おいしい、楽しい。コルヴィッツ広場の市場
こんにちは。ライターの久保田由希です。このYoung Germanyではこれまで「ドイツで羽ばたく日本人」カテゴリーを担当してきましたが、それに加えて今回から新たに「だいすき! ベルリン・プレンツラウアー ベルク」も始まります。
プレンツラウアー・ベルクとは、ベルリンの地区の一つ。素敵なカフェやショップ、緑豊かな公園があって、おさんぽにぴったりなんです。この地区に十数年住んでいる私が、魅力的なスポットをたくさんご紹介していきますよ。
プレンツラウアー・ベルクってどんなところ?
ベルリンは12の行政区に分かれていて、その中でさらに細かい地区にわかれています。プレンツラウアー・ベルク(Prenzlauer Berg)はパンコー(Pankow)区の最も南に位置する地区。
ドイツ再統一前は東ベルリンだったところで、統一後は若いアーティストやクリエイターが集まり、いまでは小さな子どものいるヤングファミリーが多く住んでいます。お茶をしたり、のんびりと街歩きをするのに最適です。
コルヴィッツ広場で、 ふだんの暮らしを覗いてみて
今回おすすめしたいのが、コルヴィッツ広場(Kollwitzplatz)周辺。感じのいいレストランやカフェが軒を連ねています。暖かい季節はアイス屋さんの手作りアイスを食べながらブラブラすると、とっても気持ちがいいんです。
広場には子どもの遊び場があり、平日はもちろん、休日は子どもたちと一緒に遊ぶパパ、ママで大にぎわい。ベルリンのふだんの暮らしが感じられると思います。
コルヴィッツ広場という名前は、この地に住んでいたドイツの芸術家であるケーテ・コルヴィッツに由来しています。広場には彫刻家・グスタフ・ザイツによる彼女の像が立っています。
土曜の市場でおいしいもの探し
コルヴィッツ広場に行くのなら、土曜日がおすすめです。この日は朝から夕方まで広場周辺の道路に青空市場が立つのです。
売っているのは野菜やパン、チーズなどの食料品に、ケーキ、ワイン、お花、手作りアクセサリーに雑貨などいろいろ。ドイツ人はどんなものを食べているのかわかりますし、おみやげ探しにもいいですよ。その場で食べられるお店もあります。
比較的リッチで子どもが多いエリアだからか、ビオ(オーガニック)の農家やパン屋さんがいくつもあります。
私は、この市場に毎週出ているブロートガルテン・シャルロッテンブルク(Brotgarten Charlottenburg)というビオのパン屋さんで、フリュフテブロート(Früchtebrot)というパンを買うのが楽しみです。
フルーツやナッツがぎっしり入っているのでほかのパンよりちょっとお高いのですが、これにクリームチーズを塗って食べると、とってもしあわせな気持ちになるんです。私の小さな贅沢です。
木曜日は、土曜日よりも規模が小さいですがが「エコマルクト」が開かれます。やはりビオのお店がたくさん出ています。
次回も素敵なプレンツラウアー・ベルクをご紹介します。お楽しみに。
コルヴィッツ広場(Kollwitzplatz)
Kollwitzstr. , 10405 Berlin