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【ドイツオペア留学インタビュー】ーFumiさんの場合ー

【ドイツオペア留学インタビュー】ーFumiさんの場合ー

こんにちは、イラストレーターのKiKiです。

12回にかけて、私のドイツでのオペア留学の経験を書かせていただきましたが、今回からは”私以外のオペア留学経験談”をシェアしていきたいと思います。

オペア留学は、人それぞれ方法も、得られる経験や学びも違ってきます。準備方法も、人それぞれです。これから可能な限り色んな人のオペア留学経験をシェアしていくので、『自分だったらどう準備するのか・何を学びに行くのか』の参考材料にしてもらえたら嬉しいです◎

さて、早速。今回は絶賛現役オペア留学中のFumiさんのインタビューです!

 

なぜドイツに来たいと考えていたんですか?

Fumi:理由は一つだけではなくて、いろいろあるんですけど…1つ目は、ドイツはフリーランスで働いている人が多くて、そのためのvisaが取りやすいということ。2つ目は、ドイツはヨーロッパの中で、住みやすそうなイメージがあったからです。

KiKi:なるほど、なるほど。それは私もまだ来て2年の新米ですが、大変なことも、もちろん沢山ありますが、そんな印象を受けています。そうしたら、Fumiさんは1年目のオペア留学でドイツ語学習に集中して、2年目から自分のやりたいことに挑戦していく感じでしょうか?

Fumi:私は『フロントエンドエンジニア』っていうプログラミングの勉強をしているんですけど、2年目ワーホリvisaに切り替えた時は『フロントエンドエンジニア』として、ベルリンで挑戦していきたいなと考えています。…WG(ルームシェアのお部屋)、探してます!

KiKi:ベルリンのお部屋探し問題は、もう本当に深刻ですね。。私も、めっっっちゃ大変でした。。私もお仕事の種類は違いますが、1年目にオペア留学をしてドイツ語を学んで、2年目にワーホリで仕事を探して、先日アーティストvisaに切り替えたのですが、それってとても良い方法だと思います。長く住むことを考えたら、語学だけではなくてその国のことも知っていかなくちゃって思うんですけど、それがオペア留学ならドイツの家族の中に入るので一番近く学ぶことができたと思っています。

 

いつからオペアとして来られたんですか?

Fumi:2018年の4月5日からです。だから、もう来て3ヶ月経ちますね。

KiKi:この3ヶ月の生活の印象は、どんな感じですか?

Fumi:率直に言うと、『楽しい』です!

KiKi:わかります、私も時々ホームシック(ホストファミリーの家の)になりますもん…!

Fumi:笑。

KiKi:Fumiさんのホストファミリーの家族構成を教えてください!

Fumi:ドイツ人のパパ、日本人のママ、全員男の子の3歳・5歳・7歳の日独家庭です。

KiKi:わ…全員男の子の3人!めっちゃ大変そう…!

Fumi:めっちゃ大変です。子供の世話の経験なしで、いきなり男の子3人は…やばい。笑

KiKi:わかる。。笑

 

オペア留学をする!と決めたのは、いつですか?

Fumi:2017年の秋。去年の秋ですね。

KiKi:そうしたら約半年くらいで、準備されてこちらにきているんですね。オペア留学をする!と決めて、具体的にどのような準備を進めていきましたか?

Fumi:KiKiさんのブログをきっかけにオペア留学を知ったので、それを参考に準備を進めて行きました。

まずブログを参考にAupair worldに登録して、ベルリンに行きたかったので、ベルリンのホストファミリーにコンタクトをとったんですけど、『保育経験があったほうがいい』『ドイツ語が話せる人がいい』と断られ。。その他にもMixbやTwitterで探したりしている間に、今のホストファミリーからAupair worldを通してオファーが来ました。他にもやり取りをしていたファミリーもいたのですが、今のファミリーが1番良いなと思い、決めました。

 

オペアvisaを取得するためには、ドイツ語のA1合格証明書が必要なのですが、それは日本で取りましたか?

Fumi:そうです、そうです。

KiKi:よくメールで質問が来るテーマなのですが、Fumiさんはどうやってドイツ語を勉強されましたか?

Fumi:そうですねえ〜…わたし大学でドイツ語を取ってたので、ちょっとわかるんですよ。

KiKi:ああ!!羨ましい!!!(学生時代、英語もドイツ語も適当に流してしまって超後悔している人)

Fumi:ちょっと基礎があったんで…でも簡単ではなかったですけどね。暗記、暗記、ひたすら暗記で、ゲーテのA1試験を受けに行きました。

KiKi:オススメの勉強法あったら、教えてください。(ちなみにわたしの日本での勉強過程はこちら

Fumi:A1用のこのテキスト『Fit fürs Goethe-Zertifikat A1』をひたすらやって、暗記、暗記…ですね。スピーキングも、例題どうりのものが出ましたし。。たぶんA1くらいだったら、このテキストをやりこめば大丈夫だと思います。あとはNHKの『テレビでドイツ語』をめっちゃ見てました!

KiKi:あー!私も!!ニクラスとベルナルドのベルリン紹介のコーナー、めっちゃ好きでした!!

Fumi:だから、ベルリンにめっちゃ来たかったんですよ!!

KiKi:私もベルリン来て、2人が紹介してくれたスポット巡りしました!!

Fumi:『テレビでドイツ語』は、熱いですね…!

 

今はどこでオペアをしているんですか?

Fumi:Wolfsburgという都市の隣の…村です。

KiKi:村!!い〜な〜!!

Fumi:家と森しかないです。

KiKi:いや、いいですよ!!ドイツの田舎、訪れたことがありますが、日本とまた違ったのどかさで素敵でした。私も地元がガチの村なので、自然がないと生きていけないんです苦笑。ベルリンは自然と街が共存しているので、なんとか生きていけてる感じです。絶対、東京に住めないタイプの人間です…。そこはどんなところですか?何か、特産物とかありますか?

Fumi:フォルクスワーゲンの工場があります。

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KiKi:すごい!

Fumi:フォルクスワーゲンの街、ですね。

KiKi:お気に入りの場所って、ありますか?

Fumi:家から街に行くまでの道のりが、とても綺麗で毎回写真を撮りながら行ってます。通学路が、お気に入りですね。

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KiKi:大自然。。!!素敵!!

 

ドイツに来て、驚いた文化はありますか?

Fumi:仕事終わるのがみんなめっちゃ早い!VOLKSWAGENの人は金曜日は2時とか3時に帰宅するので帰宅渋滞が起きるんです。あと、近くの城では金曜日に毎回結婚式行われています!保育園で父の日のイベントが水曜の4時からあってお父さんたちが普通にそれに行く…いかに自分の人生を優先できる社会なのかしみじみ感じました。
あと私の家族とその友達は、みんなで集まるとお父さんが子供の面倒見ててお母さんたちがワイン飲んでまったりしています。日本だと、なかなか見ない光景だと思いました。

KiKi:仕事が時間内に終わるように、タイマーで測りながら仕事をするとうお話も聞いたことがあります。私も、ドイツはオンとオフの切り替えがはっきりしている印象です。

 

オペア留学の、1週間のだいたいの生活スケジュールを教えてください。

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お部屋の窓から見えるお気に入りの景色

Fumi:月〜金、語学学校があれば7時に家を出て、2時半までに家に帰ってきます。帰宅後は、オペアのお仕事です。

語学学校がなければ、適当に起きて12時にホストママがご飯を作ってくれるので、それをみんなで食べて、オペアのお仕事開始です。

18時必ず夕飯なので、それまでの時間ホストキッズと遊びます。夕飯を食べ終わったら、朝食のお皿の準備をして終わります。土日祝日は、休みです!

KiKi:子供達の送り迎えって、してます?

Fumi:ちょっと遠いんで、ママとパパが車で送って行ってます。めっちゃ車社会なんで、村は。車ないと生活できないです。

KiKi:わかります(村民談)。オペアのお仕事では、車の運転はしなくても大丈夫なんですか?

Fumi:あ、それは大丈夫です。車の運転をしなくていいホストファミリーを選びました。

KiKi:そっか、そこの確認も大切ですね。ホストファミリーが住んでいる地域によっては、車の運転必須になってくる場合もありますもんね。車道も日本と反対ですし、車の運転が必要な場合は、日本で十分に慣れている方のほうがいいですよね。

Fumi:そうですね。

 

 

KiKi:通っている語学学校は、どんな感じですか?

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語学学校への通学路

Fumi:週5でVolkshochschule(市民学校)に通ってたんですけど、朝8;30に始まって12:40分に終わります。その間に15分の休憩が3回ありました。

KiKi:今どのレベルまで通いましたか?

Fumi:A2までです。

KiKi:今後続けていく予定ですか?

Fumi:いやあ〜…先生がちょっと休むことが多くて。行ったら授業が今日はお休みというのが3回ありました。1時間以上チャリで通ってきてるのに、それはちょっと…と思って。これからは、オンラインのドイツ語学習に挑戦してみようかなと思ってます。

KiKi:え!オンラインもあるんですね、知らなかったです。それは、日本にいる日本人でも受けられるものなんですか?よかったら教えてください。

Fumi:近所のお姉さんがそれでドイツ語を勉強していて教えてもらったもので、私もまだそのオンラインの授業を受けていないのでなんとも言えないのですが。。

KiKi:気になる方は、自己判断で!

Fumi:https://www.italki.com/https://preply.com/です!

KiKi:私も語学学校は相性の良い先生に出会えるまで苦労しました。合わないと思ったら、可能な限り学校を変えたり、いろいろ試してみると良いと思います。(私の語学学校奮闘記)日常生活では、ホストファミリー以外にドイツ人と関わる機会は多くありますか?

Fumi:そうですね。ドイツ人の友達もできて、楽しいです!

KiKi:よかった!

 

KiKi:オペア留学をしていて、楽しいことは何ですか?

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子供達のために、工作の準備も。

Fumi:子供達と遊んでいる時は楽しいですね〜

KiKi:なにして遊んでるんですか?

Fumi:トランポリンで遊ぶのが子供達大好きで…

KiKi:あー!いいなー!!(私がオペアを卒後した後にホストファミリーが大きなトランポリンを購入していて、私も遊びたかったと陰ながら思っている人←)

Fumi:一番上の子はサッカーーが好きで一緒にやったり、真ん中の子は美術系でお絵描きがすごく好きで一緒に工作をしたり。。あとは、日本のレンジャー系?仮面ライダーとか、めっちゃ好きで一緒に見て、その中から日本語を教えたりしています。

 

KiKi:それでは逆に、大変なことは何でしょう?

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ホストキッズがプレゼントしてくれたお花。

Fumi:男の子3人なので…すぐ喧嘩するんですよね。その喧嘩の仲介が、大変。

KiKi:わかる。

Fumi:あとはホストママが家で仕事するときに、子供達が行かないように止めるのが、大変。

KiKi:めっちゃわかる。

Fumi:あとは、きちんと子供達を叱ること。舐められないようにすること。

KiKi:(大きく頷く)

Fumi:最初来たばかりの頃は保育経験もなかったし、優しく接してたんですけど、ホストパパに『しっかり叱らないと舐められるよ』って言われて。

KiKi:うん。

Fumi:きちんと必要な場面で叱るようになってから、言うことも聞いてくれるようになったし、良い関係が築け始めたと思います。

 

KiKi:実際にオペアとしてきて生活してみて、『日本でこれをやっておけばよかった!』ということはありますか?

Fumi:ドイツ語学習!!

KiKi:私もです!!

 

KiKi:じゃあ、最後に。オペア留学をしたいと考えている人たちに、メッセージをお願いします!

Fumi:したいと思ったのなら、したら良いと思います。悩んでいる時間があったら、調べて、行動に起こしていきましょう!

KiKi:いきましょう!

 

今日は、本当にありがとうございました◎

FumiさんのTwitter:@mo__fumi &instagram : @mo._.fuでも、現役のオペア留学の様子を発信してくれています。ぜひ、検討している方はチェックしてみてください。

 

 

 

 

KiKi

イラストレーター/コラムニスト

西伊豆の小さな美しい村出身。京都造形芸術大学キャラクターデザイン学科卒業後、同大学マンガ学科研究室にて副手として3年間勤務。その後フリーランスに。2016年夏よりベルリンに移住。例えば、私のように小さな集落で暮らしている子が旅立つ時期を迎えたとき、『世界はこんなにも広くて、こんなにも選択肢があるんだ』と気付けるようなものを残していけたら、最高だなと想いながら絵と文章をかいています。

Portfolio / Youtube

※visa取得方法、滞在に必要な保険等についてはお住まいの、又は住まれるご予定の外人局・各管轄の方にお問い合わせください。そちらの方が確実ですし、私に返信を催促されましても、対応できませんのでご了承ください。

Instagram : @kikiiiiiiy

KiKi