オペア留学に必要なドイツ語力は、どれくらい?【日本での勉強編】
こんにちは、イラストレーターのKiKi(@kikiiiiiiy)です!
改めまして、日本でまだ全然知られていない『ドイツのオペア留学』について以下のような記事を書かせていただいています◎
この記事たちが、誰かが夢を叶えるための、何かのきっかけになりますように。
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さて、今回のテーマは『オペア留学に必要なドイツ語力』です◎
オペアとして渡独するために申請する『オペアvisa』には簡単な日常会話のドイツ語を理解していることを証明するドイツ語A1証明書が必要です。
ドイツ語A1レベルが話せればオペア留学の生活で問題はない、ということは全くなく、このくらいの知識は最低限ないと、ドイツ人ファミリーの生活に参加していくことになるので、かなり苦労すると思います。(私も、たっくさん苦労しました…苦笑)そして、もちろんドイツ現地での継続した勉強も大切です。
なのでA1は、スタートラインだと思ってもらえればと思います◎
ちなみに私は、ベルリンに移住することに興味を持つ前まではドイツ語は全く勉強したことがなく、エヴァンゲリオンのアスカが言ってる『グーテンモルデーン!』と進撃の巨人の歌が少しドイツ語らしいぞ、ぐらいの知識でした。苦笑
きっと、オペア留学を選択したときの一番最初の壁って『ドイツ語A1レベル』の習得だと思うのです。
私もまだまだ勉強している身なので大きなことは言えませんが、日本にいた頃どんな勉強をしたのか、シェアしたいと思います◎
参考になれば、幸いです 🙂
ドイツ語A1レベルってどれくらい?
- 相手がゆっくりと明確に発音してくれれれば、簡単な言葉でコミュニケーションすることができます
- 日常的でよく使われる表現や簡単な文(例えば自分の家族について、買い物や仕事、身近なことについての情報)を理解し、活用することができます
- 自分や他の人を紹介したり、他の人に個人的なこと、例えばどこに住んでいるのか、どんな人を知っているのか、どんなものを持っているかなどを質問をすることができます
本当に簡単な基礎的な会話がドイツ語できる、という証明になります。
『ドイツ語A1レベル取得証明書』の取得方法
1、ゲーテ・インスティトゥートで行なわれている試験を受験する
詳しくはゲーテ・ドイツ語検定試験A1:スタート・ドイツ語1に書かれているので、読んでみてください。試験日・会場につてはこちらに詳しく書いてあります。
2、大学等で学んでいた経験がある方は、その成績証明でも代用可能があります。
実際に可能かどうか自分で確認したわけではないのですが、何人かドイツでオペアをしたことがある方に話を聞いた時に、大学の成績証明でも代用は可能だと聞いたことがあります。
もし大学でドイツ語を専攻していたことがある方は代用可能か、各自確認を取ってみてください◎
私は大学でもドイツ語を選択していなかったので、ゲーテ・ドイツ語検定試験A1を受験。
立てていた渡独計画で1ヶ月後に行われる試験に合格する必要があったので、以下のような計画を立てて勉強をしました。
オススメの参考書も紹介しています◎
1ヶ月独学でドイツ語A1テストに合格するまでの道のり
まず最初に、試験の仕様を理解するために一度過去問に目を通しました。
A1試験の想定練習集は、ここで見ることができます。
→http://www.goethe.de/lrn/prj/pba/bes/sd1/mat/jaindex.htm
目を通した感想は、『うん、全くわからない。』
そこで、ドイツ語というものがどういうものなのか最初に理解する必要があると考えました。
それを行うために、私は『ドイツ語のしくみ』という本を一週間かけて熟読。
この本は物語仕立てで、とても読みやすく、すぐに読み終えることができます。ただ、やはり初めての知識を頭に入れていく作業なので、なかなかうまくじんわり頭に沁み込んでくれませんでした。でも、焦らず何度も読み返すことで理解を深めていきました。
細かい文法のルールなどは頭に入ってはいませんが、”ドイツ語の雰囲気”はつかめたと思います◎
”ドイツ語の雰囲気”がつかめたところで、さらに理解を深めるべく、単語の暗記に取り掛かります!
使用したのは以下の2つ。
・ドイツ語単語 – 独検・国際試験対応 – JAT LLP(アプリ)
私が使っていた時は『A1レベル基礎単語』という名前で、今はバージョンアップして少し仕様が違うみたいですが、単語帳などで覚えるよりも、アプリを活用した方が発音も音声で確認することができるのでオススメです◎
・ドイツ指差しブック(本)
単語の意味や状況がイラストで丁寧に説明されています。私は視覚から頭に記憶していくことの方が得意なので、かなり助けられました。
その後、文法を理解していく作業に入ります!
作りがシンプルで、一つの文法に対して理解できるように丁度いい量の問題が載っています。
ここでもう一度、最初に見たとき全くわからなかったA1試験の想定練習集を実際に解いていきます!
→http://www.goethe.de/lrn/prj/pba/bes/sd1/mat/jaindex.htm
…と行きたいところですが、その前に少し休憩。単語と文法を叩き込んで、勉強らしい勉強に少し疲れてしまいました。苦笑 そこでちょっと、”楽しく勉強する”にフォーカスします。
そこで見たのはNHKの『テレビでドイツ語』シリーズ(2016年版)。
この番組ではベルリンを舞台に、ドイツ人の俳優2人組がドイツ語のインタビューを行ったり、レポートしてくれる部分がありました。ベルリンに行きたかった私はもう毎回楽しみで仕方なかったです! クイズ対決やドイツの芸術や教育、政治について取り上げるコーナーもあり、とても興味深く見ていました。
そして何より、この番組を初めて見たときに『あ、、ドイツ語、わかる!!!』という大きな感動を味わったことが一番の収穫でした。今までやってきたことは、無駄じゃなかった!ということがわかったので、さらにやる気のモチベーションがあありました。
また、今まで文字からの情報でしか勉強できなかった部分から実際に人が会話をしていることを見て、聞く、自分でも話してみる、という勉強もすることができました。
現在放送中の『旅するドイツ語』も、また舞台がベルリンなのだそうです。私も、見たい…!
この『テレビでドイツ語』を挟んだ後に、A1試験の想定練習集を解いていきました。初めて見たときは、何が書いてあるのか全くわからなかったものが、なんとなく、なんとなく、、、わかる!!!という状態になっていました。もちろん完璧ではないので、何度も繰り返して問題を解いていくと、効果的です。
A1試験の想定練習集を解いてみて、圧倒的に苦手だったのはリスニングとスピーキング。
オペアとして、これから言葉を覚えていく子供や赤ちゃんと一緒に生活しましたが、彼らも同じで最初は耳から音で覚えて、次に話せるようになっていくんですよね。
個人差があるとは思いますが、私の場合その状態になるまで、その国の言葉で話さなければならない環境にある程度の期間いないということがわかっていたので、今回は”テスト対策”に絞って練習をしました。
まず、耳がドイツ語に慣れていないのでA1試験の想定練習集の聞き取り試験用想定練習集をダウンロードしてiphoneに入れて、移動時間など、とにかく時間があるときは常に聞いていました。(夢の中でもドイツ語が聞こえてくるくらいになっていました苦笑)
スピーキング対策は、周りにドイツ語を話せる人がいなかったので、とにかく自分の自己紹介はきちんと言えるように独り言のように黙々と練習。口頭試験の映像もA1試験の想定練習集で見る事ができるので、その映像を見ながら、合わせて答えを実際に言う、という練習をしていました。
そうして試験日の前日にもう一度、不得意部分の確認をして、不安もたくさんあったけれど、とにかく早く寝ました◎(睡眠は大切!)
まとめ
ということで私もまだまだ勉強中ですが、今回はオペア留学に必要なドイツ語学習方法について書いてみました。言語の勉強は終わりがなく果てしないのですが、皆さんお互い頑張りましょう◎