エルマウサミット
今年のG7サミット開催国はドイツの順番。
因みにドイツ語でサミットは「Gipfel(ギップフェル)」。
英語の「Summit(サミット)」同様「山頂、頂上」という意味。
4月にドイツ北部の、かつてはハンザ同盟の盟主として繁栄したシュレースヴィヒ=ホルシュタイン州リューベックで外相会合が開かれ、
5月にはドイツ東部ザクセン州のドレスデンで財務大臣・中央銀行総裁会議が開かれて、
いよいよ今月7日〜8日にエルマウで首脳会議が開かれるんだ。
エルマウ?
聞いたこと無いから地図をググってみると・・・
何と表示されたのはドイツ国境付近のオーストリアのエルマウ!?
同じ呼び名だけど、スペルが「Ellmau」。
ドイツのエルマウは「Elmau」で「シングル・エル(L)」。
と、言うことで改めてググってみると・・・
あれ!?
オーストリアにもうひとつエルマウ発見。
おまけにスペルも「Elmau」と一緒でシングル・エル!
でも、今年のG7首脳会議が開かれるのは、ドイツ南端に位置するバイエルン州のエルマウ城。
エルマウ(Elmau)という名前は「Elm」と「Aue」という語からできていて、「Aue」の起源は「川(河)に近い緑のエリア」を意味するそうで、まさに緑豊かな地にお城がひとつ・・・
エルマウ「城」と呼ばれてるけど、ここは5つ星の高級リゾートホテル。
1916年に完成して123の部屋があって、有名な音楽家が演奏会を開くコンサートホールもあるんだ♪
エルマウ城のある海抜1000メートルの高地に広がる豊かな自然は、ここを訪れる年間約8万人の登山家やハイカーなど自然を愛する人やウィンタースポーツ愛好を満足させてるんだ。
それだけに、サミット開催の為の準備で自然が壊されるのではないかという懸念、例えばヘリポートの建設などに対して激しい抗議があったみたいだけど、サミット後に現状復帰することで準備を進めたみたい。
同じバイエルン州の有名観光スポットのノイシュヴァンシュタイン城では、サミット開催にむけてプロジェクションマッピングが行われてるんだ♪
エルマウ城近くのリンダーホフ城、ノイシュヴァンシュタイン城、ホーエンシュヴァンガウ城といった観光スポットでは、サミット期間中見学ができなくなるという噂を聞いたけど、直接メールで尋ねたところ、通常通り営業するって返事が♪
でも、サミット開催時に行かれる予定の方は、念のため事前にもう一度確かめてみることをオススメしま〜す。
さぁ、来年は日本がサミット開催国の順番。
それにしても情報がぜんぜん漏れてこない・・・
いったい何処で開催されるのか?!
こちらの発表も注目ですニャ=^_^=
(02. Juni 2015)
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