移民の国ドイツ
昨年(⇒「難民と移民」)に引き続き、兵庫県から神戸大学附属中等教育学校のみなさんが来館。
みなさんの質問にドイツから研修中のミライさんと広報課長のクレープスさんが答えたんだ。
神戸大学附属中等教育学校はスーパーグローバルハイスクールに指定され、生徒のみなさんはそれぞれ課題を持って学習に取り組み、「ドイツ国内における移民問題」や「イギリスのEU離脱後のドイツ国内の世論」に関心。
色々な情報が報道され遠い日本に伝わる中、みなさんは実際に経験や体験を通して課題を見つけたり情報を集めたりして日々、疑問解決の為研究。
昨年同様、次から次へと中身の濃い質問が。
会議を終えて駆けつけたクレープスさんは、「ドイツで人気のある食べ物は?」などの質問が来ると思っていたみたいで、充実した質問にとても満足。
(でも、ドイツパンの紹介は外せません♪)
国民の1割が移民のドイツでは、近くに移民がいるのが当たり前。
ドイツでは積極的に移民に接し、会話をしたりお互いの国の料理を作ったり交流してお互いに学び理解しようと「文化を越えるボランティア」に参加する学生も多いとミライさんが説明。
でも昨年来、難民が想像以上に多くやってきたため、受け入れの準備が間に合わずトラブルが発生したことも事実で、これに対して国民が不満。
今後のドイツの舵取り、この秋の選挙はどうなるか・・・
こればかりは蓋を開けてみないとわからないけど、やっぱりドイツは第二次世界大戦の反省を踏まえてこれまで謙虚に歴史を積み重ねてきただけに・・・
ヨーロッパの平和のために作られたEU。
地続きの国同士、自由に行き来できるようにすることで人や文化の往来が増える中、お互いが文化を尊重。
そして時代と共に文化も変化。
でも決して教訓は忘れない・・・きっと=^_^=
(15. März 2017)
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