4年後を目指して
いよいよ待ちに待ったブンデスリーガが開幕!
52回目のオープニングゲームは、ドイツ時間8月22日午後8時半(日本時間の23日午前3時半)から、昨シーズンの覇者バイエルンが地元アリアンツアレーナでヴォルフスブルクと対戦するんだ♪
W杯優勝で注目を浴びているドイツの育成システム。
今やどの年代にも素晴らしい技術を持った才能ある選手が揃っているんだ。
その根幹をなすのがブンデスリーガ。
種をまき水と肥料をたっぷり与えてその才能を実らせる、ドイツサッカー連盟と共にプロジェクトを進めてきた言わば土壌。
ブンデスリーガではドイツ以外の国の代表選手も多く活躍、合計77人の選手がW杯に出場して活躍したのは記憶に新しい。
中でもドイツ代表は23人中16人、その7割近くがブンデスリーガから出場。
また、優勝の中心メンバー7人がバイエルン所属。日頃からリーグで共にプレーしてお互いを知り尽くしているのはかなりのアドバンテージ。その効果が素晴らしい結果として現れましたニャ=^_^=
バイエルンからは、オランダ代表のロッベン選手やハットトリックを決めたスイス代表のシャチリ選手など7人も出場。今シーズン、ドルトムントから移籍してきたレヴァちゃんことポーランド代表レヴァンドフスキ選手が最初に練習場に現れたときは、まだW杯期間中でグラウンドが閑散としていたみたい・・・=^_^;=
ドイツサッカーは、所謂プロ野球のオープン戦の如く、各チーム、各所で本番への調整を兼ねた試合が行なわれるんだけど、8月13日に昨シーズンのブンデスリーガマイスターとDFBポカール(ドイツ杯)王者が対戦するドイツ・スーパーカップが行なわれたんだ。
2シーズン連続でバイエルンがリーグ戦もカップ戦も制しているので、リーグ戦2位のドルトムントがこちらも2年連続で出場。結果、3大会連続同一カード♪
試合は2対0でドルトムントが2年連続勝利。
勝利に興奮するドルトムントのクロップ監督に対し、バイエルンのグアルディオラ監督は敵を賞賛しチームを分析。
この試合でスペイン代表マルティネス選手が前十字じん帯断裂の大ケガ。長期戦線離脱が確実になり、バイエルンには痛すぎる!
8月15日からDFBポカールが開幕。18日まで1回戦32試合が行なわれたんだ。
DFBポカールは日本でいうサッカーの「天皇杯」みたいな大会。
前年度の成績で全64チームが出場。
以前ブログで紹介した記事をどうぞ♪ ⇒ 「カップ戦」
DFBポカール出場64チームの内、ブンデスリーガ1部から3部のチームは所謂プロで、その下、4部以下の「レギオナルリーガ」、「オーバーリーガ」、「フェアバンズリーガ」はアマチュア。
その下にも地域でリーグがあり、ドイツサッカーを支える裾野はまだまだ続く・・・
その出場権をかけて行なわれる各地域のサッカー協会カップ戦。バイエルンとニーダーザクセン、ヴェストファーレンは参加チーム(人数)が多く準優勝チームにも出場権が与えられるんだ。
数字をみてもわかるように多くの人が参加して、その合計は650万人超。
また、レギオナルリーガに所属するにはドイツサッカー連盟からライセンスを取らなければならなくて、クラブは財政面やスタジアムの安全性を厳しくチェックされ、ユースチームの設置が義務付けられるんだ。
そして試合に際しても規則があって、ドイツ人選手育成の強い姿勢が現れているんだ。
・少なくとも6人のドイツ国籍かつ24歳以下の選手のベンチ入り
・少なくとも2人のドイツ国籍かつ21歳以下の選手のベンチ入り
・非EU国籍選手は最大3人までベンチ入り可能
先日行なわれた1回戦では早くも番狂わせが。
基本的に上位リーグ対下位リーグの対戦が組まれて、試合会場は下位リーグのホームゲーム。
通常の力関係なら右側のチームの下に勝利の赤いアンダーラインが引かれ敗者のエンブレムはグレースケールになるはずなんだけど・・・
岡崎選手のマインツ、酒井高徳選手のシュトゥットガルト、内田選手のシャルケ、アウグスブルクに今季から2部に降格したニュルンベルクと大物クラブがまさかの1回戦敗退。
ノックアウト形式だけにサッカーの醍醐味が味わえてハラハラドキドキ面白い!
2回戦は
また、CL(UEFAチャンピオンズリーグ)の予選も既に始まって、プレーオフから出場のレバークーゼンは第1戦、敵地でコペンハーゲンに3対2で勝利。幸先の良いスタート♪
CLには他にバイエルン、ドルトムント、シャルケが出場しますニャ=^_^=
そしてEL(UEFAヨーロッパリーグ)も予選がはじまり、予選3回戦から出場の岡崎選手のマインツは第1戦、ホームでアステラスに1対0で勝利♪でも第2戦では3対1で敗れ合計得点差でプレーオフ進出の道が断たれる・・・
プレーオフから出場のメンヒェングラートバッハは第1戦、敵地でサラエボに3対2で勝利♪
ELには他にグループステージからヴォルフスブルクが出場しますニャ=^_^=
(画像をクリックして今シーズンの地図をびって♪=^_^=)
ブンデスリーガ今シーズンのみどころは、やはりバイエルンの3連覇。過去にボルシア・メンヒェングラートバッハが1度、バイエルンは3度3連覇を経験しているけど4連覇はまだないんだ。
新伝説を作る大切なシーズンになることは間違いない。
バイエルンはW杯で大活躍のクロース選手がレアルに移籍。点取り屋マンジュキッチ選手もアトレティコに移籍と大きな核を失うも、昨シーズンの得点王レヴァちゃんが満を持しての加入。ライバルのドルトムントからは昨シーズンのゲッツェ選手に続いて2年連続・・・
そのドルトムントもフライブルクからW杯代表に選ばれたギンター選手が加入。
昨シーズンはディフェンダーがケガでボロボロになりながらも2位にくい込んだドルトムント。今シーズンは補強も含めここまで順調で、バイエルンにとって最強のライバルが立ちはだかる!?
そして何より注目なのが日本人選手。
2部に降格してしまったニュルンベルクからは、長谷部選手が乾選手の所属するフランクフルトへ、そして清武選手が酒井宏樹選手のハノーファへ移籍。
細貝選手のヘルタには浦和レッズから原口元気選手が加入。
そして今シーズンから1部に昇格したケルンには1860ミュンヘンから大迫勇也選手が加入。長澤和輝選手とともに旋風を巻き起こして!
昨シーズン大ブレイクのマインツの岡崎選手、シュトゥットガルトの守りの要の高徳選手、ケガから復活の内田選手と、11人の日本人選手の活躍に期待!
世界が注目し、観客動員数世界一のリーグは今年もますますチケットが取りにくいリーグになりそう・・・
国内リーグが盛り上がり個々の選手のレベルアップを図り、代表選手を育成する。
4年後の大会への戦いは既に始まってる!
今シーズンも全力で応援♪
みなさんもぜひドイツサッカーを応援してニャ=^_^=
(22. August 2014)