ベルリンファッションの今
ベルリン、というより、ドイツにファッションのイメージを持つ人は少ないかもしれない。しかし、レベルの高いヴィンテージやセカンドハンドのショップが多く、ツーリストにも人気がある。
ベルリンらしい音楽イベントも兼ねたナイトマーケットも毎週のように行われており、ファッションに興味がないのではなく、ハイブランドのイメージがあまりないと言った方が正しいのかもしれない。高いものを着いていれば=オシャレということではない。自分に似合うものを知っている人が真のオシャレだと思う。
ベルリンにいると東京は”ファッションな街だなあ”と感じる。オシャレだなあではなく、みんな新品のようなキレイな洋服を着ていると思う。洋服にお金を掛けている人が多いとも感じる。
逆にベルリンは、本当にヨレヨレぼろぼろの古着を平気で着ている人が多いからか、オシャレな人がすごく目立つ。ベルリナーではないかもしれないけれど。
前置きが長くなりましたが、ファッションネタ繋がりで、ここ最近足を運んだおすすめのショップを紹介したい。
ここは、毎週日曜日に開催されているノイケルンのフリーマーケット会場からすぐ近くにあるヴィンテージ&セカンドハンドショップSING BLACKBIRD。
カラーごとにセンスよく並べられた洋服の1つ1つがとてもハイセンス。古着ながらトレンド傾向が分かるコーディネートがお見事。こちらも定期的にナイトマーケットやお得なショッピングが出来るイベントを開催している。
続いて、今月の初めに開催されたVOGUE Germany主催のFASHION'S NIGHT OUTにも参加していたセレクトショップ14 oz。店内やスタッフ、来場者のスナップ撮影をさせてもらったので、それも一緒に紹介したい。
14ozはハイブランドエリアであるKurfurstendamm(クーダム)に大きな店舗を構えており、デニムブランドを中心に、シンプルで、
上品なデザインが豊富に揃っている。宮殿の跡地というその圧倒的な高級感と存在感を持つ建築から什器、ブランドのラインナップまでかなりの見応えがあるため、あっという間に時間が過ぎる。
周辺のショップも合わせて、じっくり、ゆっくりショッピングしたい人には特におすすめ。
photo by satoko tanaka
最近、パリやロンドンなど近隣諸国のファッション都市からバケーションで訪れた人たちから、”ベルリンはオシャレな人が多い”と言われ、正直驚いたのだが、確かに数年前よりオシャレな美男次女が増えた気がしている。これも異様なほどのベルリンブームから来ているのだろうか?