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ロベルト・コッホと北里柴三郎

ⒸGerman Embassy Tokyo

ロベルト・コッホと北里柴三郎

出張中のフォン・ヴェアテルン大使に代わってヘルツベルク公使が臨時代理大使として、神奈川県相模原市にある北里大学で行なわれた「第13回ローベルト・コッホ研究所/北里研究所・北里大学合同シンポジウム」(主催:学校法人北里研究所・北里大学、後援:ドイツ連邦共和国大使館)に出席したんだ。

ロベルト・コッホ研究所はドイツの医師、細菌学者で1905年にノーベル生理学・医学賞を受賞した「近代細菌学の開祖」のロベルト・コッホ(1843〜1910)が1891年に「王立プロイセン感染症研究所」として設立。

そして北里研究所は医学者、細菌学者で「日本の細菌学の父」として有名な北里柴三郎が1914年に設立(ということは今年で100周年♪)、そしてその北里研究所創立50周年の記念に設立されたのが北里大学ニャんだ=^_^=

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実はコッホさんと北里さんは師弟関係。
1885年に北里さんはベルリン大学に留学してコッホさんに師事。
1889年には世界初の破傷風菌純粋培養法に成功し、1890年には破傷風菌抗毒素の発見、血清療法を開発と、当時の医学会を驚かす功績を次々と挙げたんだ。
1892年に惜しまれつつも日本の医学会のために帰国。
その後は日本で細菌学の研究を深めると同時に、日本医学会の為に献身的に尽くしたんだ。

また、コッホさんは北里さんに招かれて1908年に来日。
その際は明治天皇にもお会いし、国賓級の歓待を受けたんだ。

今回のシンポジウムの為にドイツからロベルト・コッホ研究所の4人の博士が来日。
ラインハルト・ブルガー(Reinhard Burger)博士はロベルト・コッホ研究所の所長さんで、今問題になっているエボラ出血熱に関する「Ebola preparedness in Germany:Response to a surprising outbreak(ドイツにおけるエボラ出血熱対策:驚くべき感染拡大を受けて)」と題した特別講演をされたんだ。
気温が高い現地で、二次感染を防ぐために宇宙服の様な防護服に身を包んで作業する医療関係者の方々は、服の中の温度が43度にまで上がるため、仕事は長くても1時間が限界とのこと。
過酷・・・

早く治療薬が開発されて、一人でも多くの方の命が助かりますように=^_^=

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(シンポジウムに出席された、左から藤井清孝北里研究所理事長、ヘルツベルク臨時代理大使、ラインハルト・ブルガー博士、ベルンハルト・レナルド博士、土屋定之文部科学審議官、ディルク・ブロックマン博士、小林弘祐北里大学学長、ダニエラ・ヤコブ博士)

(08. November 2014)




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