ピアノが黒いのはなぜ?
ちょうどこのブログを書いていたらテレビからチコちゃんの「ボーッと・・・」という決め台詞が。
ピアノが黒いのは、日本の湿気対策で漆が塗られたことが始まりとか。
今までそんなこと考えたことなかった・・・=^_^;=
ちょうど番組の中ではシーボルトのピアノのこともちょこっと紹介されてました🎹
先日大使公邸でハウスコンサートが開かれ、メインは遠く山口県は萩市からやってきたそのシーボルトのピアノ。
1823年にオランダ商館の医官として来日したドイツ人フィリップ・フランツ・フォン・シーボルトが持ってきて、帰国する1828年に親交のあった熊谷五右衛門義比に贈られた日本に現存する最古のピアノで、普段は萩市の熊谷美術館で保存公開。
⇒ 萩市観光協会公式サイト
夜のコンサートに午前中から調律師の方が二人がかりでピアノを調律。
何しろ製造年が今から約200年前の1819年。
それこそ湿気対策など施されてなどいない超お宝級のピアノですから、調律される方はその道の専門家。
現代のピアノと違い鋼鉄の枠組みではなく木の枠なので鉄製の弦もそれほど張力が無く、特に室温が高いと音程が狂い易いそう。
ハンマーにフェルトではなく鹿の皮が使われ、その音色はどことなく固く、チェンバロと現代ピアノの中間みたいな感じ。
音量もそれほど大きくなく、でも公邸の雰囲気にはちょうどいいかも♪
ピアノの情報 ⇒ 小野ピアノ工房調律センター
コンサートでは芳賀美歩さんのピアノ、髙橋麻里子さんのチェロ、柴田俊幸さんのフラウト・トラヴェルソで、モーツァルトやハイドン、そしてシーボルトが作曲したというピアノ曲「かっぽれ」、メンデルスゾーンの姉のファニー・メンデルスゾーンの曲などが演奏。
室内楽の心地よい調べに癒されました=^_^=
(20. November 2021)
「ドイツ大使館ネコのきまぐれブログ・アーカイブ」 ⇒ http://nekoblog-yg-japan-archive.blogspot.jp