【今週のドイツ語】Hü oder Hott sagen
意外と知られていないのですが、ドイツは乗馬大国です。ですからもちろん馬もたくさんいるのですが、そんな馬にまつわる表現を今日は紹介します。
馬車を操縦する「御者」は、馬に様々な命令を出して、馬の進む方向など指示しています。ドイツ語で命令するときには、 hü! と命じると馬は左へ、hott! と命じると右へ行くのだそうです。
hü oder hott sagen
ヒュー オーダー ホット ザーゲン直訳すると 「ヒューまたはホットと言う」となります。
「ヒューと言ったホットと言ったりする」という意味なのですが、この状況を馬になって想像してみてください。
御者が、一度は左!と指示を出したので、いざ左に曲がろうとしたら、今度は右!と言われました。「え?さっき左って言ったよね?右なの?左なの?どっち?」と混乱するはずです。
このように、コロコロと言う事や考えが変わること、発言や行動が矛盾していることを表しているのが今日の表現です。
Die Schülerinnen und Schüler wissen, dass ihr Lehrer manchmal hü und ein paar Tage später hott sagt.
生徒たちは、先生の言うことが数日後には変わったりすることが時々あると知っている。【今週のドイツ語】
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