わずか9秒で
ヨーロッパリーグはプレーオフ第1戦が行われ、ドルトムントはノルウェーのシーエンに乗り込んでオッズBK(オッド・グレンランド)と対戦。
試合は開始たったの13秒に先制され、その後も立て続けにゴールを決められアウェーで3対0と超劣勢の展開。
それでも34分、ギュンドアン選手の強烈なシュートをゴールキーパーが弾いたところをオーバメヤン選手が押し込みは3対1で前半終了。
後半に入ると47分、ゴール前に陣取った香川選手に絶妙なボールが渡り、それをダイレクトに右足で蹴り込み待望のゴール!
そして76分、香川選手から左に走り込むシュメルツァー選手にパスが通り、そこからゴール前へ放たれたボールにオーバメヤン選手が左足で蹴り込み遂に同点!
ドルトムントの勢いは止まらず85分、今度は香川選手が左からゴール前へ絶妙なボールを入れ、それにムヒタリアン選手が頭で合わせて逆転!
ドルトムントは香川選手の大活躍で、敵地で貴重な勝ちをゲット♪
プレーオフ第2戦はドルトムントで8月27日(現地時間)。
香川選手はフル出場。
丸岡選手はベンチ外。
ブンデスリーガ第2節、初戦をアウェーで戦ったチームにとってはホームでの最初の試合で気合いも入ります。
ホームで快勝して気分良くホッフェンハイムの本拠地バーデン=ヴュルテンベルク州ジンスハイムに乗り込んだバイエルン。
ホッフェンハイムが1部昇格した2008-09シーズン以来、まだ1度もホッフェンハイムに負けたことが無いバイエルンにとっては特に警戒するでもなく平常心で臨んだはず。
しかし開幕戦を敵地で落としているホッフェンハイムとしては王者を迎え気合い十分。
そんな目に見えない勢いに押されたのか、バイエルンは試合開始早々にまさかの・・・
バイエルンボールの試合開始でホイッスルが鳴るとロッベン選手が小さくミュラー選手に、そのボールをミュラー選手がアロンソ選手に下げて、アロンソ選手は左のビダル選手にパス、ビダル選手は更に下げて左DFのアラバ選手に、そしてアラバ選手はセンターDFのボアテング選手へと流れるようにパスすると、ボールは左に寄っていたボアテング選手の前を通り過ぎゴール前へ。
担い手を探すボールは転々とし、期せずして絶好の「アシスト」となったボールはホッフェンハイムのドイツ代表FWフォラント選手にきっちりと蹴られバイエルンのドイツ代表GKノイアー選手の足元を抜きゴールネットを揺らす。
地面を叩き、両手を挙げてこの不測の事態に唖然とするノイアー選手・・・
試合開始からここまでわずか9秒で、これは昨季レバークーゼンのベララビ選手が対ドルトムント戦で記録した(⇒「新星デビュー☆」)ブンデスリーガ最速ゴールのタイ記録。
思わぬミスからの失点で先制されたバイエルンは、その後攻めまくるもミュラー選手のボールがポストに嫌われるなどなかなか点数が入らない。
このまま前半終了かと思われた41分に、コスタ選手が自ら持ち込んで放ったシュートをキーパーが弾き、詰めていたミュラー選手が決めてようやく同点に。
後半に入っても攻撃の手を緩めないバイエルンは、67分にラーム選手に代えてレヴァンドフスキ選手を投入するなど超攻撃シフトで臨むもなかなか均衡が破れない。
すると71分、ゴール前でボアテング選手が相手を倒すイエローでホッフェンハイムにフリーキックを与えてしまう。
蹴るのはホッフェンハイムのドイツ代表MFルディ選手。
ここでまたまたひと波乱。
ルディ選手の蹴ったボールは壁となったボアテング選手の手に当たり、これがハンドとなってボアテング選手はこの日2枚目のイエローとなり累積レッドで即退場。
今度はPKをホッフェンハイムに与えてしまう。
バイエルン、大ピンチ!
ホッフェンハイムはポーランド代表ポランスキ選手が立ちはだかるノイアー選手と対峙、放ったボールは右下ゴールポストに当たりバイエルンは命拾い!
その後もレヴァンドフスキ選手を中心に攻めるもなかなかホッフェンハイムゴールを抉じ開けられない。
試合時間が刻々と過ぎ引き分けムードが漂い始めた90分、遂にその時が!
コスタ選手が右から持ち込みゴール前へ絶妙のボールを入れると相手マークの厳しいゲッツェ選手が打つとみせかけ何とスルー!
その後ろに控えていたレヴァンドフスキ選手が長い足を伸ばしてボールに合わせてバイエルンがようやくホッフェンハイムゴールを抉じ開ける!
それにしてもゲッツェ選手は後ろに目が付いているのか?!
まさに天才!
バイエルンはアウェーで苦しみながらも勝利してこれで開幕2連勝!
細貝選手と原口選手のヘルタはブレーメンと対戦。
試合は1対1の引き分け。
原口選手は先発フル出場。
細貝選手はケガでベンチ外。
長澤選手と大迫選手のケルンはヴォルフスブルクと対戦。
試合はこちらも1対1の引き分け。
今季初のベンチ入りを果たした長澤選手は出番無し。
大迫選手は左ひざのケガでベンチ外。
長谷部選手と乾選手のフランクフルトはアウグスブルクと対戦。
試合はこれまた1対1で引き分け。
長谷部選手は先発して前半20分にイエロー、後半68分に交代。
スペインからオファーがある乾選手はベンチ外。まさか移籍?!
内田選手のシャルケはダルムシュタットと対戦。
試合はニャんとこれまた1対1で引き分け。
内田選手はケガでベンチ外。
酒井宏樹選手と清武選手のハノーファはレバークーゼンと対戦。
試合はハノーファがホームで0対1と敗戦。
宏樹選手は先発フル出場。
清武選手はケガでベンチ外。
ハンブルクに移籍した酒井高徳選手は古巣シュトゥットガルトと対戦。
試合はハンブルクが3対2で逆転勝ち。
高徳選手は出番無し。
香川選手と丸岡選手のドルトムントはインゴルシュタットと対戦。
初昇格のインゴルシュタット相手に前半を0対0で折り返した後半に底力を発揮。
55分に右から上がったギンター選手にパスが通りこれを決めて先制すると、59分にペナルティエリア内でシュメルツァー選手が倒されロイス選手がエルフメーターを決め、84分には香川選手がペナルティエリアのすぐ外センターでボールを受けると相手ディフェンダーを振り切りながら左足で今季ブンデス初ゴール!
ロスタイムにオーバメヤン選手がトドメを刺してドルトムントが2試合連続の4対0で勝利。首位に躍り出る!
香川選手は先発して前半にイエロー、後半ゴールを決めた後86分に交代。
丸岡選手はベンチ外。
香川選手①
武藤選手のマインツはメンヒェングラートバッハと対戦。
試合は1対2でマインツがアウェーで勝利。
武藤選手はブンデス初の先発でほぼフル出場のロスタイム1分で交代。
次節は初ゴールに期待=^_^=
今日の「きまぐれTrikot(トリコー)」はこちら♪
ホッフェンハイムのユニフォーム。
「SAP」はホッフェンハイムの出資者であるディートマー・ホップさんが創業したヨーロッパ最大級のソフトウェア会社SAP AGのロゴマーク。
SAP(エスエイピー)はSystemanalyse und Programmentwicklung(システム分析とプログラム開発)という意味ニャんだ。
チーム名にもある通りホッフェンハイムは1899年創立のスポーツ総合クラブ。(⇒「高徳選手ブンデス初ゴールも・・・」のきまぐれドイツ語・サッカー編をどうぞ♪)
以前はサッカー以外に柔道やバレーボールなども運営されてたけど現在は活動を停止、陸上と体操が運営されてるんだ。
1990年から自身もかつてユースチームでプレーしていたホップさんがホッフェンハイムをサポート。資金を提供してチームの補強に乗り出し、それまで8部だったチームを急速に1部リーグまで押し上げたんだ=^_^=
情報源:
ブンデスリーガ公式日本語ウェブサイト bundesliga.com/jp
欧州サッカー公式ウェブサイト UEFA.com
ブンデスリーガ チームと都市(2015-16シーズン)
(地図をクリックして詳細を表示)
(24. August 2015)
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