<黒い森を楽しむ休日>
みなさんこんにちは。
Freiburg 在住の、Johannisbeere ホリックな磯貝理津子です。
テストが落ち着いたので、いままでの投稿頻度の低さを挽回すべく、昨日に続いて今日も投稿します。
今回は緑が美しいこの季節ならではの休日の過ごし方を少しご紹介させて頂きます。
この地域はSchwarzwaldに囲まれた自然豊かな土地です。日本で田舎育ちのわたしは都市にずっと滞在している生活よりも、このような暮らしをしているほうが、なんだか生きた心地がします:)
2つ私のお気に入りのスポットをご紹介します。
1:Titisee
Hauptbahnhof から電車で約30分で行ける湖を中心とした観光地です。Semester Ticketの圏内なので切符を買う必要はありません。ここの雰囲気と気候は、私に日本の避暑地リゾートを思い出させます…なにか悩みがあったりするときに癒されにいくには1番です。新鮮な空気と青々とした木々、大きな空に包まれるようです。
私は湖畔のイタリア料理店が個人的に好きで、行くたびにそこでご飯を食べています。
湖の周りは森が広がり、ちょっとした登山もできます。気持ちがいいです。お土産屋さんも多く、このGanterやRothausといった地ビールや、鳩時計などが売っています。
2:Schauinsland
トラムの2番線で終点のGünterstahlまで乗り、バスとロープウェーを乗り継いで向かうのが、Schauinslandです。Semester TicketとRegio Karteでロープウェーは割引きされます。上からの眺めは絵画のようで、心に春風が吹いて跡を残して行くような気持ちになります。冬は春風を感じることはできませんが…一面の雪景色です。
先日のJapan Abendというイベントで、日本の留学生としてインタビューを受けた際、“ドイツで驚いたことはありますか“という質問がありました。その時、私は“ドイツ人の休日の過ごし方に驚きました“と答えました。こちらでは、老若男女問わず、休日に散歩をしたり自然と触れ合ったりします。若い人たちが、こぞって山登りをしたりハイキングするという光景は私にとって少し衝撃でした。
正直私は、日本では日曜日も国民の祝日も働いている人がいるんだよなぁ…日本の休日って一体いつなんだろう…とさえ思っていますが、日本は休日にショッピングモールで買い物をしたりご飯を食べにレストランに行くという人が多いのではないでしょうか。
昼間にハイキングでリフレッシュして、そのあとカフェで地元産のビールや旬の果物のSchorleを飲み季節を感じ、夕方になると夕日を見ながら広場に座って、これまた地元産の果物と牛乳を使った1ユーロのアイスを食べながら談笑するといったドイツで過ごす時間は、すごくのんびりしていると感じます。
本当に日本とギャップが大きいため、はじめはこの時の流れに慣れることができませんでした。ですが、この生活をしていると心の充足を感じます。お金はほとんど使わず、でも心が自然に洗われ、郷土を愛することができるようになる生活ではないでしょうか。
ドイツでの時間は、勉強だけの学びだけではなく、生活スタイルの違いも教えてくれる時間でした。
現地に行ってこそ感じられることは多いですね。
今回も読んでくださりありがとうございました。
また次回お会いしましょう。
磯貝理津子