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【今週のドイツ語】um die Ecke denken

©Miwako Kamo

【今週のドイツ語】um die Ecke denken

最近、「謎解き」なるものが流行っているようで、テレビでやっているとつい見てしまうのですが、なかなか正解できません。頭を柔らかくして考えるのって難しいですね。「ヒラメキ力」や「発想力」を鍛えなければと思うのですが、ドイツ語ではこういう時どんな言い方をするかご存知ですか? 

 

um die Ecke denken

ウム ディー エッケ デンケン 

 

Ecke は「角」、um die Eckeは「角を曲がって」という意味なのですが、これにdenken「考える」が続くと意味の違う慣用句になるんです。ドイツ語辞書の権威、Duden(ドゥーデン)のオンライン版には「通常の道筋とは違った方法で考える、型通りでない考え方をする」とありますが、なぜそのような表現が生まれたかの説明はありません。でも想像するに、角を曲がったところというのは、大通りからちょっと外れたところというイメージなので、みんなが通る大通りから外れる=型にはまらない、となったのでは。あくまでも想像ですが。 

 

いずれにしても、ヒラメキや発想力を駆使して問題を解くという感じですね。  

 

Um das Rätsel zu lösen, musst du ein bisschen um die Ecke denken. 

このなぞなぞを解くには、ちょっと発想を変えてみないと 

 

また、ドイツのある新聞についてくる雑誌に„Um die Ecke gedacht“(gedachtはdenkenの過去分詞)というタイトルで連載されているクロスワードパズルがあるのですが、このタイトルを日本語に訳すとすればどんなふうに訳せるでしょうか。「ヒラメキクロスワード」とか「発想力全開」とか?もっといいアイディアがあったら教えてくださいね。 

 

ちなみに、um die Eckeには「角を曲がってという以外に「ちょっとそこまで」「すぐそこ」というような意味もあります。 

 

Ich hole Brötchen fürs Frühstück vom Bäcker um die Ecke.  

すぐそこのパン屋さんで朝ごはんのパンを買ってくる 

 

なんて言い方もできるので、覚えておくと便利です。ヒラメキからちょっと話がそれましたが 

 

Text by Kumiko Katayama 

 

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