【今週のドイツ語】Denkzettel
今日紹介する単語は、
Denkzettel
デンクツェッテルです。
denken (デンケン)は考える
Zettel (ツェッテル)はメモ用紙
さて、”考えるメモ用紙”とは何でしょうか。
Denkzettelは
『あなたの行動には問題があるので警告するぞ』
という、実際には存在しない象徴的なメモ用紙です。
例えば…
いつも安定の得票率だから、と有権者を顧みず何もせずにノンビリ構えていた政治家が、
とある選挙で票を取れず負けてしまった。
これが、思い上がっていた政治家へ有権者がつきつけた『Denkzettel』というわけです。
今後こういうことはしてはいけませんよ!
という戒めのことをDenkzettelという象徴的なメモ用紙でもってあらわします。
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実は、元々Denkzettelは”裁判所への呼出状”という意味しかなかったそうです。
しかし、ルターが聖書を翻訳した際Denkzettelにこのような意味をもたせ、現在も一般的に使われています。
先週のHerzenslustに続き、ルターに関する言葉を紹介しました。
©ドイツ大使館
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