素顔のフランクフルトに会えるグルメスポット!「市場」のおいしい楽しみ方
日本からの直行便が到着するフランクフルトは、多くの日本人が立ち寄る街。高層ビルが立ち並ぶ都会なだけにレストランも豊富ですが、せっかくならローカルなグルメを味わってみたいですよね。そこでおすすめしたいのが「市場」。地元の人が行列する絶品ソーセージやワインバー、リンゴ酒屋台など市場のおいしい楽しみ方を紹介します。この地に根付く食文化を丸ごと味わいに出かけましょう!
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フランクフルトで一番有名な市場といえば、クラインマルクトハレ。旧市庁舎と木組み家屋に囲まれた美しいレーマー広場の近くにある、屋内市場です。最近はメディアで紹介されることも多く観光客にも人気ですが、ずっと通い続けている常連客もたくさん。新鮮な野菜や果物、肉、魚、パンにチーズ、デリ…おいしそうな食べ物がぎっしり並ぶホール内を見て歩いているだけでもウキウキしてきます。タパスやコーヒーなどがいただけるカウンターもあるので、さくっと腹ごしらえするのもいいですね。
2階にはドイツ料理やイタリアンのレストランが並んでいて、市場を眺めながらゆっくり食事ができます。テラスにはフランクフルト近郊のワイナリー直営のバーがあり、いつも地元の人たちでいっぱい。種類豊富なワインは手頃な価格で、カウンターでちょっと一杯ひっかける感じの気楽さが魅力です。ここにはフードメニューはないのですが、じつはちょっとした裏ワザがあって・・・1階で買ったソーセージやパンなどを持ち込んで、ワインと一緒に楽しむこともできるんです。
ドイツといえばビールのイメージが強いですが、フランクフルトのようにワイン産地に近い地域や、比較的大きな都市ではワインもよく飲まれています。
そして、フランクフルトが誇る地酒といえばリンゴ酒、アップルワイン(ドイツ語でアプフェルヴァインまたは方言でエッベルヴァイ)!フランクフルトのレストランや居酒屋には必ずといっていいほどあるソウルドリンクですが、市場で飲む一杯もまたオツなもの。
歩行者天国のショッピングストリート、ツァイルの東端にあるコンスタブラーヴァッヘ広場は、市場が立つ木曜日と土曜日になるとアップルワインを楽しむ人たちで大賑わいです。
リンゴ農家特製のフレッシュなアップルワインやジュースは大きなポリタンクに詰められていて、大きなグラスにこぼれんばかりに注がれます。この豪快な感じがなんともいいんですよね~
春のシュパーゲル(白アスパラガス)、夏のベリー類、冬のクリスマス・スイーツなど四季折々のおいしいものが並ぶ光景は、まさに眼福!
フランクフルトにはレストランもよりどりみどりですが、ぜひ市場を歩いて、そこに根付く食文化やふだんの生活にふれてみてください。「高層ビルが立ち並ぶ大都会」のイメージがちょっと変わって、ぐっと身近に感じられると思いますよ。