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ドイツで出会った絵本たち(後編)お義母さんと絵本

ドイツで出会った絵本について、前回に引き続き後編です。
今回は、ドイツ人のお義母さんに、おすすめの絵本や思い入れのある本をきいてみました!

本も絵本もとても好きなお義母さん。いつもどこかの壁一面が本棚になっていて、とても素敵なお家に住んでいました。でも日本への引っ越しを機に、本当にたくさんの本を整理し、誰かに譲ったり寄付をしたそう。

ドイツにいた頃、お義母さんは「Literatur(リテラトゥーア/意味:文学・書物・文芸)」という、読書クラブのような集まりを5〜6人の友人たちとつくり、毎回1冊の小説や本を決め、定期的に集まり夕食やワインを楽しみながらお互いの感想を語り合っていたそうです。



これは夫が子どもの頃に読んでいた絵本たち。お義母さんがずっと大切に保管していて、約20年〜30年の時を経て、いまは息子たちが読んでいます。

そんな本好きなお義母さんに好きな絵本・思い入れのある絵本を聞くと長いリストを作ってくれました。全部紹介したいのですが、長文になってしまうのでこの中から5冊をご紹介します!

Gute Nacht, Lieber Mond (英語:Goodnight Moon / 日本語:おやすみなさいおつきさま)


「Gute Nacht, Lieber Mond(グーテナハト リーバーモンド)」は、こうさぎがお部屋にあるもの一つひとつに「おやすみなさい」を言って、眠りにつくまでのお話。緑の壁と、赤い床がとても特徴的なお部屋です。夫が生まれた時、リンダーというアメリカ人の友人にこの絵本をプレゼントしてもらったお義母さん。リンダーはデンバーにある有名な絵本屋さんで長年勤めていた方で、そんな彼女が選んでくれた一冊がこの絵本だったそう。そしてお義母さんにとってリンダーや絵本屋さんと繋いでくれる大切な思い出のある絵本です。長男が小さい頃、この絵本を読んだあとベッドの中で「おやすみ、テディ〜。おやすみ ほし〜。」とこうさぎの真似をしていました。きっとこの絵本を読んだたくさんの子どもたちが同じようにこうさぎの真似をしたんじゃないかなあと思います。


Klopf an!


「Klopf an」は日本語で「ノックをする」という意味。この絵本は夫がとても好きだった絵本の一つで、ドアになっているページをコンコンコンと叩いて次のページを開いてみると部屋の中にいるウサギの家族や赤ちゃんの部屋の中の様子を見ることができます。私の息子たちも1〜2歳の頃とても好きだった絵本で、何度も何度も読んだのを覚えています。


Wir können noch viel zusammen machen (日本語:いっしょがいちばん)


日本語訳版は「いっしょがいちばん」となっていますが、ドイツ語のタイトルを直訳すると「ぼくたちはまだ一緒にたくさんのことができる」です。登場人物は友達が欲しい小さなさかなと小鳥とこぶた。そんなまったく違う三匹が出会い仲良くなっていくお話です。この絵本の作者のFriedrich Karl Waechter(フリードリヒ カール ヴェヒター)さんはポーランド出身のドイツの漫画家・作家・劇作家で、お義母さんも「彼はとても有名なイラストレーターだったの」と話してくれました。この「Wir können noch viel zusammen machen」という絵本は1975年にドイツ児童文学賞を受賞しました。「ぼくにお友達がいたらいいのに」という子どもとその子を励ますママとパパとの会話もイラストもとっても可愛い・・・。



Das Traumfresserchen (日本語:ゆめくい小人)


この絵本の作者Michael Ende (ミヒャエルエンデ) は有名な「モモ」を書いた児童文学作家。恐ろしい夢を見るのが怖くて眠ることが出来ずに衰弱していく姫の為に旅にでた王様が荒野で不思議な小人に出会うお話です。お義母さんの友人のUrsel(ウアゼル)さんには、4人の子どもとなんと11人の孫がいます。そんな彼女が、自分の子どもたちや孫たち、友人の子どもたちに必ずプレゼントしたのがこの「Das Traumfresserchen」という絵本。「子どもたちにとって怖い夢を見ないようにする方法を知ることはとても大切だから」と夫が小さい頃にプレゼントしてくれたそうです。ウアゼルさんがあの優しい笑顔で話しているのがとても想像できます。もし子どもが夢を見るのを怖がっていたら、是非一度この絵本を読んでみてください。

Wer hat mir auf den Kopf gemacht (日本語:うんちしたのはだれよ!)



「Wer hat mir auf den Kopf gemacht 」は日本でもとても有名で人気のある絵本なので、知っている方も多いのではないかと思います。この絵本が発売された1993年頃に、デザイナーをしている友人のもとでインターンをしている子がプレゼントしてくれたそうです。「あの頃にないタイプの絵本だったからとても強く印象に残ったの。そして30年以上たった今でも人気で色んな国で愛されているってすごいことよね。」と話してくれました。


おまけ:窓ぎわのトットちゃん


「Totto-chan: The girl at the window(窓ぎわのトットちゃん)」に少し前にハマっていたお義母さん。私はまだ読んだことがないと言うと「トットちゃんはとても面白い子なの」と嬉しそうにあらすじを教えてくれました。今、私の読みたい本リストの中に入っています。



ドイツで出会った絵本前編後編、いかがでしたか?読んでみたい本はありましたか?まだまだご紹介しきれていないおもしろい絵本がたくさんあるのでまたご紹介します!最後まで読んでいただきありがとうございました。

著者紹介

tomomi

イラストレーター。広島県出身。現在は南ドイツの小さな町在住。ドイツ人夫との結婚を機にドイツ語ゼロの状態で2017年に移住。ドイツで出産を経験し、2歳と4歳の男の子の育児に奮闘中。Instagramではドイツ語での日常会話や、日々の出来事をゆるいイラストと共に紹介しています。

Instagram : https://www.instagram.com/tomomi.ger/

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