美味しい学食、これなあに?
どうも、最近つけられた通り名は"Süßer Hikari"「甘い(子供っぽい可愛さの意味らしいです)ヒカリ」。みんなの弟なめられ上手、Saarland留学中の石川です。
さあさあ、午前11時の空腹による倦怠感(朝ごはん食べてない)を乗り越えて、いよいよ夢のランチタイム。やっぱり会社の外でいただくランチは格別。一番はオムライス(のちに「キッチンマカロニの」がつく)。あの秘伝のデミグラスソースが最高なの、と小さい頃ドラマ「ランチの女王」を見て図らずもランチに憧れた自分。日本にいた頃は、学食はゆっくり食べられないしちょっと高いから、毎週周辺の四谷のごはん屋さんに一人で行っていました。一番好きだったのは、ガパオライスとハワイアンのモチコチキンのハニーマスタード味(子ブタ系男子が食べているものです)。
ただ、ドイツに来たらすっかり現地の学食に慣れてしまいました。撮りためていた写真を処理するためにもここでザールラント大学の学食を紹介します(イェイイェイ)。
ザールラント大学には学食(メンザ、Mensa)と呼ばれるものは2つあります。それ以外にもカフェやバーが7店舗ありますけど、やっぱり安いのでメンザに行くメンザです(かかってない)。その2つの学食も同じ棟の1階と2階にあるのでみんなその棟に集中します。だからちょっと混んでいる時もあります。でも上智大学みたいに空席見つかんねえということはないので後輩よ、安心して来たまえ( ̄人 ̄)。
メインとなる2階のメンザでは、日替わり定食ポジションの"Komplettmenü"、お肉や魚を使わない"Vegetarisches Menü"、好きな料理を選んだり、サラダバーなんかもある"Free Flow"の3種類に分かれます。生徒は2.85ユーロからサラダからデザートまで食べられるので、私はだいたいKomplettmenüを食べて、あんまりお腹が空いていなかったり調子が悪い時はVegetarisches Menüを食べて、好きな物があったり、Komplettmenüに飽きたりした時はFree Flowにする感じで使い分けています。ちなみにメニューは"MenSaar"というアプリから調べられます。支払いも、学生証がSuicaみたいなICカードになっているので、事前にチャージして払います。
Komplettmenüは大体ですが、こんな感じです。
その日のメインは確か牛肉のソテーとマッシュポテトの何となくイギリスを彷彿とさせるメニューでした。「定食」と言いましたが、本当に多彩です。あとたまに主食でご飯が選べます。でも個人的にはふかし芋の方が好きですかね...
Vegitarisches Menüもそれなりに美味しいので、ベジタリアンじゃない学生もよく食べています。
Free Flowはとにかく自由。サラダバーとかも主食もデザートも、何を食べてもお金払えば自由。普通の学食みたいです。
Free Flowはサラダやポテト、主食なんかが量り売りだったりするので、そういうのも使います。
ここで、とりあえず大学の生徒さん(友人。私だってぼっちじゃないもん)のお気に入りメニューを載っけてみましょう
スウェーデンからお越しの情報学専攻のザンダーさんのオススメはKomplettmenüにもよく出てくるインゲン豆のスープ"Erbsensuppe"だそうです。豆や野菜もたくさん入っていて体に良さそうです。味が濃すぎないのもポイント高いですね。
ザールラントご出身の情報学専攻のザニンさんはシュペッツレ"Käsespätzle"がお好きだそうです。シュペッツレは見た目パスタですが、もっとボソボソふわふわとしていて、優しい味の麺です。例えるなら...パスタがうどんで、シュペッツレはほうとうとかあとにゅうめんみたいな感じですかね。ちなみに座人さん(誤変換ですけど、そのままにします)は、普段からパスタを食べる麺類好きです。
ロサンゼルスからお越し(自称)の応用言語学専攻のトニーさん(仮名)はカルトッフェルシッフェン "Kartoffelsciffchen"(くりぬいたジャガイモにクリームソースを入れたやつなど、いろいろな種類がありますが、彼が好きなのはいわゆる皮付きのフライドポテト)推しでした。これもやっぱり普通のファストフードのポテトと違って、素朴で優しい味。あんまり脂っこくないですね。
オススメのメニューの写真撮ったら載せていきます。なんだかんだ言ってザールラント大学の学食は基本的に美味しいので安心しています。ではでは
07. Dezember 2016 石川輝