【今週のドイツ語】auf freiem Fuß sein
今年のゴールデンウィークは、久しぶりに行動制限がなく、自由な移動が可能になりました。一度制限されてみると、自由に動き回れるって本当に幸せ…って実感できると思いませんか?
今、そんな気分を分かち合える人にお贈りしたいのがこの言い回し。
auf freiem Fuß sein
アウフ フライエム フース ザイン
freiは自由、Fußは足。全部直訳すると「自由な足の上にいる」となるのですが、そのココロは…?
これが意味するところは「自由な身である」こと、「自由に動き回る」こと、そして、自由の対極にある刑務所から「釈放された」ということ!なんです!
Er ist erst seit einer Woche auf freiem Fuß. 「彼は一週間前に釈放されたばかりだ」
そういえば何年か前、工事現場で誤って壁の空洞に閉じ込められてしまった猫が救出されたという記事がありました。その時の見出しが
Kater ist endlich wieder auf freier Pfote「オス猫、ようやく解放される」
最後のPfote(プフォーテ)は「動物の足」。猫だけに、auf freiem Fuß ではなくauf freier Pfoteなのですね。
刑務所からの釈放でなくても、壁からの救出劇でなくても、青空の下で自由に動き回る解放感は、なにものにも代えがたい幸せ。自由を噛みしめ、自由に感謝するGWとなりました。
Text by Kumiko Katayama
今週のドイツ語
これまでに紹介した今週のドイツ語が本になりました。
「見るだけで楽しく学べる「暮らし」と「文化」 ドイツのことば図鑑」 というタイトルで、これまで3年以上に渡ってこのサイトで連載をしてきたものを、大幅に加筆修正し、さらに詳しくわかりやすく、そして面白く、例文や関連用語なども載せて紹介しています。
画像をクリック、または「ドイツのことば図鑑」で検索してみてね!