夢をかなえた大臣
3月31日、東西ドイツ統一に尽力、1974年から1992年の通算18年もの長期に渡りドイツ外交の先頭に立ち続けたハンス=ディートリヒ・ゲンシャー(Hans-Dietrich Genscher)さんがお亡くなりになりました。
89歳でした。
大使館ではおとといと昨日弔問記帳を行い、各国大使をはじめ多くの方々がKondolenzbuch(コンドレンツブーフ)にお別れの言葉を寄せました。
フォン・ヴェアテルン大使は会議でゲンシャー元外相について話しました。
ゲンシャー元外相は夢をかなえた政治家です。
その夢とは冷戦の終結と東西ドイツの統一。
「外務大臣といえば『ゲンシャー』」と誰もが言うのは、その任期の長さが理由のひとつではありません。
ゲンシャー元外相は「小さな国に目を向けること」を常に重要に思っていた政治家でした・・・
ご冥福をお祈りします
(07. April 2016)
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