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映画『僕とカミンスキーの旅』

© 2015 X Filme Crea>ve Pool GmbH / ED Produc>ons Sprl / WDR / Arte / Potemkino / ARRI MEDIA

映画『僕とカミンスキーの旅』

『グッバイ、レーニン!』の監督&主演コンビが12年ぶりの再タッグ!

盲目の天才画家と青年の奇想天外なロードムービー


Introduction

東西ドイツ統合を背景にした家族ドラマ『グッバイ、レーニン!』で世界中の観客 の笑いと涙を誘い大ヒットを記録、数々の映画賞に輝いたヴォルフガング・ベッカー監督。この作品で母親のために“優しい嘘”をつき続ける主人公役で一躍脚光を浴び、『ラッシュ/プライドと友情』『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』など今や国際派スターへと成長したダニエル・ブリュール。この2人が12年ぶりにタッグを組んだのが本作僕とカミンスキーの旅。ヨーロッパを舞台に世代も境遇もまったく異 なる青年と老人が織りなす奇想天外なロードムービーです。


マティスが師でピカソの友人!? かつて美術界が熱狂した盲目の天才画家と青年の奇妙な旅の行方は- 人生の不思議と豊かさ、そして美術界への皮肉も-



ベッカー監督の12年ぶりの長編最新作の舞台は美術界。高慢で崖っぷちの美術評論家ゼバスティアンを演じるのがダニエ ル・ブリュール。美術史にその名を刻んだ“盲目の画家”で、年老いた見た目からは想像もできない破天荒さでゼバステ ィアンを振り回すカミンスキー役には、『007』シリーズのMrホワイト役で知られるイェスパー・クリステンセン。スイス、 フランス、ドイツ、ベルギーの雄大かつ美しい風景をバックに老画家がかつて愛した女性の元へ、ドタバタ続きの珍道中 を繰り広げ、摩訶不思議な友情で結ばれていくドラマは、異色のバディムービーとしても観る者を魅了します。

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また無知で無名の美術評論家の青年と、“盲目の画家”という話題性でメディアに祭り上げられたカミンスキーの人物像には、アート界への皮肉と風刺も。ウォーホル、ヒッチコックなど著名人のポートレートや、ふんだんに使用される美しい絵画の数々。 変幻自在に虚実が入り混じった“フェイク感”あふれる映像世界は、大人のためのおとぎ話としても楽しめる作品です。

その他、喜劇王チャップリンの娘でもある名女優ジェラルディン・チャップリンが、カミンスキーの元恋人役を。『ポン ヌフの恋人』『ホーリー・モーターズ』などレオス・カラックス監督作品でおなじみのドニ・ラヴァンが主人公たちの旅 に割り込むホームレス役で怪助演をみせています。

原作はドイツのベストセラー作家ダニエル・ケールマンの「僕とカミ ンスキー」(三修社刊)。独創的な物語に惚れ込み念願の映画化を実現させたベッカー監督にとって、本作は『グッバイ、 レーニン!』以来の待望の長編最新作となります。

Story

31歳の無名の美術評論家ゼバスティアン(ダニエル・ブリュール)は金と名声ほしさに芸術家の伝記を書こうと思い立ち、スイスの山奥で隠遁生活を送る画家カミンスキー(イェスパー・クリステンセン)を訪ねる。カミンスキーはマティス最後の弟子でピカソの友人、そしてポップアート隆盛の60年代NYで“盲目の画家”として脚光を浴びた伝説的な人物だ。ゼバスティアンは新事実を暴く為、年老いたカミンスキーを言葉巧みに自宅から誘い出し、若き日に愛した女性のもとへ連れて行こうとする。しかしトラブル続きの旅はいつしか奇妙な方角にねじれ、思いがけない終着点に向かっていくのだった……



4月29日(土)、YEBISU GARDEN CINEMA ほか全国順次ロードショー

配給:ロングライド
監督・脚本:ヴォルフガング・ベッカー 原作:「僕とカミンスキー」 ダニエル・ケールマン著(三修社刊)
出演:ダニエル・ブリュール、イェスパー・クリステンセン、ドニ・ラヴァン、ジェラルディン・チャップ リン、アミラ・カサール
2015年/ドイツ、ベルギー/独語、仏語/123分/アメリカンビスタ/カラー/5.1ch/原題:ICH UND KAMINSKI/日本語字幕:吉川美奈子/R15+ 配給:ロングライド 後援:ドイツ連邦共和国大使館、ジャーマンフィルムズ

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