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オペア留学に必要なドイツ語力は、どれくらい?【ドイツでの実生活編】

オペア留学に必要なドイツ語力は、どれくらい?【ドイツでの実生活編】

こんにちは、イラストレーターのKiKi(@kikiiiiiiy)です。

改めまして、日本でまだ全然知られていない『ドイツのオペア留学』について以下のような記事を書かせていただいています◎

 

この記事たちが、誰かが夢を叶えるための、何かのきっかけになりますように◎
点々長い

 

 

Young Germanyでオペア留学の連載をさせていただくようになってから、とても嬉しいことに多くの方にオペア留学に興味を持っていただけるようになり、ご質問のメールお頂くようになりました。

その頂くメールの中で一番多い質問が、やはりドイツ語学習についてなんです。

普通の語学学校に通うだけの留学とは違い、ドイツ人のホストファミリーと一緒に生活をして、子供達の世話をする。。それって、初めにどれくらいのドイツ語力があればいいんだろう…不安に思うのは私も同じだったので気持ちはよくわかります。

なので、前回の語学学校編に引き続き、今回もドイツ語学習をテーマにしたいと思います。

以前『オペア留学に必要なドイツ語力は、どれくらい?』という記事に、私が日本でしたドイツ語学習について書きました。

ドイツでオペアをするとき、27歳以下ならオペアvisaを取得することがきるのですが『ドイツ語A1レベル取得証明書』というものが必要になってきます。主にその取得をするための勉強を、日本でしました。詳しくは↑の記事を読んでみてください◎

その記事を『オペア留学に必要なドイツ語力は、どれくらい?【日本での勉強編】』として、今回は『オペア留学に必要なドイツ語力は、どれくらい?【ドイツでの実生活編】』を書いていきたいと思います!

 

 

ドイツ語A1テストに合格したからって、現地で日常会話はOk!なんてことは、全然なかった!語学レベルより、会話がができるかが重要。

A1は、『簡単な日常会話が理解出来るレベル』と記されています。

私の場合は特に大学でドイツ語を選択していたわけでもなく、『ベルリンに住みたい!』という思いつきで、オペア留学を調べ上げ、1ヶ月の猛勉強付で合格したA1なので、厚みが違うといえばそうなのですが苦笑、正直A1の勉強を終えれば不自由なくドイツで簡単な生活ができるかと言われれば、全くそうではなかったという印象です。

簡単な読み書きは理解出来るかも。。?  でも、ドイツ人の皆さんが何を言っているのか、全くわかりません。。。ドイツに来たばかりは、そんな状態でした。

A1は必要最低限。でも、そんなことよりも何よりも、オペアをする上で『会話ができる』ということが大切なんだと現地で強く思いました。だって、子供たちと一緒に遊ばないといけないんです。

 

『自分のドイツ語レベル』を考えて、ホストファミリー選びをすることが大切。

それでもA1は必要最低限の知識として日本にいる時に勉強しておくことをお勧めしますが、自分のドイツ語の状態を考えて、やっていけそうなホストファミリーを選ぶことも大切だと思いました。

例えば、ドイツ語に不安があるのなら日系ファミリーに行けば日本語は通じますし、ドイツ人ファミリーでも英語が通じるファミリーを探せば、ドイツ語がうまく話せない状態で行っても学びながらオペアをすることは可能です。

 

ということで以下、語学学校以外での、オペア留学ならではのドイツ語学習法を紹介します◎

 

ドイツ語が全くわからなかった頃の、ホストキッズとのコミュニケーションは、こんな感じ。

 

1、全く話せないときは、とにかく変顔コミュニケーション。

顔の筋肉が鍛えられました。笑 これは世界共通のコミュニケーションでした。

 

2、むしろ日本語を教えちゃう。

弟くん(2)のお着替えを手伝っている時、手を上げて欲しくて『ばんさーい!』という言葉を教えました。彼はすぐ覚えて、『ばんさーい!』というと手を上げてくれるようになったのですが、それを聞いたホストパパが『…BONSAI(盆栽)?』と聞きまがえて、盆栽のポーズをしていたのがとても面白かったです。苦笑

それからよく『ちょっと待ってね!』という日本語を使っていたのですが、それがドイツ語のチョコレートに聞こえるらしく『Schokolade(ショコラーデ)ね!!』という謎のやり取りも流行りました。

 

3、そしてドイツ語をこどもたちに教えてもらう。でも”子ども言葉”に注意!

難しいのが、日本でもそうだと思うのですが、こどもの話す言葉って独特なんですよ。こども言葉というのでしょうか。だから、語学学校で習ってくるドイツ語の知識が通用しないことなんて多々あります。まだこどもだから、間違ったドイツ語も話しています。舌ったらずで、聞き取りにくかったりもします。

それでも私にとって一番身近なドイツ人になるので、彼らからも自然に学ぶことになるのですが、気づかずに”こども言葉”を学んでいて、それを大人と話している時に使ってしまい、笑われることも。オペア留学をする皆さん、気をつけてくださいね!

ちなみに私が間違えて覚えて使ってしまった子ども言葉は、

leer(から):アレアレ(からっぽ)

Nackt(裸):ナキダイ(はだかんぼ)

 

 

子ども向けのものは最高の教材!

ホストキッズたちと過ごす中で、多くの子供向けの”もの”に出会うわけですが、ドイツ語を学び始めた私にとってはとてもわかりやすい最高の教材でした。少し、ホストキッズと一緒に見て、私も大好きだったものを紹介します◎

 

▼TV番組

Die Maus

Bibi und Tina

Feuerwehr Sam

 

絵本

Bobo

Die kleine Hexe

 

映画

Das Sams

Das kleine Gespenst

HEIDI

 

 

 

 

ホストキッズと一緒に、ドイツ語を勉強して成長していけることも、オペア留学の魅力◎

お姉ちゃんは私が来た時にすでに5歳だったので十分会話ができたのですが、弟くんは私が来た時は2歳で、ママ・パパ・お姉ちゃんの名前・Auto(車)・Zug(電車)しか言えませんでした。

キッチンでよく語学学校の宿題をしていたのですが、突然弟くんに指さされ『どいちゅ、、らるねん??(ドイツ語勉強してるの?』と言われた衝撃に始まり、だんだん言葉を覚え、会話が成り立つようになり、私も少し会話ができるようになり、弟くんが3歳になった時は2人で口喧嘩ができるくらいに成長!

『私が来たばかりの頃は、君は車と電車ぐらいしか言えなくて、Was machst du?(何してるの?)が言えなくて、マドゥ?マドゥ?って言ってたんだよ…。本当、いっぱい話せるようになったねえ…』

と、彼にしみじみ言った時に

『Du auch !(君もね!)』

と言われた時は、もう笑ってしまいました。笑

 

 

 

まとめ

イラスト

そんな感じで、オペア留学に必要なドイツ語力という規定はこれという決まりもなく、オペア留学をしたからドイツ語がペラペラになる!ということもなく、母国語以外の言語学習には終わりがないと日々感じる毎日ですが、普通の語学留学の勉強漬けよりも、刺激的なドイツ語学習ができたなと、振り返ると思います。子供と一緒に毎日を過ごすので大変なことも、いっぱい、いっぱいありましたが。笑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

KiKi

イラストレーター/コラムニスト

西伊豆の小さな美しい村出身。京都造形芸術大学キャラクターデザイン学科卒業後、同大学マンガ学科研究室にて副手として3年間勤務。その後フリーランスに。2016年夏よりベルリンに移住。例えば、私のように小さな集落で暮らしている子が旅立つ時期を迎えたとき、『世界はこんなにも広くて、こんなにも選択肢があるんだ』と気付けるようなものを残していけたら、最高だなと想いながら絵と文章をかいています。

Portfolio / Youtube

※visa取得方法、滞在に必要な保険等についてはお住まいの、又は住まれるご予定の外人局・各管轄の方にお問い合わせください。そちらの方が確実ですし、私に返信を催促されましても、対応できませんのでご了承ください。

Instagram : @kikiiiiiiy

KiKi