【今週のドイツ語】sich freuen wie ein Schneekönig
クリスマスが近づき、少し寒さが増して来ましたね。
今年、ホワイトクリスマスが期待できるかどうかはわかりませんが、
今週は雪にちなんだ言い回しを一つご紹介します。
sich freuen wie ein Schneekönig
ズィッヒ フロイエン ヴィー アイン シュネーケーニヒ
シュネーは雪、ケーニヒは王。なので
シュネーケーニヒは雪の王様。
そのまま訳すと
『雪の王のように喜ぶ』、
その意味は『大喜びする』となります。
でも、雪の王様って?
この言い回しの由来については2つの説明があります。
一つには、17世紀の30年戦争でスウェーデンを率いた国王グスタフ2世アドルフのあだ名が「雪の王」だったことから。スウェーデンの快進撃に大喜びしている様子が連想されたのでしょうか。
もう一つは、シュネーケーニヒと呼ばれる小鳥から。日本名はミソサザイといい、小さな体で力いっぱい鳴き声を響かせる様子が、大喜びしているように聞こえるからというもの。渡りをせず、真冬の雪の中でも澄んだ声でさえずるため、「雪の王」と呼ばれるようになったそうです。
©ドイツ大使館 今週のドイツ語