ドイツ情報満載 - YOUNG GERMANY by ドイツ大使館

トラブルの事

トラブルの事

トップ画像は、先日雨上がりに見た虹です。今回の話とは一切関係ありません(笑)

こんにちは、T.Yです。今とてつもなく暇なので、ブログ書いてます。ただ今バイロイトでは雨が降っていて、寒いです。

さて、前回トラブルについて書くと言いましたが、どれも私のポカが原因の阿呆なものばかりです。このような目に合う方がいらっしゃるかは分かりませんが、とりあえず私の馬鹿げたミスをここでさらしておきます。

トラブル① バイロイト到着2日目、自分の部屋から閉め出される

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鍵問題あるあるですね!
私の寮は、キッチンだけ共用のWGです。つまり、私は外に出るまでに自分の部屋→扉→共同キッチンのある共用スペース→扉②→玄関、という段階を踏まなければならない訳です。

当時私の部屋には友人が遊びに来ていました。友人が帰る時になって、私は彼女を玄関まで送っていこうと部屋を出ました。そして共用スペースを抜け、二枚目の扉を開けて出てそれを閉めました。
そこまでした時、ふと友人がこう言ってきました。

友人「ねえTちゃん、そういえばここまで出てきちゃって大丈夫なの?鍵持ってたっけ…?」

私「…………( ゚Д゚)(顔面蒼白)」

私はその時ようやく気付いたのです。

その扉②は、自分の部屋の鍵がなければ開けられないことを。
そして、自分はその鍵を部屋に置いてきてしまったことを。

慌てて、WGの他の同居人に開けてもらおうと、ベルを鳴らしたり扉をたたいたりしてみました。しかし、当時(恐らく)ここのWGにいたのは私以外には一人だけ(私のWGの定員は五人です)、しかも何度ベルを鳴らしてもその人は出てこない。運が悪いことに、ちょうどその時、その人は不在だったのです。

つまり、今WG内にはこの鍵を開けてくれる人は誰もいないという事に…えええーーーーーどうしよーーーーーっっ!!!半狂乱になりました。泣きそうになりました。

近くの部屋の人に協力してもらって鍵を開けてもらおうとしたのですが、鍵が合わず開きませんでした。そりゃそうですよね、別の部屋のものですもん。
昼時ならまだよかったかもしれませんが、この時はもう夜。家主さんももういません。詰んだとはこのことですね。
結局、私は着の身着のまま、友人の部屋で寝床のお世話になることになりました。携帯も持っていなかったので、本当にこの時友人といてよかったと思いました。

翌日の朝、家主さんに「鍵忘れて閉め出されました」と伝え鍵を開けてもらいました。これで半日部屋締め出され事件は無事解決した訳ですが、もしあの時友人がそばにいなかったらどうなっていただろうと思うと今でもぞっとします。まだ来て二日目、なんのつても持っていない。そんな私が一人でこの出来事に直面していたら…。恐ろしすぎる。
鍵を持っていないことの恐怖を身をもって体験しました。

あれから、私は鍵をズボンのポケットに入れて絶対に手放さないようにしています。(ズボンでない場合は、かばんの中に入れ、外に出るときは必ず持っているか確認しています。)

皆さんは、決して鍵を忘れないようにしてくださいね。鍵を閉めずに部屋を放置する恐怖は味わってはいけませんよ。



トラブル② ①から四日後、博物館にかばんを忘れる

これは、本当に、何故自分でもやらかしたのか謎すぎるポカです。
この日、私は友人と一緒に街巡りをしていました。いろいろな所を回り、私たちがやってきたのは旧市街にある新宮殿。

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十八世紀のバイロイト辺境伯夫妻・フリードリヒとヴィルヘルミーネのレジデンツです。彼らはバイロイトを文化的に繫栄させたこの町一の偉人としてよく知られています。
ちなみに、辺境伯夫人ヴィルヘルミーネは、あの「国家第一の下僕」の名言で名高いプロイセン王国の啓蒙専制君主・フリードリヒ二世(大王)のお姉さんとしても有名です。(私は彼女のファンです)

ここはバイロイトの観光名所の一つです。中に入ると向かって左に博物館があって、新宮殿の歴史を知ることが出来ます。

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ドイツでは、大体どこの博物館でも大きな荷物は預けるのが基本です。この時、私はショルダーバックとトートバックを持っていました。
職員に言われ、私はトートバックをロッカーに預けました。しっかりしたつくりで鍵もついています。

新宮殿めぐりは何事もなく終了しました。イタリアをモチーフにした部屋や一面貝殻でできた部屋など、ロココ調のふんわりとしたかわいらしいお城でした。(中の写真は取りづらい雰囲気で取れませんでした…。)

さて、新宮殿の観光も終わったことだしと、そこを離れて市街地へと繰り出しました。
市街地にはお店がたくさんあります。せっかくなのでおやつにアイスを食べようという事になり、私は財布を出そうとショルダーバックの中を探りました。

そこから、あまり見覚えのない鍵が出てきました。

私(?)

一瞬なんだかわかりませんでしたが、すぐにそれが新宮殿で荷物を預けた時のロッカーの鍵だと思い出しました。

私(…………( ゚Д゚)(顔面蒼白))

そして、左肩にいつもあったはずのトートバックがないことにそこでようやく気付いたのです。

アイスはいったん止めて、私は友人とともに新宮殿へ戻りました。
しかし、すでに新宮殿は閉館していました…!しかも、またも運悪く、閉館したのはほんの十五分ほど前。
私は、自分のトートバックを博物館のロッカーに半日置いておくというなんとも間抜けなことをしでかしてしまった訳です。

またやらかしてしまった私を、友人がアイスをおごって慰めてくれました。チョコレート味です。美味しかったです。

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幸いトートバックの方にはそこまで重要なものは入っておらず、半日なくても何とかなりました。

その次の日、ちょうど朝に住民登録をしたのですが、それが終わってからすぐにトートバックを回収しに行きました。
職員さんはロッカーが一個閉まりっぱなしだったのに気付いていなかったのか、トートバックはそのまま中に放置されていました。面倒なことにならなくてよかったです。

とりあえず、これが今のところの大きな失敗です。海外でトラブルの説明をするのは本当に大変なので、自分で気を付けられるところは自分で気を配ることが大切だと思います。
まあトラブル対処も勉強にはなるのでしょうが(笑)

それでは、今回はここで締めます。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

T.Y 2016.10.23 5:20

上智大学ドイツ語学科学生チーム

上智大学外国語学部ドイツ語学科在籍中の大学3年生(2019年4月現在)。2018年夏学期〜2019年夏学期 までドイツ各地に留学中。
真野 萌(Bonn)
大橋 ふみな(Heidelberg)
磯貝 理津子(Freiburg)

上智大学ドイツ語学科学生チーム