ハンブルクの港祭り
ドイツ総領事館に居候しているリョウちゃんからメールが届いたよ♪
先日のハンブルク対マインツの試合の前にリョウちゃんは・・・
ハンブルクはベルリンに次ぐドイツ第2の都市で、ベルリンやブレーメンと同じく、「市」だけど「州」でもある。
その独立性は中世以前にまで遡り、その後ハンザ同盟の代表的な都市の1つになったんだ。
車のナンバープレートの州を表すアルファベットは「HH(Hansastadt Hamburg)」となっていて、ハンブルクっ子はこのハンザ都市「Hansastadt」であることに誇りを持っているんだニャン。
ハンブルク港とともに発展したハンブルクは、実は海に面していない。
内陸に位置するので「港」と言っても海の港じゃなくって川の港、エルベ川に面してハンブルク港があるんだ。
ぜひ地図で確かめてみてニャン。
これまでの寒い寒い日々はようやく終わり、やっと春の陽射しが戻ってきた今日は、ハンブルク港のお誕生日を祝う世界最大の港祭り「Hafengeburtstag Hamburg」の日!
エルベ川には様々な船が停泊してる ― 水上バス、帆船、ドイツ版海上保安庁の監視船、そしてドイツ海軍の船まで!
Landungsbrücken駅を出て、Fischermarktを散策。
色んな屋台が出てる。
Fischermarktはいつもは朝の9時で閉まっちゃうんだけど、この日は例外なのか、まだまだ営業してるよ!
さすが港町ハンブルクというだけあって、美味しそうな魚がいーーーっぱい!
どれも心が魅かれますニャン。
その中から、「NEU!(新商品)」と書いてある、いわしのフライをひとつまみ。
揚げたてでホカホカ、塩だけのシンプルな味付けで、ビールに合いそう!
だけど、まだまだ1日は始まったばかりなので、お預けニャン。
と思ってたら、あちらの建物の中ではたくさんの人たちがビールを飲んでる!
さすがドイツ!
いやいや、お祭りだから特別ニャンだね、きっと。
そのまま港沿いを歩いていると監視船の内部が見学できるって書いてある!
これは見なくちゃ!と思って監視船に潜入。
エンジンルームから、乗組員専用のスポーツジム、そして、操舵室へ。
何だか難しそうな機械がいっぱいで、チンプンカンプンとじーっと見てたら、「キャプテン席にすわっていいよ」だって!
恐る恐るすわってみると、やっぱり足が届かないし、アームも全然フィットしない・・・
監視船を降りて、どんどん歩いていくと、遊覧船が見えてきた。
せっかく色んな船が港に泊まっているんだから、陸からだけでなく、海上からも見学!ということで、早速乗り込む。
海上から眺める帆船はすごい迫力!
「海軍の船もかっこいいなぁ」と、ぼーっと見てたら、さっきのいわしのフライで満腹な上に、ぽかぽか陽気とあいまって、す、睡魔が・・・
でも、目の前にエルプフィルハーモニーが現れて、一気に目が覚めた!
船のガイドさんが、「このエルプハーモニーは、何度も何度も延期された上に、工事予算もかなりオーバーして、やっと今年オープンしました。私は生まれも育ちもハンブルクの生粋のハンブルクっ子。この新名所のオープンは誇らしいとは思いますが、やはりハンブルクの顔はSt.Michael(聖ミヒャエル教会)です!」と熱く語ってくれたニャン。
あちこちで屋台が出てたり、バンドが演奏したり、この後は帆船パレードがあるって言ってるけど、この後はブンデスリーガの試合!
早くスタジアムへ移動しなくちゃ!
と、先日のブンデスリーガ観戦に繋がるのでした。⇒ ブンデスリーガ観戦!-スタジアムに潜入の巻-
(23. Mai 2017)
『わたしのドイツ 2017』作品募集中! ⇒ http://www.japan.diplo.de/Vertretung/japan/ja/02-botschaft/aktivitaeten/malwettbewerb-2017.html
「ドイツ大使館ネコのきまぐれブログ・アーカイブ」 ⇒ http://nekoblog-yg-japan-archive.blogspot.jp