名曲大使公邸♪
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団来日に伴い大使公邸でフォン・ヴェアテルン大使がレセプションを開き、大勢のお客様がお越しになったんだ。
大使挨拶に続いてミュンヘン・フィルのみなさんによるモーツァルトのクラリネットクインテット(K.581)の第1楽章が演奏され、大使公邸は豊かな音色に包まれる♪
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団はドイツに数ある名門オーケストラのひとつで、その歴史は古く1893年に遡る。
ミュンヘンのあるバイエルン州には同じくドイツを代表するバイエルン放送交響楽団があり、ミュンヘン・フィルとはライバル関係。
この2つの名門オーケストラのおかげでバイエルンでは質の高い音楽がいつも響いているんだ♪
今回の来日でミュンヘン・フィルは11月25日の大阪公演を皮切りに名古屋、仙台を訪れ、現在東京での公演中。
マエストロのゲルギエフさんもお越しになり大使と歓談。
そして今回の公演でピアノ協奏曲でミュンヘン・フィルと共演のピアニスト辻井伸行さんもいらして、辛党の辻井さんはフォン・ヴェアテルン大使の用意した赤ワインを手にお客様と歓談。
各地で演奏を続け疲れませんか?と尋ねられると、「全然!ピアノを弾くことが楽しくて仕方がありません。」
レセプションは終始和やかな雰囲気で進みお開きに近づいた時、突然公邸のピアノがまさに鐘の音の如く鳴り響く・・・
ピアニストの辻井さんがリストの「ラ・カンパネッラ」をプレゼント!
卓越したテクニックで紡ぎだされる音色に、その場にいた誰もが息を呑み、吸い込まれるように辻井さんの奏でる調べに酔いしれる。
その後も「テンペスト」の名で当時一世を風靡したベートーヴェンのピアノソナタ17番から第3楽章、同じくベートーヴェンのピアノソナタ第8番「悲愴」の第2楽章と名曲を次々披露。
このサプライズ演奏が終わるや否や割れんばかりの拍手。
フォン・ヴェアテルン大使は「ピアノを調律しておけば良かった!」と語り辻井さんを強く抱きしめ感謝と感激の意を伝える。
ミュンヘン・フィルの楽団員からも愛される辻井さん、きっと演奏会も素晴らしいんだろうニャ~♪
素晴らしい音楽のおみやげを胸に、みなさん家路に就いたニャ=^_^=
(01. Dezember 2015)
「ドイツ大使館ネコのきまぐれブログ・アーカイブ」 ⇒ http://nekoblog-yg-japan-archive.blogspot.jp