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外国人の日本にまつわる“勘違いあるある”

外国人の日本にまつわる“勘違いあるある”

ここ数年なにかと話題の“クールジャパン”。

 

実際にアニメや日本の食文化など様々なものが海外でも注目されています。

 

でも実はそれらが本来(の日本のもの)と変わった形で伝わってしまっていることも珍しくありません。

 

理由は様々です。Flüsterpost (日本語の説明はこちら)のように、すでに伝える時点で誤解のあるまま伝わってしまったもの、

 

誤解ではないけれど、現地風に意識してアレンジしたものを「日本でもこうなはず!」と思われているもの、

 

など様々です。

 

例を挙げると、ドイツでは緑茶に砂糖を入れて飲む人をときたま見かけますが、

 

これも、緑茶がヨーロッパで広まった際に「お茶には砂糖を入れるものだから」という欧州風の感覚が前提となって、「緑茶に砂糖を入れる」ことになったのか、

 

もしくは、緑茶をドイツ現地で販売している人が「日本で緑茶に砂糖は入れないこと」を知りながらも、「ヨーロッパの感覚だと、砂糖を入れたほうが受け入れてもらえるから」と考え、

 

あえて「緑茶には砂糖を入れる」ことが広まったのかは、謎です(笑)

 

でもまあ緑茶に限らず、この手の話は実はいっぱいあるのですね。

 

そしてこの手の「勘違いあるある」を今回、本(コミックエッセイです)にまとめてみました!

 

その名も「爆笑! クールジャパン ~えっ? 外国人は日本をそう思っていたの…!?~」といいます。

 

(本屋さんに並ぶのは7月16日ですが、上記のアマゾンのリンクでは、もうご注文いただけます。)

 

軽い感じで読んでいただけるかと思います。

 

ちなみに私サンドラが個人的に誤解されて、毎回微妙な気持ちにさせられるのは、

 

一部の西洋人の「日本語ができるなら、漢字は全部読めるはず」という“勘違い”です。

 

なにが困るかって、最近のニッポンの子供の名前はいわゆる「当て字」が多く、読めないことも多い(「月」と書いて「ルナ」と読む、など)のですね。

 

そんなわけで、名前を見せられても、すぐには読めず、「う~ん、・・・ちょっと(読み方に)自信がないので、確認してみますね」と言うと、

 

決まって「え?サンドラって日本語できるんじゃないの??!」と嫌~な感じで言われます(笑)

 

そもそも26文字(前後)しかない【アルファベット】と【漢字】では違うと思いますし、そしてアルファベットと違い、日本語は当て字も多いですし、、、

 

この「日本語ができるなら、どんな漢字でも絶対に読めるはず!」「日本人なら全部読めるはず!」という思い込みもある意味立派な“勘違い”だと思っております、はい。hon3
 

ちなみに、魚の種類に関しても、写真のように、日本人は漢字を全部読めると思われていることが多いです(笑)

 

hon3

そんなこんなで、この本、数々の「日本に対する“勘違いあるある”」をまとめたコミックエッセイでございます。ぜひのぞいてみてくださいね。

 

 

ちなみにおススメは92ページのコラム【「冷奴」って「クールな奴」って意味じゃないの?】です。(これは本書の帯のキャッチフレーズでもあります。笑)

 

※さて、本にも記載がありますが、それこそ誤解がないように念のために。あたりまえですが外国人が「全員」日本にまつわる「勘違い」や「誤解」をしているわけではありません。が、その一方、日本にまつわる“ちょっとかわいい勘違い”もよくみかけますので、今回はそれらを集めてみました。

 

みなさん、「爆笑! クールジャパン ~えっ? 外国人は日本をそう思っていたの…!?~」ぜひ手にとってみてくださいね!

 

サンドラ・ヘフェリン

ドイツ・ミュンヘン出身。日本歴19年、著書に「ハーフが美人なんて妄想ですから!!」(中公新書ラクレ) 、「ニッポン在住ハーフな私の切実で笑える100のモンダイ』(原作: サンドラ・ヘフェリン、漫画: ヒラマツオ/KADOKAWA)、「『小顔』ってニホンではホメ言葉なんだ!?~ドイツ人が驚く日本の「日常」~」(原作: サンドラ・ヘフェリン、漫画: 流水りんこ/KKベストセラーズ)」など計11冊。自身が日独ハーフであることから、≪ハーフはナニジン?≫、≪ハーフとバイリンガル教育≫、≪ハーフと日本のいじめ問題≫など「多文化共生」をテーマに執筆活動をしている。ホームページ 「ハーフを考えよう!」 を運営。趣味は時事トピックについてディベートすること、カラオケ、散歩。

サンドラ・ヘフェリン