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ドイツで過ごした11ヶ月

こんにちは。マンハイム大学に留学した松本真奈です。2024年2月、ドイツでの留学生活がスタートし、何もわからずすべてが新しかった環境に右往左往しながらもなんとかやり切り、そして今日12月29日この留学生活が幕を閉じます。正直とても悲しくドイツにもっといたいという感情が大きいです。本記事では、留学生活を振り返る内容でお届けします☺️

なぜドイツ留学を選んだのか

学術的な視点から言えば、マンハイム大学はビジネスの分野で非常に有名で、ドイツ国内のMBAランキングで1位にランクされるほど、ビジネスに特化している大学です。自身がビジネスの分野に興味があり学びたいと思っていたため、今回の留学でドイツの有名大学で学べたという事は、とても貴重でいろいろな刺激を受けることができました。今学期の講義にて「strategic and international management」を受講したのですが、国際的な視点から経営学を学ぶことができ、講義の中には日本の企業などが比較対象として紹介されることもあり、とても楽しんで学ぶことができました。

個人的な動機としてはドイツに留学することで英語とドイツ語の取得が可能な点、またマンハイムの地理的にも西側のドイツに属しており、英語が堪能な方が多いという事を聞いていたためドイツのマンハイムを選びました。

ドイツのbaden-wurttemberg州にあるマンハイム大学に2学期間(2024年2月から2024年12月)交換留学をしました。マンハイムにはこれといって有名観光地などはないのですが、近くには観光名所として有名なハイデルベルク城や、ドイツ最古の大学であるルプレヒト・カール大学(ハイデルベルク大学)があります。また、フランクフルトへも電車で約1時間で行けるため、非常に便利な立地です。

学業面の体験

授業内容や教授法についてですが、マンハイム大学ではセミナークラス、講義クラスの二種類があります。

セミナー

セミナーのクラスは主に少人数制のクラスです。15から20人ぐらいの人数であり、講義中もディスカッションが主に主体となり教授との距離が近いです。

評価方法

私が受けたセミナ―クラスの多くが

・授業内のプレゼンテーション

・最終レポート

しかしセミナーは交換留学生用に用意されたテスト形式で口頭試問という形でのテストを選択することもできます。これは教授と一対一で20分間程度の間出題された質問に答えていくというものです。レポートの提出となるとクラスにもよりますが、平均10から15ページに加え審査方法がとても厳しいという観点から私はオーラルテストを毎学期選択していました。

講義

講義タイプはビジネスの講義に多く、大講義室で大人数での講義です。

評価方法

講義タイプの講義は筆記試験の最終テスト100%か中間+期末合わせて100%のクラスが多いです。

ドイツ語の学習経験や言語の壁について

ドイツ語の学習経験や言語の壁についての感想ですが、ドイツ語の修得に関してはlanguage classを受講しました。ドイツ語に対する知識は全くなかったので一学期目はA1.1を受講し今学期でA1.2のクラスを受講しました。ドイツ語のクラスでは基礎から学べるので基本的な簡単なドイツ語を少しだけ理解できるようになり満足です。(笑)

英語の面においてはセミナ―のクラスに参加する場合は、専門的な英語が飛び交うため正直英語を理解するので精いっぱいと感じたことも多かったです。今学期に取っていた講義がアメリカ大統領選に関するセミナーだったためアメリカやイギリスからの留学生が多いクラスでした。実際にアメリカ人から意見を聞く機会はあまりないため貴重でとても楽しい講義だったのですが、ネイティブの話す英語はついていくのが精いっぱいで、ディスカッションなどに積極的に発言できなかったことが、悔しい点であり寄り頑張ろうと思わされた経験でした。

学業で得られたスキルや知識

学業で得られたスキルや知識で特に印象に残った科目は、IDV 402 Intersecting Realities: 2024 U.S. Presidential Election & Intercultural Communicationです。先ほどにも述べたようにアメリカからの交換留学生、イギリスやドイツの生徒とアメリカ大統領選の分析に対して議論することはとても印象に残り楽しかったです。特に授業の一環でポスター発表をU.SELECTION NIGHTというイベントがマンハイムの中心地(ALTEFEUERWACHE)で行いました。このイベントでは私たちがクラスで分析し調べたことをグループとして発表するというもので、会場にはゲストやコメンテーターが招かれ、大統領選についてドイツの視点からディスカッションしたり、アメリカ大統領選についての質問のコーナーもありました。

またinternational managementの講義では国際的な視点から見るマネジメントを基礎から学びました。毎レクチャーごとにゲストスピーカーのお話を伺いました。このゲストスピーカーの方々は有名企業の方直々に講義していただけ、特にマンハイム大学のMBAはビジネスの分野でとても有名なため卒業生の方がレクチャーしてくださる甲斐もありました。企業を挙げるとMckinsey、TKMC、Velocopter、Aspera Partnersなどの企業がありました。Velocopterの会社はヘリコプターを使用したタクシーサービスを展開しようとしているベンチャーで、現在ある問題についてなど生徒側からも次々と意見が飛び交っておりとても興味深かったです。

ドイツに関するアドバイス

旅行編

ドイツに来るみなさんが期待しているであろう周辺国の旅行についてです!

私が旅した国は以下10カ国になります。

  • スペイン
  • フランス
  • イギリス
  • ベルギー
  • オランダ
  • イタリア
  • ギリシャ
  • オーストリア
  • チェコ
  • スイス

一年のうちにこれだけの国々を回れたということにまず感謝です。

ヨーロッパにはRyanairやflixbusなどの格安で移動できる交通手段があるため低予算でもこれだけの国々を旅することが可能になります。

ここでマンハイム大学に留学される方に絶対にゲットして欲しいものが「ESNカード」です!こちらのカードはESNという学生団体が発行しているカードです。これは直接大学から10ユーロで購入することができる割引カードです。例えば上記で紹介したryanairやflixbusで使用することができます。

ryanairの問題点は安価なフライトチケットを手に入れることができても、手荷物代で20〜50ユーロかかってしますことです。この手荷物代を支払うとせっかく安価なチケットを手に入れることができたとしても高価になってしまうことに、、、ここでESNカードを使用すれば飛行機代10パーオフ➕預け荷物無料で購入することができるんです!flixbusも10パーオフで予約可能です。

是非是非この制度を利用して旅行してみてください!実際私はイギリスに往復30ユーロでチケットを取得することができました!!

ドイツでの食材調達方法

ドイツでの食材調達方法は主に「go asia」というアジアンスーパーマーケットとドイツのスーパー(aldi,netoo)でした。

ここで一つアドバイスするとすれば、日本から調味料はほぼ持参するべきだと思います。

私はドイツでgo asiaにほぼ調味料はあると聞いていたので全く持っていかなかったのですが、ドイツのスーパーや食べ物に慣れていないため初めの二週間は本当に餓死しそうになる程食べるものがないというか食べるものがわからなかったです笑 アジアンマーケットに調味料はあるのですが、基本的に価格は日本の3、4倍と思った方がいいです!

インフレで日本の円が弱い現在、調味料類や日本食は持参すればよかったと強く思いました。

まとめ

一言でドイツ留学を振り返るなら「やりきった!」という感情です。問題が起こった時への対処法、自身のメンタルへの考え方もより一層成長できたと感じます。しかし、講義に関しては積極的に発言できなかったこと、またビジネスの講義については基礎知識をしっかりと学んでおくべきだった、など授業に関する後悔はありますが、総括して自分の今ある力はやりきったと胸を張って言えます。これらの一年間のドイツへの留学生活を通じて現在、ドイツで大学院への入学を考えています。もし大学院という機会をいただくことができれば、これらの後悔や経験を絶対に活かそうと強く思います。

ここまで読んでいただいた読者の皆様、ブログを楽しんでいただけたでしょうか。何かお役に立てる情報を少しでもお届けできていたら幸いです。ここまで私のマンハイムでの交換留学生活をお読み頂き、本当にありがとうございました!この経験が少しでもみなさんのお役に立てたなら嬉しいです🙇‍♀️

またお会いできる日があれば!Tschüss!!

著者紹介

松本  真奈

岡山県出身。清心女子高等学校卒業後、関西学院大学国際学部3年の在籍中にドイツのマンハイム大学に1年交換留学。マンハイム大学ではmedia and communicationを専攻。またマンハイム大学ではAsia-Pacific Management Club eV に所属し、異文化への理解を深めるだけではなく、ヨーロッパとアジアの架け橋を築くことにも積極的に貢献。

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