モーゼル川沿いの可愛い町 コッヘムのワイン祭り
ドイツワイン発祥の地、モーゼルをめぐる旅。モーゼル川沿いにあるコッヘムは、ワイン畑に囲まれた古城と木組みの家並みが絵になる可愛い町です。旧市街で毎年開かれる盛大なワイン祭りに初参加。中世パレードや音楽も楽しめるおいしいお祭りと、コッヘムで出会ったグルメをご紹介します。
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コッヘムで毎年8月後半に開かれるワイン祭り「Heimat und Weinfest」。今年は8月24日から8月28日にかけて開催されたのですが、ご紹介したいと思いつつすっかり遅くなってしまいました。
今回の旅は1泊2日でコッヘム、トリーア、そしてお隣の国ルクセンブルクにもちょこっと足をのばすという大移動。ドイチェバーンで6・7・8月に販売されたドイツ鉄道ローカル線乗り放題(1か月間9ユーロ!)という前代未聞のチケットを活用して行ってまいりました。
コッヘムに到着し、まず向かったのは丘の頂上に立つ中世の要塞、ライヒスブルク城。けっこう急な坂道を上っていくのですが、途中には風情のあるワイン屋さんや酒場、宿屋などが並んで気分もウキウキと上がっていきます。ブドウ畑のてっぺんに立つ古城が見えた時の感動といったら!真下から横から後ろから、どの角度から見ても美しくてうっとりします。
お城から下界へ戻ると、旧市街は大盛り上がり。ステージ上だけでなく、あちらこちらの路上で演奏したり踊っている人たちがいて、町じゅうがお祭りの明るい雰囲気に満ちています。
5日間にわたって開催されるワイン祭りでは毎日様々なプログラムが用意されていて、最終日には花火もあがります。この日はちょうど中世パレードが行われる日。様々なグループが趣向を凝らしたコスチュームで現れ、とても見ごたえがありました。みんな楽しそうで、見ているこちらも嬉しくなります。
コッヘムは街自体がとっても可愛いくて、歩いているだけでも楽しくなってきます。ワインの町だけにワイン屋さんが多いのはもちろんのこと、カフェやスイーツなどおいしそうなお店がたくさんあってワクワク。
秋限定の新ワイン、フェーダーヴァイサー※も発見。
コッヘムでは11月にフェーダーヴァイサー祭りが開催されます。おつまみの定番、ツヴィーベルクーヘン(玉ねぎケーキ)や音楽やダンスのステージもある楽しそうなイベントです。お知らせがぎりぎりになってしまいましたが、今年は11月4~6日と11日、12日に開催。
※フェーダーヴァイサーとは?>>ドイツの秋限定の新ワイン「フェーダーヴァイサー」
ちなみに、来年の夏のワイン祭りは2023年8月24日~8月28日開催予定です。
コッヘムはお祭り期間でなくても楽しめる魅力的な町。電車でアクセスしやすいので、機会があればぜひ訪れてみてください。