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【今週のドイツ語】Grüne Welle

【今週のドイツ語】Grüne Welle

Grüne Welle
グリューネ ヴェレ

車を運転する方ならきっと一度は経験しているのではと思いますが、大通りを走っていて、信号のたびに赤に引っかかることってありますよね。急いでいる時に限って、ほとんど “各駅停車 ”のように信号待ち。ああもう、イライラする!って、あるあるですが、運転中はどうか落ち着いて。

そんなイライラを解消するだけでなく、渋滞を軽減し、走行をスムーズにするシステムがあるんです。サーフィンみたいに波に乗ってスイスイ走れるそのシステムとは…?

Grüne Welle グリューネ ヴェレ

grünは「緑」、 Welleは「波」。そのまま「緑の波」と訳せます。

grüneと最後にeがついているのは、女性名詞Welleに合わせてgrün が変化した形です。緑は、青信号を指しています。日本では緑でも「青信号」ですが、ドイツでは青信号でも「緑」。

そんな緑の信号が波のように続いていくのを表して、こういう表現を使います。

緑の波は、決められた速度を守って走れば、ドライバーにとっては「ずっと青(緑?)」の状態が続くという仕組みです。もちろん、交差する道路との兼ね合いもあるので、完全ノンストップとはいきませんが、信号で止まる回数が減ればスムーズに走れて気分が良いし
、発進の回数も減るから、Co2 の排出が減少して環境にも優しいというわけです。

反対に、急ごうと思ってスピードを出しても、結局タイミングが合わず赤信号で止められてしまうため、あまり意味がないということに…。

日本では、信号機の「系統制御」というように専門的な言葉で呼ばれているようですね。日本の信号事情に詳しい方、もし他の呼び名
をご存知でしたら教えてください!

この仕組み、ドイツでは1926年にベルリン中心部のライプツィガー通りで初めて取り入れられということですが、当時はなんと手動式だったそうです!

切り替え担当の人は大変だったでしょうね。

今は人工知能(AI)の時代なので、交通システムもどんどん進化して、そのうち渋滞という言葉が死語になってくれればいいですね。。

ちなみにドイツ語で渋滞は Stauシュタウ(der, 男性名詞)。

ドイツで暮らすなら是非とも知っておきたい単語です。

 

©ドイツ大使館

今週のドイツ語
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