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日本生活4ヶ月目のドイツ人夫に5つの質問をしてみた

日本生活4ヶ月目のドイツ人夫に5つの質問をしてみた

日本での生活もあっという間に約3ヶ月が経ちました。

最低限の家電なども揃い、家らしくなってきた部屋。

少しずつ横浜での生活に慣れてきて、息子たちも今ではスッとエスカレーターに乗り降りできるようになりました。

ドイツから船で送った大量の荷物たち・・・。
これから、段ボールで家の中が埋め尽くされると思うとゾッとします。一体どこに置いたらいいんだ・・・。

前回のブログでは、お義母さんの日本での生活の様子についてお伝えしました。

ドイツ生まれドイツ育ちの夫。

今回は、そんなオットー(ニックネーム)に日本での生活などについて5つの質問をしてみました。

 

もくじ
1. 日本語について
2. 日本での暮らしの好きなところは?
3. 苦手(または困るな)と思うことは?
4. ドイツの恋しいものや食べ物はある?
5. 日本人とドイツ人の働き方に何か違いは感じる?
 

日本語について

 

私:最近はどれくらい日本語を勉強してる?
オットー:いまは一週間に3回、45分のオンラインレッスンを受けてる。この秋にJLPT(日本語能力試験)のN4を受けようと思ってるからそれに向けて勉強中。

*JLPTはN1からN5までのレベルに分かれています(N1が一番難しい)。

仕事を頑張りながら、通勤時間や寝る前にコツコツと日本語を勉強してるオットー。えらい・・・!私もこれから学校の先生たちとのやりとりや会話でドイツ語が必須になりそうなので、オットーを見習ってドイツ語勉強を再開しようと思います。

 

日本での暮らしの好きなところは?

 

オットー:電車やバスが時間通りに来る。ゴミがなくて街がきれい。日祝日も店が開いてること。外食が美味しくて安い。あとは・・・宅配の時間指定ができる!

ほぼ日本に来た観光客のような答えですが、どれも大共感。公共交通機関が時間通りに来るのは本当に嬉しいです。ドイツで電車移動などをするときは、遅延や急な運休を見越して出発時間を計算しなければいけません。


 

バスに乗ると、乗客が座るまでじっと待ち「ご乗車ありがとうございます」「足元お気をつけください」などの声掛けを丁寧にする運転手の方・・・、日本ってすごいなあと改めて感じました。一年後、オットーに同じ質問をして、もっと沢山の「日本の暮らしの好きなところ」をきけると嬉しいです。

 

苦手(または困るな)と思うことは?

 

オットー:ニガテ、困ること・・・うーん。今(夏)は、湿度が高くて暑い。あとお店や病院の開く時間が遅いよね。お店やスーパーの音楽が多くてうるさい。クレジットカードが作れない。

最後のクレジットカードは、私も驚いたことの一つ。
まず、オットーの銀行口座を作るのにとても手こずりました。その後なんとか口座とデビットカードは作ることはできましたが、クレジットカードの審査は落ちてしまいました。未だにクレジットカードは一枚も作れていません。

在留カード、仕事、住民票、マイナンバーカード、電話番号。

この全てが揃っていても審査に通らない・・・。ネットで調べてみると、外国人が日本でクレジットカードを作るには一定の在留期間がないと難しいようです。

 

日本にあったら嬉しいドイツのものはある?

 

オットー:Müsli(ミュースリ・ドイツ版シリアル)、身体にいいパン、固い豆腐、安い果物。
私:どれも食べ物だね。
オットー:あとは、友達。
私:私もドイツにいたからその気持ちはすごくわかる。

ドイツといえば、茶色くて固いライ麦パンなどの健康的なパン。近所の小さなパン屋さんや、スーパー、どこでも気軽に買うことができます。ドイツのパンはオットーだけではなく、お義母さんや子どもたちもみんな食べたいと言っています。

私の場合は、ドイツで使っていた「大きな食洗機」が恋しくてたまりません。毎日当たり前のように使っていた鍋も入るあの大きな食洗機・・・。どれだけ便利だったか毎日実感しています。

 

日本人とドイツ人の働き方に何か違いは感じる?

 

オットー:これはあくまで、自分が働いている今の環境での印象だから、他の会社に行けばもちろん違うかもしれないよ。

私:うん

オットー:違い・・・。なんだろう。個人や自分のことだけじゃなくて、チーム全体のことを考えることのできる人は多いと思う。チームの雰囲気だったり、チームの中での役割だったり。

私:なるほど。他には?

オットー:正直なフィードバックをもらうのがすごく難しいと感じることがよくあるかな。「はい。了解(またはok)」という返事をもらったとしても、数週間後に「あ、あの時本当は賛同してなかったんだな。」だったり、「結局本人のやり方で仕事を進めていた」っていうことに気付くことがある。ドイツでもそういうこともあるけど、「それは自分はしない・できない」だったり「こっちの方法のほうがいいんじゃないか」とか、自分の意見をその場ではっきり相手に言う人が日本に比べると全然多い。

私:そうなんだねー。それぞれのいいところとそうじゃないところが出てておもしろいね。確かにもちろん職場や人によって違うんだろうけどね。

オットー:もう終わった?もういい?(そろそろ終わらせたい)

私:うんこれが最後の質問だったよ!ありがとうね。

 

改めて、色々な質問に渋々答えてくれたオットーありがとう。笑

これからもっと日本生活を気に入ってもらえるように頑張ります!

 

 

tomomi

イラストレーター。広島県出身。現在は南ドイツの小さな町在住。ドイツ人夫との結婚を機にドイツ語ゼロの状態で2017年に移住。ドイツで出産を経験し、2歳と4歳の男の子の育児に奮闘中。Instagramではドイツ語での日常会話や、日々の出来事をゆるいイラストと共に紹介しています。

Instagram : https://www.instagram.com/tomomi.illust/

tomomi