パリ、ルクセンブルク。その1
注:パリは全く関係ありません。
どうも。自転車で通りすぎる人にヒヤヒヤしながら元気に歌うSaarland留学中の石川です。
...この間ザールブリュッケンに遊びに来た父とちょっと足を伸ばしてルクセンブルクに行きました。ルクセンブルクはザールラント州の隣にある「国」です。(ドイツとごっちゃにする人が多いから注意です)人口は50万人ほどで公用語はルクセンブルク語とドイツ語とフランス語。ヨーロッパの中心にある小さな「国」です。
そんなルクセンブルクは大学の友人(生まれも育ちもルクセンブルク、日本に留学していた)に案内してもらいました。ザールブリュッケンからバスで1時間半でルクセンブルク中央駅に到着。
そこから歩いて中心部へ。駅と中心部の間はとても深い谷があり、橋を渡って中心部に入ります。
友達に案内してもらって城壁の端っこへ。ルクセンブルクのルクセンブルクの旧市街はボックの砲台などの城壁と合わせて「ルクセンブルク市:その古い街並みと要塞群」という名前で世界遺産に登録されています。写真の奥に見える工事している橋は「アドルフ橋」という高さ43mでヨーロッパ最大級の石橋だそうです。
旧市街はその時代ごとの影響を受けた様々な建築様式があるらしいのですが、よくわかりませんでした。勉強が足りません...でもそれよりゴミがあんまり落ちていない、町中の窓に赤い花が飾ってある、ブランドのお店がたくさんあって「シャネル、エルメス、グッチ...フンッ、トレンディなブランドはルクセンに支店を置くのがステータスってもんさ(キラッ)」みたいな人が多かったりして上品な雰囲気は感じました。
道行く人もデニムにジャケットを合わせてる喫煙おじさん、そして横にはスーツをビシッと着ている(ハンカチも出してるアレ)20代ぐらいのビジネスマン?的な人など、とにかくザールブリュッケンとは建物は似てても人の雰囲気が違いました。おじいちゃんおばあちゃんも多いです。父も言ってたのですが、御殿場のアウトレットをそのまま町にした感じです(決して上手い表現ではない)。
広場のそばには大公宮がいきなりドンと待ち構えています。ルクセンブルクは大公国です(ベネルクスの国はみんな王様がいるとさっき気づきました)。公国とか大公国ってちょっとヨーロッパっぽい...大公宮と聞いて最初身構えましたが、衛兵は一人で特に何の柵や庭園もない本当に街中にあるそんな不思議な宮殿でした。
そんなルクセンブルク。ドイツからいらっしゃる方に気をつけて欲しいのが、ルクセンブルク(都市部)はドイツ語がほとんど通じません...ドイツ語で話してもフランス語で返されます。友人曰く、フランスからの移住者、越境労働者が多いからだそうです。通勤で国境を越えるなんてさすがは小国。ドイツ語圏一覧でルクセンブルクがしょっちゅう外されるのが分かります。本当にボンジュール都市でした。
ルクセンブルクの第一印象は本当に良かったです。こういう風に隣の国にすぐに行けるのは、ヨーロッパやザールラントに留学しているメリットだと感じました。ドイツ以外のことをあまり載せるとちょっとヤバいかなと思いますが(汗)、谷の底や世界遺産のボックの砲台についても色々書いていけたらなと思います。
15. Oktober 2016 石川輝