Die Mannschaft(ディー・マンシャフト)
これはサッカー男子ドイツ代表の愛称。
昨年のW杯ブラジル大会優勝後の2014-15シーズンもいよいよ残り2試合。
6月10日にケルンにアメリカ代表を迎え親善試合を戦い、6月13日にユーロ2016予選でジブラルタルと対戦したんだ。
アメリカ代表とはW杯ブラジル大会でも対戦。⇒「監督対決」
激しい雨の中、なかなか得点を奪えず苦労した試合。
それもそのはずアメリカ代表監督は、W杯ドイツ大会でドイツ代表を率いたクリンスマン監督。
現代表監督のレーヴ監督はクリンスマン監督の下でヘッドコーチを務めた関係で、いわば師弟関係。
手の内を知り尽くされてる感で、今回の親善試合でもドイツ代表は大苦戦。
ケガや休養でノイアー選手、フンメルス選手、クロース選手、ミュラー選手、ロイス選手、ヘーヴェデス選手など主力を欠く中、ここまで代表戦全試合先発を続けるゲッツェ選手が前半12分に代表初招集のヘアマン選手の突破からのパスに見事に反応、ゴールを決めてドイツ先制。
ヘアマン選手もナイスプレー!
しかし前半41分に追い付かれ、後半87分に勝ち越しを許し1対2でまさかの敗戦・・・
そして迎えたジブラルタルとのユーロ2016予選。
ユーロ(UEFA欧州選手権)予選初出場のジブラルタルはUEFA加入が2013年。
実は代表選手の殆どがアマチュアで、ジブラルタルにある人工芝のヴィクトリア・スタジアムはUEFAスタジアムカテゴリーの「4」に相当しないため、今回の予選会場はすべてポルトガルのエスタディオ・アルガルヴェで行われるんだ。
昨年11月に行われた試合では4対0と快勝。
アメリカ戦と同じメンバーで臨んだこの試合、開始9分にヘクター選手がペナルティエリアで倒されPKをゲット♪
シュヴァインシュタイガー選手がフェイント気味に右へ蹴るもキーパーが反応、これを外してしまう。
そしてジブラルタルのペナルティエリアの外からの強烈なフリーキックは先発GKヴァイデンフェラー選手渾身のセーブで事なきを得る。
何かイヤな予感が。
しかし・・・
28分 シュールレ選手
47分 クルーゼ選手
51分 ギュンドアン選手
57分 ベララビ選手
65分 シュールレ選手
71分 シュールレ選手(ハットトリック達成!)
81分 クルーゼ選手
とゴールラッシュの7得点。
守ってはジブラルタルの攻撃をヴァイデンフェラー選手のファインセーブ連発で0点に抑え、今シーズンの代表戦を白星でフィニッシュ。
EURO2016予選グループも2位に浮上♪
1位 ポーランド | 4勝2分け | 勝ち点14 | ||
2位 ドイツ | 4勝1分け1敗 | 勝ち点13 | ||
3位 スコットランド | 3勝2分け1敗 | 勝ち点11 | ||
4位 アイルランド | 2勝3分け1敗 | 勝ち点9 | ||
5位 ジョージア | 1勝5敗 | 勝ち点3 | ||
6位 ジブラルタル | 6敗 | 勝ち点0 |
当初、ユーロ2016が行われる2016年までの契約だったレーヴ代表監督は契約を2018年のW杯ロシア大会まで延長。
ラーム選手、メルテザッカー選手、クローゼ選手の代表引退、W杯での負傷者続出の事態を受け、レーヴ監督がここまでの代表戦で起用したのは32選手。
その内、W杯に出場しなかったのは12選手。
12選手の中には、ケガや不調でW杯に出場できなかったロイス選手やゴメス選手も含まれ、彗星のごとく現れるドイツの「新星」はまだ・・・
まだまだ「ブラジル組」を押しのける選手が出てこないのが残念かも。
代表チームは選手が揃わない中、ちょうど10試合を戦って5勝2分け3敗。
ドイツ | 2:4 | アルゼンチン | ||
ドイツ | 2:1 | スコットランド | ||
ポーランド | 2:0 | ドイツ | ||
ドイツ | 1:1 | アイルランド | ||
ドイツ | 4:0 | ジブラルタル | ||
スペイン | 0:1 | ドイツ | ||
ドイツ | 2:2 | オーストラリア | ||
ジョージア | 0:2 | ドイツ | ||
ドイツ | 1:2 | アメリカ | ||
ジブラルタル | 0:7 | ドイツ |
格下のジブラルタ戦を除いては親善試合も含め拮抗した試合が続き、特にポーランドに負けた試合はちょっと焦った・・・=^_^;=
徐々にメンバーも戻りより強く生まれ変わることを信じて、とりあえず今季もお疲れ様でした=^_^=
(14. Juni 2015)
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