【今週のドイツ語】Bauchpinseln
どんなことでも、人から褒められるとうれしいものです。
ちょっと褒め過ぎじゃない?と思うような時でも、嫌な気はしないもの。なぜそんな話をするかと言うと、今日3月1日は世界褒め言葉の日なんです。褒め言葉はコミュニケーションの潤滑油。そして、子供もアスリートも「褒めて育てる」のが最近の傾向でもあります。
でもね、あまりやりすぎたり、露骨すぎるのはちょっと・・・
今日ご紹介するのは、そんな褒め言葉に関するドイツ語。
bauchpinseln
バウホピンゼルン
Bauchはお腹、Pinselは筆で、pinselnというふうに動詞になると、筆で色を塗る、筆で撫でるという意味になります。ですから、直訳は「お腹を筆で撫でる」です。
柔らかい筆でお腹を撫でられると、ちょっとくすぐったくて気持ちいい・・・少なくとも猫さんやワンちゃんはお腹をなでてあげると喜びます。そうやって、相手にちょっと気持ちいいことをしてあげることから転じて、「相手が気持ちよくなるようなことを言う」「褒め言葉を使う」、さらに「お世辞を言う」「自尊心をくすぐる」という意味が生まれました。
さて、今日の褒め言葉の日、誰のお腹をどんなふうになでてあげますか?
上司のお腹をなでて気持ちよーくさせてあげると、今日一日ハッピーに過ごせるかも!
でもやり過ぎは禁物・・・あくまでも自然に、嫌味にならないようにね。
©ドイツ大使館 今週のドイツ語