【今週のドイツ語】 den Nagel auf den Kopf treffen
「釘の頭を直撃」?!
今週ご紹介するドイツ語、なんだか穏やかではないようですが・・・
でも安心してください!
den Nagel auf den Kopf treffen
デン ナーゲル アウフ デン コプフ トレッフェン
直訳では「釘の頭にズバリ的中」!?
そう、これは『ものごとの核心を突く』とか、
『適切な発言をする』というときに使われる表現で、
「まさにその通り!」と言いたくなるような発言に対していう言葉なんです。
でも、何で釘?と思いますよね。
昔の西洋のアーチェリー競技の的には、中心に釘が打ち付けてあったそうです。
的の中心に当たるということは、その釘の頭に矢が当たるということ。
的の中心を射止めた矢は、釘の頭に当たってはじき飛ばされ、観衆はそれを見て
「おお〜!見事に的を射たぞ!」と言ったとか言わなかったとか・・・。
そう、日本語の『的を射た』、これぞまさにそのものの表現ですね。
こういうところでは、日本もドイツも発想は同じ。なんだかますます親近感がわきますね!
©ドイツ大使館 今週のドイツ語