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イラストレーターとして、ベルリンで生活するということ#7『ドイツの子供用絵の具セットのすすめ』

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イラストレーターとして、ベルリンで生活するということ#7『ドイツの子供用絵の具セットのすすめ』

こんにちは、ベルリン在住・イラストレーターのKiKiです。

よくイラストを描くお仕事をしていると、『これは何の画材を使って描いているの?』という質問を頂きます。

頂いたお仕事の内容によって、パソコンソフトを使ってデジタルで描いたり、アナログでも画材を使い分けたりするのですが、その中でも今一番熱い、大好きな画材があります。お仕事でも特に指定がなかったり、普段自由に自分が描くイラストについては、いつもこれを使っています。

それが、ドイツの子供たちが使っている絵の具セット!!

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今回はこの絵の具セットの便利さと、万能さをご紹介したいと思います◎

 

 

ドイツの子供用絵の具セットとの出会い

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初めての出会いは、かれこれさかのぼるオペア留学をしていた3年前のこと。ホストキッズたちと一緒に絵を描いて遊ぼう!と、ホストママが用意してくれた子供たちの絵の具セットでした。

これはパレットと絵の具が合体したようなもので、パウダーになった絵の具が丸く固まった状態で配置されていて、水を含んだ筆で少しずつ溶かしながら使っていきます。

 

まず感動したことは、準備と片付けの楽さ!!

これ単体と水バケツを出すだけで始められ、片付けはこの絵の具セットを閉じて、筆をささっと水で洗うだけ!!

子供たちと一緒に絵を描いたことがある方、ない方でも自分が子供の頃だったときのことを思い出してみてください。

絵の具で絵を描くのは楽しかったけれど、絵の具を出した後のパレットの片付け…最高に嫌じゃなかったですか…?

実は私は子供の頃、『パレットをまた水できれいに洗ってしまう』という行為が嫌で、絵の具で絵を描くのがあまり好きではありませんでした。苦笑 そのストレスがなく、お絵描きに集中できるって最高だなと感じました。

保護者目線でも、小さな子供たちが、チューブに入った絵の具の出し方がうまく加減できずにカオスになっていく現場を回避できて良いのではないかと思うのです。必要な分だけパレットからとって絵を描いていくので、絵の具の無駄遣いもなくなります。チューブから出しすぎてカピカピになって使えなくなってしまった絵の具、もしくは出したけれどもこんなに量を使わなくって、チューブに戻すこともできないから仕方なく水で洗い流す。。そんなもったいないことをする必要もなくなります。

 

そんなシンプルで使いやすい、子供用絵の具セット。私も子供たちと一緒に絵を描く中で気づいたことがありました。それは…

 

子供用絵の具セットでも、あなどれない本格的な発色!!

ちょっとコツをつかむ必要がありましたが、発色がとてもきれいで、普通の水彩絵の具と変わらない使い方ができたのです。

以下の絵は、ドイツで購入した子供用絵の具セットを使って描いています。

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すでにパレットに絵の具が出ている状態で並んでいるので、次に何色を使おうか、この色とこの色の並びはどんな感じになるのか想像しやすく、筆の運びに迷うことがなくなり、絵を描くことの時短にもなっています!

 

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パレットに用意されている絵の具たちの、もともとの色たちも、優しい印象で個人的に大好きです。

 

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色遊びがどんどん楽しくなっていきます!出来上がりも、子供用の絵の具セットで描いている、だなんて全然気になりません。大人でも十分に、本格的に楽しめる絵の具セットなのではないかと思います!

 

ドイツの文房具屋さんで見つけることができる、定番の子供用絵の具セットをご紹介!

・定番の『Pelikan』ブランドの絵の具セット

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ドイツの画材といえば、『Pelikan』。万年筆などは、日本でも有名なのではないでしょうか。本場ドイツでは、『Pelikan』の様々な種類の文房具を見つけることができます。ホストキッズたちも使っていた、上のセットはどこの文房具屋さんにも置いてある定番のもの。ケースの作りもしっかりしていて、見た目もかっこいいです。

お店で見つけたもの以外にも、様々な種類があるようです。詳しくは、ぜひ公式HPを見てみてください!HPはドイツ語ですが、イラストと映像でわかりやすく説明されているので、わかりやすいかなと思います。

 

・私が愛用している『idena』の絵の具セット

 

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『Pelikan』よりもシンプルな作りで、ケースも小さく持ち運びがしやすいという理由でこちらを愛用しています。

詳しくは、こちらの公式サイトで見ることができます。絵の具セット意外にも、子供たち用に考えられたクリエイティブな画材がいっぱい載っていて、見ているだけでもワクワクしてきます!

 

・【番外編】Faber castellの水彩色鉛筆

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冒頭で、『私は子供の頃、絵の具セットの片付けが嫌で、絵の具で絵を描くことがあまり好きではなかった』と描きましたが、絵を描くこと自体はもちろん小さい頃から大好きでした。そんな片付け嫌いの私が愛用していたのは、このFaber castellの水彩色鉛筆!色鉛筆と同じ要領で絵を描いていくのですが、水を含んだ筆で少し撫でると、溶けて水彩画のように変化していくんです。その様子が面白かったのと、片付けもシンプルだったので、子供の頃とてもハマって、この色鉛筆たちと沢山絵を描きました。

ベルリンの文房具屋さんで再会し、懐かしいな〜とパッケージを眺めていたら、Faber castellの本社はドイツだったということがわかり、なんだかご縁を感じて嬉しくなりました!

絵の具セットではないのですが、水彩色鉛筆もとても面白いので、ぜひ試してほしいです。

 

 

日本でも、amazonで購入できるみたいです!

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今回は、ドイツの子供たちが使っている絵の具セットをご紹介してみましたが、いかがでしたでしょうか。私の記憶だと、子供の頃、日本ではこういうパレットはなく、チューブのものを学校の授業で使っていた気がします。今でもそうなのでしょうか?

ぜひ、子供たちも大人の方々も、この絵の具セットを試してみてほしいです。アマゾンでチェックしたら、ドイツで購入するよりも高めの値段になっていましたが、日本でも購入できるみたいです。

私はついにパレットの底が見えるくらいに使い込んだので、新しいものを購入しました。ブランドによって、色揃えも違ってくるみたいなので、他のものも試していきたいと思います!

 

 

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イラストのポートフォリオサイト

http://kiyonosaito.com/

inatagramでは、定期的にイラストを公開しています◎

@kikiiiiiiy

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KiKi

西伊豆の小さな限界集落出身。交通機関もない、1番近いお店まで車で1時間。とにかく大自然しかない小さな集落で、紙とペンと空想で無限大に遊べることが、この上ない娯楽で贅沢でした。

2012年京都造形芸術大学キャラクターデザイン学科卒業。その後、同大学マンガ学科副手を3年間務めながらイラストレーターとしての仕事を少しずつ増やしていき、2015年からフリーランスに。居場所を探して旅するように生きていたらベルリンに辿り着き、2016年の夏からオペア留学を利用して移住。2018年にアーティストvisaに切り替えました。

例えば、私のように小さい集落で暮らしている子が、そこから旅立つ時期を迎えたときに、『世界はこんなにも広くて、こんなにも選択肢があるんだ』って気づけるようなものを残していけたら、最高だなと思いながら絵と文章をかいています。

Portfolio site : http://kiyonosaito.com/
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KiKi