【今週のドイツ語】für jemanden durchs Feuer gehen
もうすぐバレンタインデーですね。大事な人のために何かしてあげる予定はありますか?
日本では女性から男性に愛の告白をしたり、プレゼントを渡したりしますが、ドイツも含めヨーロッパでは、女性から男性に限らず、大切な人に花を送ったり、「大切に思っているよ」という気持ちの確認をしたりする日なんです。
そこで今日は、誰かのためなら何でもやる!という強い愛情を示すドイツ語表現を…。
für jemanden durchs Feuer gehen
フュア・イェ−マンデン・ドゥルヒス・フォイヤー・ゲーエン
Feuer は「火」で、 durchs Feuer gehen は「火の中を通り抜ける」ことです。
für jemanden は「誰かのために」。「誰かのためなら火の中へでも入っていくぞ」ということは、どんな困難なことでも、誰かのためにならやってあげる、という気持ちを例える言い方なんです。
日本語なら、「たとえ火の中、水の中」という言い方が近いですね。
このfür jemandenの部分に、誰のためなのかをいろいろ入れることができます。
「君のため」ならfür dich、
「彼女のため」ならfür sie、
「私の子供のため」ならfür mein Kind。
そして、Für mein Kind würde ich durchs Feuer gehen!
「子供のためならたとえ火の中へでも!」「この子のためならどんなことでもする!」というような使い方をします。
ここでwürde というのは、ちょっと難しくなりますが、現実には起こらないけどそのくらい本気だよ!ということを表しています。あなたは、誰のためなら「たとえ火の中へでも」飛び込んで行けますか?
いえ、あくまでも例えですから…本当に入って行かないで下さいね。
©ドイツ大使館 今週のドイツ語