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ボルトとボルトでシーボルト賞

ⒸWikipedia

ボルトとボルトでシーボルト賞

みなさんは「シーボルト賞」を知っていますか?

正式名称は「フィリップ・フランツ・フォン・シーボルト賞」。

「日本とドイツにおける文化および社会のよりよい相互理解に貢献し、学問上すぐれた業績をあげた日本人研究者に授与される賞」で、ドイツにおける日本人研究者を対象とする最も権威のある賞ニャんだ=^_^=

この歴史は古くその設立は1978年のヴァルター・シェール連邦大統領の来日に遡る。
(1919年生まれのシェールさんは現在96歳!)
ドイツ連邦共和国政府によって設立されたこの賞は、アレクサンダー・フォン・フンボルト財団より授与され、ベルリンでの授賞式で連邦大統領から直接手渡されるんだ。

ん?シーボルト財団じゃニャくてフンボルト財団?

両方とも名前に「ボルト」が付いてて何か似た感じ=^_^;=
大使館のホーボルトさんにも付いてる!
この「ボルト」に何か意味があるんだろうか・・・?
クレープスさんによると、これは元々男性の名前に付いていた古高ドイツ語(Althochdeutsch)が由来の様で、意味は「潔い」とか「勇気がある」という意味みたい。
ニャるほど♪=^_^=

フォロワーさんにシーボルトとフンボルトについてアンケートを取ると、モチロン両方とも知ってる人が多かったけど結果はご覧の通り・・・

ⒸGerman Embassy Tokyo

ⒸGerman Embassy Tokyo


でも日本ではよく知られているシーボルトだけど、実はドイツでその知名度はそんなに高くなく、フンボルトの方が断然知名度が高いんだ!

次に、このシーボルト賞についてアンケートを取ると・・・
ⒸGerman Embassy Tokyo

ⒸGerman Embassy Tokyo


残念ながら、ドイツ大好きフォロワーさんを持ってしても知らない方が多い・・・

シーボルト賞の最初の受賞者は1979年度の生化学者で元京都大学医学部教授の沼正作博士。
以来毎年優れた研究者が受賞して、37回目の今年度は法制史学者で国際日本文化研究センター教授の瀧井一博博士が受賞。
今年の6月にベルリンのベルビュー宮殿でガウク大統領から賞を授与されたんだ。
© Steffen Kugler

© Steffen Kugler


瀧井さんはブラームスがお好きで、ハンブルク生まれのブラームスの影響(?)で同じ北ドイツのキールで研究されたとか♪
先日フォン・ヴェアテルン大使は、大使公邸で瀧井さんのシーボルト賞受賞のお祝いの宴を設けたんだ。

レセプションには文部科学省科学技術・学術政策局の川上伸昭局長が大臣に代わって出席してくださり、ドイツからフンボルト財団のシュテファン・メーリッヒ(Dr. Steffen Mehlich)さんが来日、かつてシーボルト賞を受賞された方々をはじめ多くの関係者が瀧井さんをお祝いしたんだ。


シーボルト賞受賞、おめでとうございます=^_^=

(20. November 2015)






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