- 2019.03.29ロシアの執念が再起動させる天才ホフマンの幻夢世界!『ホフマニアダ:ホフマンの物語』
鬼才ソクーロフの『ファウスト』もそうですけど、ロシア映画界はしばしば、ドイツ巨匠文芸を超絶な執念と凝り方で映像化します。 なぜ? という明確な説明は無いのですが、原作テーマの普遍性・汎時代性・濃さがロ…
- 2015.06.29【まさかの来日】 天才作家シーラッハ、やはり尋常じゃなかった!
フェルディナント・フォン・シーラッハといえば、デビュー作『犯罪』で文芸界を驚嘆させてからドイツで、否、世界でもっとも要注目の作家として活動を続けている人物です。 彼はもともと日本に興味を持っていました…
- 2015.02.20今期ドイツ翻訳文芸最大の問題作:シーラッハ『禁忌』の真価とは!
2015年、翻訳ドイツ文芸界最初の衝撃は、「あの」フェルディナント・フォン・シーラッハの『禁忌』(原題:TABU)の出版であるといってよいでしょう。 シーラッハはドイツ文壇の言論人として強力な影響力を…