アトリウムに響く魔女の高笑い
シュタインマイヤー大統領の訪日も無事終わり、忙しなかった事務所も通常の雰囲気に。
後片付けに追われながらも、それまでの緊張感から解放され、フォン・ヴェアテルン大使も静かに仕事に向かっていた昼下がり。
大使館の美女軍団が大使の執務室を訪れる。
部屋をノックしない手を後(うしろ)に回して・・・
にこやかに微笑む彼女たちを見たとたんに、大使の目の奥に恐怖に似た動揺が走る。
そう、今日は女性のためのカーニバル「Weiberfastnacht」。
女性たちは男性のネクタイを切ってまわるのだ!
彼女たちは後に回した手を前に出し、その手に握られた凶器を示しながら速度を落とすこと無く大使を囲むように近づく!
嗚呼、哀れ大使は逃げ場を失い彼女、いや魔女たちの生贄に・・・
成果を挙げるたびにアトリウムに響く笑い声。
それは男性たちにとっては非常ベルと同じだが、違うのは部屋から出たとたんに捕まってしまうということ。
逃げることなど無理なのである。
たとえ重要な会議中であってもお構いなし。
メープス公使も生贄に・・・
次から次へと獲物を捕まえ成果を挙げていく魔女たち。
男性からは、「今年の引き換えのキスのエア度が高すぎる!」と不満の声も・・・
カーニバルの季節到来ですニャ=^_^=
(08. Februar 2018)
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