらい体験で働いてみる?と言われて、実際に働いてみて。そのあと、どうだった?ってお互いまた確認をして。。というそんな感じの手順で進んでいきました。
KiKi:B2のクラスに行ってドイツ語の自信喪失いていたけれど、おばあちゃんの後押しで履歴書を送って、面接に挑んだわけじゃなないですか。面接の時は、どうでしたか…?話せましたか?
さやか:はい!想像していたよりも話せて。。文法とかは、ぐちゃぐちゃでしたが、とにかく話さなくちゃ、言わなくちゃ、と思って、伝えました。それから面接の前に、後押しをしてくれたおばあちゃんが、語学学校で習わないような保育に関係するドイツ語を教えてくれて。縦割りクラスとか。延長保育とか。あと、『きっとこういうこと面接で聞かれると思うよ』という部分をドイツ人の視点から、たくさんアドバイスをしてくれて、それに対して一緒に練習をしてくれたんです。本当に、とても助けられました。
KiKi:すごい。。おばあちゃん、本当に優しいですね。
さやか:そうなんです。本当に優しい人たちに沢山助けられて、ここまでやってきました。
今後の夢や計画を教えてください!
さやか:私、日本の保育士資格と幼稚園教諭免許を持ってるんですが、ドイツで保育士として働くには、ドイツの資格認定が必要になるんですよ。日本の保育士資格と幼稚園教諭免許、日本で保育士として働いた9年間、短大の成績証明書など指定された必要なものを全部用意して、管轄の教育委員会に『ドイツで保育士として働く認定を頂きたいんですけど』って申請を出したんです。3ヶ月くらい審査がかかり『あなたの経験だとアシスタントとしてドイツで働けますよ』という認定は降りたのですが…。KiKi:なるほど。アシスタントとしてではなく、正式にドイツで保育士として働くには、また学校に行かなくてはいけないということなんですかね…?
さやか:そうなんです。でもとりあえず今は、ドイツ語や文化を学びながらドイツの保育現場で働きたいという思いの方が強いので、アシスタントとしての職探しをしました。今の目標は経験を積んで、勉強を続けて、アシスタントとしてではなく、正式に保育士として働けるようになることですね。
KiKi:ドイツで保育士としての仕事を続けていきたい気持ちが大きいですか?それとも、『ドイツの保育』を経験として学んで、日本に持ち帰って、新しく何かをしたいとか、そういうことを計画していたりしますか?
さやか:まだドイツの保育観について、わからない部分があるんです。そういう部分の理解を深めるために、もう何年かこちらで保育士として働く必要があると考えています。でもそのドイツの保育観を日本にがっちり当てはめることはできないと思っていて…日本の文化もありますしね。だから、そこをどうしていきたいのかというのを、もう少し自分の中で考えをまとめていかないといけないなと思っています。
まさか、海外に出て、海外で保育士をするようになるなんて考えてなかった人生を今歩んでいますが…でも思い切って飛び出してきてよかったと思います。思考の幅だったり、選択肢が広がって、人生が豊かになって、さらにいろんなことを考えるようになりました。
実際にオペアとして生活してみて、『日本でこれをやっておけばよかった!』とい
うことはありますか?
KiKi:これはもう、みなさん同じことを口を揃えておっしゃていますが…さやか:ドイツ語です。笑
KiKi:ドイツ語ですよね、もうそれ以外ないくらいですよね。笑
さやか:もうドイツ語ができないと、何も始まらないですからね!笑 実習やってた時も、子ども達になんて声をかけたらいいかわからないし、先生に質問があってもうまく聞けないこともあったり…大変でした。。
KiKi:うん、ドイツ語です!
さやか:ドイツ語です!!
オペア留学に挑戦したいと考えている人たちに、何かメッセージをよろしくお願い
します!
さやか:やりたいことがあったら、ぜひ挑戦してみて欲しいです!それから、オペア留学に来る前に、『やりたいことを決める』ことが大切だと思います。それがはっきりしていなくても、こんなことをしたいってイメージを持ってきた方が、充実した1年を過ごせると思います。KiKi:うん。。さやかさんの1年すごい濃いですもんね。やりたいことがギュって詰まっていて、ポンポンポンって駆け上がっていっている感じですもんね!
さやか:私も、こんなに濃い1年になるとは思いませんでした。笑
KiKi:素敵です!!