【今週のドイツ語】Mauerspecht
明日11月9日で、ベルリンの壁が崩壊して30年になります。
そこでベルリンの壁にちなんだ言葉を紹介します。
Mauerspecht
マウアーシュペヒト
Mauerは壁
Spechtはキツツキです。以前、Schluckspecht にも登場しました。
壁キツツキ・・・ 少し想像するとわかるでしょうか。
こんな人達のことです。
ベルリンの壁が崩壊したあと、存在意義のなくなった壁を削り取っていた人々のことを、話し言葉で「壁キツツキ」というようになったのです。
下の写真は、実際に西ベルリン住民が壁を削っているところに、壁越しに東ドイツの国境警備隊の職員が話しかけているところです。
ちなみに写真の説明によると、咎めたり怒っているのではなく、会話していただけだそう。崩壊前には考えられない光景です。
この写真が撮影されたのは1990年1月。
つまりベルリンの壁は崩壊していますが、まだドイツ再統一前、東ドイツという国は存在している頃のことです。
さて。
ベルリンの壁崩壊30周年を迎え、当時壁の崩壊を実際に経験した大使館職員らにも話を聞きました。
シリーズとして動画で紹介していきます。
今日は、自らがMauerspechtだった人と、自ら壁の上に座ってまわりのMauerspechteを目撃していた人の2人をご紹介します。
自らの体験談を短い動画で話していますので、ぜひ御覧ください。
Wo waren Sie, als die Berliner Mauer fiel? ベルリンの壁が崩壊したとき、あなたはどこにいましたか?
Fr. von der Osten (音声日本語、日本語字幕)
Dr. Neumeyer(音声ドイツ語、日本語字幕)
今週のドイツ語
©ドイツ大使館