旅の素晴らしさ、住のリアルさ
現在、このブログも含め、様々な媒体でベルリン情報を紹介する記事を書かせて頂いています。
ファッション、音楽、アートなど、日本にいた時同様にカルチャーに特化した記事が多いのですが、私自身、2回の渡独と移住し始めたばかりで、まだまだ分からないことだらけで、一体どういった内容の記事が刺さるのか?平凡過ぎても、エッジが効き過ぎても良くないわけで、手探り状態の中、とてもやりがいを感じています。
そんな中、パーティー体験を買うことが出来るアクティビティーコマースBANANAのプロダクトの一環で、海外レポートがスタートしました。「世界に恋する旅」と題して、ここベルリンをスタート地点とし、近隣諸国など実際に行った場所のリアルな情報を紹介していきます。旅に出たくなるような写真と文章をお届けしたいと思っています。
そして、第一弾は、ベルリンの人気エリア、クロイツベルクをお届けしています。
これは長年ベルリンに住んでいる友人のアテンドがあってこそ出来た内容であり、有名なクラブが多数存在することでも知られるクロイツベルクですが、現在に至るまでの東と西に起きた歴史的背景や政治的問題など、大事なことを知れた貴重な体験でした。そういった意味でも是非チェックしてもらいたいです。
8月初、DB(ドイツ鉄道)でICE(高速列車)に乗り、アムステルダムまで行って来ましたが、ドイツの列車はとても快適でおススメです。もともと列車好きでもあるのですが、始発駅の近未来的なBerlin Hbfは、これから旅に出る!という高揚感をあげてくれる場所であり、ショップも多く、とても便利です。
ICEはいわゆる日本でいう新幹線ですが、食堂車や個室の様なボックスシートもあり、2等車両でもキレイで、ヨーロッパならではの広い間隔の座席が快適さを増しています。
ドイツは郊外に入るとすぐに広大な田園風景が広がり、農場やレンガ造りのコンパクトな家々、その地域ならではの景色が次から次へと見えてきて、自分の田舎とリンクしてとても癒されました。唯一残念なのは、発車時刻や到着時刻が遅れることが多いことと、Wi-Fiの制限があること。スマフォに夢中にならずに景色や読書を楽しめるから、使えない方が良いのかもしれませんが。
ヨーロッパの夏は本当に素晴らしくて、他の何にも替え難いほどですが、ビックリするほどあっという間に過ぎていきます。まだまだ残暑の残る日本とは比べ物にならないほど涼しい。というよりすでに寒くなっています。
最近、ライターである私さえも驚くほど、ベルリン移住を推進する記事を多数目にしますが、”旅”と”住む”では全く違うわけで、ファッションの流行ではないのです。実際に住んでいる以上、表面的な良いことばかりではなく、自分自身が身を持って経験したことやもっとリアルに伝えていく必要性を感じています。夏が終わり、現実を見出したせいかもしれませんが(笑)
それでもやはり、ベルリンは今日も美しいです。